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作者近影

作者近影

制作日記

2007年1月~2007年12月31日分まで

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新寛永通寶分類譜
文久永寶の細道
天保銭の小部屋
赤錆の館
古寛永基礎分類譜
12月31日 【皆様良いお年を・・・】
本年最後の記事もN氏からの投稿画像から・・・。(Nさん本当にすごいです。)ぱっと見て覆輪、刔輪の長郭手だと思ったのですがとにかく小さい。長径が48㎜に達していません。銭文径も40㎜ほどしかなく通常より1㎜以上小さい。
48㎜以下の天保銭はかなり少なく、しかも通常の縮径品は細縁になっているものが多いのですが、これは覆輪の様子が残っています。さらに刔輪もはっきり判る。私も類品を持っていますが、それより多分小さい。輪刻印もしっかりあるようで、かなりの珍品であると思いますよ。
 
12月30日 【方泉處10冊ほか】
ネットオークションで方泉處を10冊落としてしまった。さらに福岡離郭広郭もGET・・・て、そんなに落ちなくても良かったのにぃ!
いつもはほったらかしで誰かが高値をつけてくれるのですが、さてはライバルは皆、帰郷で大騒ぎなのか?さらに大和文庫で『新寛永通宝拓影銭譜 全5集:増田趣味人編』なるものを発見し購入申込。ちっとも懲りてません。
方泉處は私がこの世界にのめり込むきっかけになった要因のひとつです。はじめて手にしたのは日暮里のR堂の店頭で、100Pに満たない本なのに定価2500円と聞いてぶったまげましたが、内容を見てその斬新な切り口に感動してインターネットでバックナンバーをも買い求めたものです。ただ、高額だったため初期のものまですべて購入できず歯抜けの状況でした。まぁ、10冊手に入ったとしても歯抜け状態は変らないのですが、読み物としての購入ですから満足です。(重複本もちらほら・・・)
今年は忙しい中でもこんな趣味を続けられましたし、今年は本業も趣味もメジャーデビューを少ししていますので良い年だったのでしょう。一方で最後の最後まで無駄遣いの続く一年でした。(といいながらまだネット応札をしている私は病気を通り越してます。)

 
12月27日 【これな~んだ?】
投稿ネタが続きます。これまた都内のN氏からの画像。Nさん、絶好調ですね。一見本座細郭、背を見てあれ・・・刔輪されてるのかな・・・くらいにしか感じません。そんな貴方は幸運の女神に見放されて貧乏神に憑かれてます。
でも、ご安心下さい。私もすぐには判断できなかった。これはやはり難しいですね。天保銭のかなりの有名品ですよこれ。
肝心な特徴がほとんど目立たない状態ですね。
こんな微細な特徴に気づくN氏はすごいです。
→ 正解はこちらの記事の中。この画像じゃ難しいかな。

※12月23日の記事にあった雑銭到着。(退点文)ライバルは多分、文源郷氏だったので期待大。結果は・・・23.5㎜、小さくはないけれど期待ほどでもなかったです。大山鳴動してネズミ一匹。
 
12月26日 【ネットから】
勇文手短貝寶に夢中になっていたら、注目していたネットオークションが終わっていました。4枚組の天保銭(画像は1枚省略)で、当初は背にずれのあるような長郭(画像左端)に目が行っていたのですが、側面画像が出て今度は右端に注目。母銭じゃないかな・・・?
他の銭が磨輪か磨耗しているのかもしれませんが、妙に大きく見える・・・これは画像のトリック?それにしても側面がきれい・・・しかも無刻印。
行く価値はあるな・・・と思っていたのですが、落札価格を見ると26500円・・・夢買いにしては高い。落とされた方の勇気に乾杯です。
 
12月24日 【クリスマスプレゼント】
クリスマスイブだというのにネットでこんな根暗なサイトを見ている全国の不幸なマニアに目の覚めるプレゼントです。画像は都内のN氏からの投稿画像です。(感謝感激!)
会津短貝寶のように見えますが、どこか変・・・というよりすごく変です。天の前足、保の人偏が異常に長い。勇文にも見えますが勇文ではない。また、勇文手にも見えるのですが人偏の形状がぜんぜん違う。
短貝寶の天前足と保人偏を無理やり伸ばしている感じです。漆盛による贋作かな・・・とも考えましたが、拡大画像を見ても不自然さがありません。とりあえず会津短貝寶の変種ということで会津勇文手短貝寶とでもしましょうか?皆様のご意見お待ちしています。

※東北のS氏から丁寧な手紙と資料を頂戴しました。いつもながら豊富な知識に感心しております。江刺銭の見解についてはまたメールで連絡いたします。どうもありがとうございました。
※12月5日の永楽についても反響の匿名メールが・・・。みなさん見ているんですね。でもメールはできるだけ記名して下さい。じゃないとうっかりゴミ箱に直行してしまいます。
  
12月23日 【投稿記事から・・・】
四国のK氏から投稿再び・・・。(いつもお世話になってます!)
何の変哲もない退点文と思いきや、外径25.6㎜、内径20.4㎜ですって!しかも選り出し品とのこと。久泉研究資料⑦で調べてみても最大級。母銭格の大きさで、地肌の感じはとてもきめ細かいのですが、母銭らしくない文字仕上げと郭。退点文直一文次大様銭というものが掲載されていてこれが内径20.4㎜、外径20.5㎜でほぼ近似してますので、とりあえず同じ銭種ということでしょうかね。退点文はまだ何か出てきそうな感じですね。ちなみに私所蔵品は最大でも外径25.3㎜、内径20.2㎜どまりでした。がんばらなくちゃ。
メールがもう一本。こちらは退点文の超巨大銭の持ち主Ⅰ氏からです。ご報告内容は・・・なんと、深字背文本体欠画通を持っていらっしゃるとのこと。すごいですね・・・まるでドラえもんのポケットのように色々出てきます。原品は未確認ですが、この方の眼力は確かなものですので是非、発表してもらいたいものです。(画像送って下さいね!)

※天保仙人から『遊びにおいで下さい』とのありがた~いお話!でも予定では当日は仕事の日・・・調整はきわめて難しい。藤原紀香からの誘いを断るような心境。いや、藤原紀香だったら断らないかな?ともかく悩ましい。

※こんな記事を書いていたら、ネットである雑銭に目が止まりました。あれれ・・・大きそう・・・。早速、応札。そしたらすぐに反撃。非常に低次元の争いですが高騰の予感。しかもライバルはかなりの目利き有名人です。手ごわそうです。

 
12月22日 【決定 ひとりよがりの10大ニュース】
10月のうちにいくつか今年のトピックスを選んでおりましたが、ここらで今年の私の10大ニュースを決定発表します。
第1位 会津藩銭長貝寶 を国際コインコンベンションで掘り出したこと。受賞理由は東京へ古銭を買いに出かけたのが2年ぶりであった喜びに加えて、久々に掘り出しの感動に会えた満足感が大きい。国際コインコンベンションは大当たりでした。
第2位 踏潰広永の超大型銭 をネットで購入できたこと。人生最大級の大博打。(ちいさいなぁ・・・)これに勝った喜びが大きいのです。
第3位 不知細郭手容弱 を天保仙人から通用母銭だと絶賛されたこと。まぁ、普通の人ならこれが一番に来るべきニュースなんでしょうけど、自分で気づいていなかったという点でポイントを落としました。張点保もそんなに少ない品だとは知らなかった。
第4位 春の古銭会に参加。天保仙人氏をはじめとする古銭界の有名人に知り合えたこと。仙人の存在は天保通寶四天王の一人として存じ上げておりました。
第5位 文献購入ラッシュ。今年は文献の当たり年でした。ボナンザはその後も追加購入して140冊近くになり本棚が足りなくなりました。天保銭事典は欲しかった本なのでうれしかった。日本古銭贋造史もどこかにありませんか?収集のバックナンバーも欲しいな。文献ごとに順位がつけられないのでまとめて5位。
第6位 アクセスカウンターがついに10万人突破。思えば遠くに来たものです。
第7位
 天保仙人に知り合ったためか、不知天保銭類 を中心に天保銭をちょこちょこ購入したこと。それまで天保銭収集は半休眠を覚悟していたのですが、焼けぼっくいに火がついてしまいました。長郭手の張足寶、覆輪銭など、超高額品はありませんがみんなかわいい奴です。これも優劣の順位がつけられないのでまとめて7位。
第8位 元文期十万坪銭輪十後打場替寶上打 を入札で入手。今年の最高出費額だと思います。ちなみに1品で5万円を超える出費はこれ以外には2位に書いた踏潰銭と水永(母銭) くらいでしょうか。それでも今年の出費は100万円くらいになっていると思います。あぁ・・・おそろしや。
第9位 猿江広穿(純白銅銭) を入札で入手したこと。たぶん、次鋳母銭の格下げ通用銭だと思いますが、ちょっと珍しい存在です。
第10位 明和期亀戸銭小字背大錯笵 の入手。こんな変なやつの入手がうれしい私は変でしょうね。もっと高額?でまともな品の入手を喜ぶべきなんでしょうが、9位、10位は私らしくまとめてみました。

番外1
 海外旅行に出たこと。(といっても2泊3日の旅ですが・・・)そのほかにも仕事や選挙で各地を飛び回りました。沖縄は暖かかったなぁ。
番外2 贋作・駄作・屑・グレー商品の購入が多かった。20万近くどぶに捨てた勘定。薩摩広郭偽白銅はともかく、ネットで購入した称:未選別の寛永の屑山は悔しい。画像とあまりに写りの違う天保銭にもあきれた。一方で贋作に興味をもってわざわざ買いに行く行為も・・・。寛永堂、古楽堂、ラムスデン作などが欲しいと思う自分が怖い。
 
収集08 1月号より
12月20日 【収集 新年号】
収集の2008年1月号が届きました。まだ、年の瀬だというのに記事はみんな『あけましておめでとう!』の類で始まりますのでちょっと変な感じ。私も仕事でときどき11月くらいに新年の挨拶を書くことがあるのですが、何度書いても違和感があってどうも落ち着きのない文になってしまいます。
それはさておき、記事の中で気になったことを拾いますと・・・
新渡戸仙岳氏についての記述がありますが、ここでも新渡戸氏の贋作者説が出てしまってます。詳細経緯については私は分かりませんが、この件については暴々鶏氏が詳しいようなのでもう一度詳細を明らかにして欲しいものです。
大分貨幣研究会の坂井博文氏の記事に、深字背文本体の欠画通の記事発見!一品物なので次の発見が望まれます。坂井様にはお手紙を何度か頂戴しました。ありがとうございます。
文源郷氏の記事に私が4月4日に記述した不知跳文が載っています。ネットウォッチャーの私はこの品の出所も落札者もストーカーのように注目していたのですが、これがそんなに貴重な品であるとは夢にも思わなかったです。福岡鋳天保について・・・を寄稿している筑後古銭研究会の中西様・・・ひょっとして銀座コインオークションの場外で私の隣でお話を頂いたNさんでしょうか?もしそうだとしたらすごい方とお話していたのですね。恐縮至極です。
今年も残すところあとわずか・・・仕事はまだまだ残ってますが、あとひと踏ん張りでしょうかね。泉界引きこもりの私でしたが今年はずいぶん表に出てしまいました。非礼なことも多かったと思いますがどうかお許し下さい。
 
12月19日 【天保銭に悩む】
不知天保銭の項を手直ししていて、勢いで全品の長径、短径、銭文径、重量の計測を敢行。結構面倒くさい。掲示品を含み、不知品にはグレーゾーンの品がけっこうありまして計測値がやはり参考になると考えたからです。覆輪、刔輪による誤差を避けるために銭文径で判断するのですが、本座銭を写したと考えられる不知銭は当然ながら銭文径が縮小します。(差は本座の母銭と通用銭の銭文径差の0.4㎜が基準になります。)その結果、やはりグレーゾーンの品はたくさん出てきてしまいました。銭文径差が0.2㎜とか0.15㎜しかない・・・計測誤差の範囲の品がけっこうあるのですね。
鋳縮みは銭笵を乾かすときの縮小+銅素材そのものの縮小が原因です。このうち銅素材は錫の含有量が多いと縮みは少なめになると考えられます。これは錫の縮小率が銅に比べてきわめて小さいからです。
それにしても予想以上にグレーゾーンの品があります。本座の出来の悪いものがかなりあるかもしれないなぁ・・・と改めて思うとともに、天保銭の鑑定の難しさをつくづく感じた今日この頃です。
※安心できる不知銭は銭文径が0.4㎜以上縮小しているものと位置づけられます。長郭類で銭文径41.5㎜未満、細郭、広郭等で銭文径41㎜未満となります。

 
12月14日 【浄法寺銭】
研修を含む3日間の旅から帰ってきました。南方に行ってましたので気温差20度もあってびっくりです。家に着くと浄法寺銭が家に届いていました。駿河の落札品です。背盛刮去・・・これは薄っぺらくてなんかおもちゃっぽい。でも、背のとある特徴が浄法寺鋳放し銭集と合致し、間違いのない品であることがわかりました。この文献は本当にありがたい。もう一枚は寛文期亀戸写の背ナ文。これは2枚目のGETですが、お遊び応札のつもりでした。どなたか欲しい方分譲します。でも、これは値段の割りに本当にみすぼらしい奴ですよ。この他にも不知天保を1枚。これは鋳写銭。虫眼鏡で拡大すると、天足や保人偏、内輪などの加刀痕が見えました。実測値も不知銭サイズです。
メールを確認すると100通近いメールが蓄積。そのうち70通はゴミ箱に自動分類される類でしたが、10月30日の記事にある離郭の持ち主の方からメールが・・・。ご報告ありがとうございます。

 
12月12日 【製作か制作か?】
このような駄文を書いているとときどき本当に迷ってしまうことがあります。それが製作あるいは制作という言葉。辞書をひくと製作は実用的なものを機械や器具をつかって量産することで、制作は芸術的なものをこつこつとつくること・・・らしい。実はこのページも当初は製作日誌としていた時期もありました。辞書の意味からして制作日誌が正しく、貨幣の鋳造は正しくは製作でしょうね。ただ、辞書には載っていませんが製作はつくることそのものを意味しており、いっぽう制作はできあがりの様子をもニュアンスとして含んでいると思います。そのため、出来が違う古銭を異制とはいっても異製とはいいません。仮に異製という言葉があるとしたらそれは本来の鋳造地と違う場所でつくられた・・・という意味になるかと思います。古銭を評価する側としては微妙なニュアンスを重視したいので、本HP上では制作という言葉を多用することに決めました。(一気に変換してしまったので誤変換もあると思いますが、これは順次訂正してゆきます。)

 
12月10日 【石川氏からのメール】
忙しいといいながら本日も編集作業・・・やはり病気は重症です。パソコンを開くとはじめてみるアドレスの方・・・あっ!舎人坊こと石川氏だ!
それによると現在は皇朝銭の銭譜づくりの真っ最中だそうで、これが終わると新しい寛永銭譜の始動予定だそうです。そういえば石川氏に頂いた資料がそのままでしたっけ・・・これはすごいプレッシャーになりそうです。弱ったな・・・こつこつやるのってとっても苦手なんですけど。
収集の落札品が届きました。琉球は期待していたほどまっ黄色というわけではありません。それでも一応は銅替わりなんでしょうかね。高い買い物だったかしら?不知天保長郭手(No.2153)は画像にするとあまりに美しすぎてかえって平凡にみえてしまいます。収集の拓本の方がよく特徴が出ていますが、覆輪の大様でちょっとだけ長足寶、離貝寶、削点尓です。
明日はいよいよ早朝から研修、そして明後日から出張です。時間ないですけどぎりぎりまでパソコンをいじっているような気がします。

 
12月9日 【オークションネットⅩの結果】
もう結果が出ています。相変わらず早い!私はやはり会場にいけなかったせいか、欲しかった不知天保は奇品館行き決定です。それにしても私のつけた価格のワンランクアップとは悔しい!安い文献がひとつ入手できただけ幸運でしたかねぇ。
※時間がない、忙しいといいながらこの作業は続けている・・・病気ですね。本当に忙しいんですよ、うそじゃなくて・・・。
 
12月8日 【変な天保2】
ネットに出ていて仮応札していたら出品を取り消されてしまったもの。本座の長郭に見えますが銅色と肌がおかしい。背郭もきっちりしているし、花押の下にはなにやらタガネ痕らしきものもある。怪しいと思ってみているとなんだか寶足も長く見えてきました。母銭?改造母?などと思いをめぐらしていたら・・・前述したとおり出品取り消し。しまった!気づかれたか!それとも私が助かったのかしら・・・。

※こんなこと書いているからお分かりのように、オークション出席はできませんでした。本日はお留守番です。本業では3つの大山を越しました。来週は研修週間です。旅行です。
忙しくなるほど趣味に走る私は天邪鬼です。
 
12月7日 【変な天保】
お金がない・・・といいながらまた無駄遣いをしてしまった。もう私は禁治産者かもしれません。画像はネットで出ていた天保銭。半分以上だめだとは思いながらもしやという考えが私を後押しします。本座1枚に不知銭系3枚・・・そんな虫の良い話があるわけないよなぁ・・・。右端は真鍮銭。左は高知額輪。あと一枚は焼けすれ銭・・・おおかたそんなところかも。それでも宝くじ買うことを思えば期待値は高いですよね。投資額は6000円弱なら期待値は悪くないはず。(これに宝永通寶が3枚つきますので・・・)なんとか1枚だけでもあたらないでしょうかねぇ。

※8日に早速到着。左端はやはり高知。左から2番目は長径48.9㎜、銭文径41.1㎜で白っぽいやつ。とりあえず不知品か?問題の右端は長径48.35㎜、銭文径41.15㎜でこれも不知品ぽいのだが画像ほどすごくない。右から2番目の大きいやつはさすがに本座・・・と思いきや輪の仕上げがわずかに台形状。よく調べたらこれも本座じゃない品。とりあえずみんな当たり!でも珍品はないです。
 
12月6日 【琉球通寶の銅替り】
収集誌上入札に大量に出ていた琉球のうち大字長尾球の銅替り(黄色)とおぼしきものを出品価格で落としてしまいました。年末の痛い出費ですが、好奇心が止まりません。文献によると琉球銭には稀に銅替りがあるようで、黒褐色のもの、淡黄のものに混じって赤いものや、黄色いもの、果ては私の好きな白いものまであるそうです。これは材料不足を補うためありとあらゆる材料を投入した結果のようです。
でも果たして白い琉球銭とはどんなものか・・・そして落とした琉球銭はどれだけ黄色いのか・・・。
 
12月5日その2 【閑話休題】
ネットオークションで500円で出ていた雑銭です。鐚銭は専門外ですがさすがに気づきました。中正手の降水か小頭通でしょうね。それもけっこう大きいので目立ちます。母銭クラスでしょうか。この世界のコレクターも濃ゆい方が多いようです。


こちらは都内のN氏の投稿画像です。浄法寺銭の左内反郭です。ご投稿ありがとうございます。
つきましては背の画像も頂戴できませんか?

 
12月5日 【土佐通寶情報】
12月3日の記事で書いた土佐通寶・・・断定こそできませんが情報によるとなかなかよろしいもののようです。見ていなかった方に収集画像を転載。(入手者の方お許し下さいね。)落札者はかなりの目利きですね。
これくらいの珍品になると私には皆目見当がつきません。
まぁ、それなりにもしかして・・・と、鼻は働くのですが、ネットで応札する自信と勇気とお金がないのですね。そういえば天保銭人も筑前を参考品とされたもの中から見出したこともあるそうです。参考品やネットの画像に応札する勇気のある方は相当の目利きかお金持ちの道楽者。(世間でいえばどちらも変人か?)
※情報を下さった方に深く感謝申し上げるとともに、入手された方の勇気をたたえます。本来ならば奇品館に行くべき宝物なのですが、目の利かない私にはその資格はありませんね。
 
12月4日 【K氏からの投稿】
四国のK氏からの投稿です。(ありがとうございます!)雑銭買いを得意とされる方で、画像から島屋文があるかも!・・・とほくそ笑みながらネット購入したものからの選り出し。結局、島屋文は見事な空振りに終わったもののこんなものが出たと喜びのご一報。左が問題の品(右は中字背奇文)です。画像の関係で右側がかなり大きく見えますが、左外径25.1㎜(右25.2㎜)の中字です。細縁ではとK氏はおっしゃってますが、地の美しさから母銭クラスじゃないかな・・・と私は思ってます。(背郭のつくりはやや甘いのですが・・・)
もっとも文銭の母は実物を吟味しなきゃわからないのですが、貴重な品であることは間違いないようです。
※勢いあまってオークションネットの606番にほぼ最低価格ですがネット応札してしまいました。誰か逆転して下さい。
 
12月3日 【オークションネットⅩ】
先月末から猛烈に忙しい!古銭からはなれて仕事に没頭していたら・・・オークションネットⅩのカタログが到着。うぅ・・・この忙しいのに、と思いつつ項をめくると桃源郷の世界が広がります。567の手本銭の青房寛永・・・こりゃぁ名品ですね。これ欲しいけど買えませんね。584の淋手の瑕永・・・これも欲しいなぁ。590の水戸仰永原母はさすがに大きい・・・けど私には手が出せない。
598の密鋳俯永・・・ずいぶんでかいなぁ。値段もまたBigですね。
天保銭はいいですね。605の覆輪張足寶・・・すばらしい。606の長反足寶は憧れの品。こんなのつくった職人は正気の沙汰とは思えない。本物なのか?・・・でも分類譜原品ですね。607の広穿大字もまた憧れの品なのですが、これは最近よく見かけますね。
さて、当日はなんとか都合がつく・・・かな?どうしましょう?
※ところでネットで土佐通寶が出てますね。私は真贋が全く判らないですが、PX様・・・落とされた場合はご感想をお聞かせ下さい。
 
11月26日 【金幣塔氏からのプレゼント】
中京地区に住む金幣塔氏から画像のプレゼントが到着。感謝、感激。ありがとうございます。金幣塔氏からは以前、打印銭寛永の画像をも頂戴しています。まぁ、あの品は入札で私も後一歩というところまでいっていましたので、90%くらいは私のものであった・・・といわせて下さい。それでは文久永寶の玉寶小字の画像、しかとご覧下さい!
それにしてもきれいですね。名品はやはり持つべき人のところへ集まるのでしょう。このクラスの珍品になると、私はもう真贋などということは分からない存在です。なにせ見たことがないのですから当然でしょう。君子危うきに近寄らず・・・寄りたくっても、買うお金ないもんね。

※過去記事を読んでいると自分の金銭感覚の麻痺の進行が良く分かります。数年前は1万円の支払いにどきどきしていました。貯金がたまらないのもうなづけます。少しだけ修正しましょう。
 
11月22日 【ネットより】
秋田天保が出てますね。状態はいまいちなのですが、どうしましょうかね。他にも気になるものはあるのですが、臆病になっていてなかなか手が出ません。
さて、本年も残すところあと一ヶ月あまり・・・皆様今年はどうでしたか?
私は古銭の収集については今年は大きな進展はなかったのですが、それでも楽しむことはそこそこできました。一番大きな変化は少しだけ表の世界に出たことでしょうかね。
ただ、私の言う表の世界は、女房に言わせればどっぷり裏側の世界・・・別世界、いや異世界だそうでオタクが超オタクの世界に入り込んだだけ。ますます日の当たらない世界に踏み込んだにすぎないそうです。そうですかね?やっぱり?
もともと肉体を酷使する職種だったので、かつては筋力自慢の私でしたが、現在はただのお肉自慢です。久しぶりに会う人みんなに立派に太ったなとの賛辞を賜ります。本当は体育会系収集家を目指したかった私です。

その2 
【求む!山下母銭情報】
先日の銀座コインオークション会場で出会った方から、寛永通寶の贋造銭で山下母銭なる情報を聞きました。おおぶりな母銭(様)でシャープさに欠ける・・・らしいことです。収集85年3月の記事に大分の坂井氏の寄稿文のなかにある一節がそれに該当するのでは・・・とも聞いています。(70年代後半に出回った贋作、島屋文、幻足寛などもある・・・らしい?)
この件についてご存知の方は是非ご一報下さい。
 
11月21日 【文銭の耳より話 第5作】
ネットで発見、購入した文銭の耳より話 第5作が到着。目玉は細字背異文(玉点文)でしょうかね。文源郷氏のいうとおり、この類は背勇文や背濶文の類なのでしょう。これに気づける方はかなりの達人でしょうね。私・・・確実に見逃すでしょうね、これ。
文銭の耳より話 第5作はネットで見つけて速攻で購入しました。(2000円也)購入したあと、収集で1500円で頒布していることを知りましたが、これは初物のご祝儀ということで納得の範囲。(人より早く情報が欲しいので・・・。)
手替り発表も面白いのですが、第5作の巻末にある文銭の各書体の拡大図とその差の説明が実に面白いながらも分かりやすい。厳密に言うと同じ書体でも微妙に違うものもありますが、基本銭の紹介としてはこれで充分でしょう。この点の解説が最近の銭譜に不足していますね。いいヒントを頂きました。
 
不知天保通寶分類譜 上巻で縮字(小郭)と分類されるものに該当するかしら?位付け3位とかなりの珍品です。
11月20日 【縮字の小型天保】
オークション会場における反省からいくつかの必須アイテムを購入しています。まずはルーペ。ここは気張って宝石鑑定用の良い物を購入。なかなかおしゃれじゃないですか、このアイテムは・・・。そして名刺も。泉号の浩泉丸を落款にデザインして発注。これもなかなかお洒落です。そういえば泉号の浩泉丸はそろそろ変えた方が良い・・・と、石川氏に言われてましたっけ。でも、この名前で定着してしまったのでなかなか変えづらいところですね。
四国のK氏から天保銭の画像付きメールが来ました。なんでも48㎜以下の天保銭(最大長径47.8㎜)をネットで落としたとのこと。そんなのがあったのですか?気づきませんでしたね。オークションに行かなくてもこんなものがネットにあったんですね。灯台下暗しです。一見、高知額輪か秋田本座写に見えますがそうではないようです。小型銭はほとんどが磨輪銭ですので、覆輪の小様は本当に少ないんですよ。
そういえばオークション会場でO氏が白銅色をした不知天保を持ってましたね。一見、、高知額輪。でも薄くて真っ白。天保仙人は高知額輪写しの不知品じゃないかとおっしゃってました。仙人も欲しがった珍銭でした。
 
11月18日 【銀座コインオークション見聞録】
行ってきました、銀座まで。わざわざ休暇をとってまで給料を使えないお金に換金に行くなど、正気の沙汰とは思えませんが、本日は全国から気のふれた仲間達が続々と帝国ホテルを目指します。私も早朝車で出発。オークション開始1時間前に到着です。ざっと会場を見回して胡散臭いライバルの顔ぶれを拝見。あいかわらず良く見る顔が並んでいます。
8:30に席につくと・・・光栄にも隣に富山貨幣研究会のM氏が・・・。時間はなかったのですがここぞとばかり持参した寛永銭を見てもらいました。まぁ、その結果は後で述べるとして・・・
スタートは皇朝銭から・・・。会場の入りは早朝とあってまだ6分といったところですが、皇朝銭は絶対的に人気が高いので注目していました。まずは古和同銀銭・・・・いきなり230万円!
購入した方は小さな子供をつれた若い方だったのですが、これだけが目当てだったみたい・・・落とした後、さっそうと会場を後にしていました。う~ん、私もこんな買い方をしてみたい。うらやましくもかっこいい。(絶対出来ない!)
続く和同の長頭和が110万円!皇朝銭強し!その後も和同はおおむね20万円前後で落ちてゆきます。ここらへんは希少性というより市場人気価格でしょうね。競りも起こり富寿の寿貫は68万円。鐚銭系も順調に落ちてゆきます。
意外だったのは島銭の打製銀銭咸平の不落。これはその昔、矢部倉吉氏の本で見た憧れの品(天五天五と並ぶスター商品)だったので、当然だれかゆくかな・・・と思い込んでいました。(私は専門外ですが品の良し悪しはともかく本当は欲しかった。)

寛永銭に突入したのは10時すぎくらいでしたかね。はじまってすぐ、86番の二水永背十三と広三の組が220万円(下値130万円)すごい!銀座コイン恐るべし!
二水永類はきれいなものがあったので安ければ応じてやろうかなと思いながらも、理性が働いて動けなかった。二水永長字の9万円はお買い得だったか?でも競る気まったくなしなのでやっぱり無理。
90番の坂本大濶縁は72万円(下値50万円)96番の島屋文は画像では広文のように見えた(実は鋳だまり)のでとても面白いと思っていたのですが、やはり強く34万円。注目の99番の島屋文小頭通の極美品は出品者のディスカウントもあって(初値85万→40万)56万円に決定。こういうのはお買い得・・というのかしら?
コレクターが限られるので難しいかな・・・と思っていた118と119番の枝銭類も90万、33万円で落札。
印子金(下値220万円)も250万円で落札するなど、銀座オークションは高額品に比較的強いところを見せます。ただ、数年前に見られたような際限のない競り合いは少ないような気がしました。堅調といった表現が適切かと思います。
そんな中で競り合いが起こったのが意外にも(失礼!)地方切銀、ファンタジー類でした。ここらへんは夢を買う方が増えたのでしょうね。下値が安かったのも理由かもしれません。また、中国絵銭は(私は興味がないので)こんなもの売れるのかな・・・と考えていたらすばらしい競りの応酬で、おおむね下値の3~10倍で落ちています。ここらあたりは中国の好景気の影響でしょうか?中国経済恐るべし!
絵銭もまずまずの出来。今回の出品は比較的低価格品が多かったせいか、ほとんどが落札しています。実は寛永絵銭類は私も狙っていたのですが、275番の承應紅葉と火炎宝珠が2万8千円と完璧に負け。その後も競りが起こるとすぐ降りる性分のため、全く歯が立ちません。313番の大迫絵銭は4万4千円ならいくべきだったかしら?でも専門外ですしね・・・。
そうこうしているうちにいよいよ午前の部最後の天保銭に。仙台長足寶は欲しかったのですが初値が14万円では手も足も・・・。最後の琉球の小字だけはいくべきだったか・・・この反省は江戸コインオークションと同じです。結局、何も買わず(買えず?)じまいでした。

午前の部終了後に、天保仙人氏を見つけ古銭談義。同席していたのが九州のN氏でやはり天保銭の収集家だとのこと。うれしかったのは私の存在をネットで知っていたこと。たぶん、ヤフーオークションでも何度か競り合っていると思います。お手柔らかに!
本日の出品物についての評価を改めて確認することができました。これは勉強になりました。さらに名古屋のK氏、南部銭研究の大家O氏、日本貨幣協会副会長S氏、横浜古泉研究会のS氏などが続々と合流。果たして私のようないい加減な若造がこのような方々の間にいて良いのでしょうか?・・・と、気持ちは小さくなりながらも態度は大きくわくわくしてはしゃいでおりました。
鳳凰山氏は私の存在を知っていて向こうから声をかけて下さいました。ありがとうございます。面は割れていないと思いきや業界は狭いのですね。鳳凰山氏が思った以上に若いのにはびっくりしました。古寛永などのすごい収集家なので勝手にベテラン収集家だと思っておりました。また、ネット名PX・・・なる岐阜のY氏ともご挨拶。この方もてっきり老舗の古銭商だとばかり思っておりました。さらにオークションネットのY氏ともご挨拶。仕事の名刺しかなくて、こんどは趣味用の名刺を作ってゆかなければ・・・と思いました。

ところで、持参した心配の品々は・・・
天保銭はおおむねGood!コインコンベンションで掘り出した会津長貝寶や不知細郭手も良い評価でした。ほかにもお褒めを頂いた品もあり、雑銭から掲示品用に格上げになったものも・・・。(この点は後ほど記述。)例の容弱は結論として通用母銭として決定決定!天保仙人でさえお持ちでないものが出ました!
ただ、最大の心配の種だった薩摩広郭の白銅は・・・メッキ品との判定でした。(これは痛い!)
それにしても仙人と九州のN氏の眼力はすごい。横浜古泉研究会のS氏の持参した天保銭を即座に不知品と断定した。私などどう見ても本座にしか見えなかった。覆輪や篏郭の痕跡など分からない、寶足が長いだのぱっと見で判断できない。レベルが違うなぁ・・・と思います。
面背逆製様の密鋳小字は浄法寺で間違いないとのこと。O氏の持参した浄法寺の背盛濶縁母は30㎜を超えて巨大でしたね。でもこれ、とても浄法寺には見えなかった。こんなものもあるのだと教わり感心しきり。
大きいといえば踏潰広永の最大様も富山のM氏をはじめいろいろな方々に見ていただきましたがおおむね好評。現段階でこれは日本一の大きさの踏潰・・・ただし、私の知っている世界だけですが。この品物がネットに出ていたのはみんな知ってました。私は幸運だったのでしょう。
寛保期の高津銭の小字降寶の大様銭・・・これについては真贋はっきりせず。M氏は真鍮銭かな・・・という評価ですが、鳳凰山氏はやはり通用銭というような見解。贋作ではなく通用の火の入ったもので、ただもともと大きいものではないか・・・とは現段階の私の理解。この点は皆様慎重なので断定はしませんね。
猿江の白銅も母銭ではないとのことでこんなものもあるのかな・・・といったところ。元禄期亀戸銭の白銅質も同じ意見。元文期佐渡銭の背佐刮去?様は間違いない刮去だとのこと・・・これはM氏の意見・・・ありがたや。実はちょっと心配だった仙台の異書短通の白銅類は・・・とりあえず問題ないだろうということでこれも一安心。背大錯笵の類もおおむね好評でした。
ごく最近入手した密鋳俯永も面白い品だとO氏の見解。
それにしても実力のある方々とお話するのはとてもためになります。その一方で自分の眼力といいますか自信のなさにはうんざりしてしまいますね。本日お会いした方々は皆、私の所有物を一瞥しただけで判断できる方々ばかりです。必要な知識は多分、頭の中にインプットされているんでしょうね。文献と現物比較、計測が頼りの私とは段違いです。帰路についてからそういえば石川氏に挨拶をし忘れたことに気づきました。これは大失敗でした。東京都内はマラソンをやっているらしく、後戻りもできず・・・石川様ごめんなさい。

つくづく思ったのは自分の視力が落ちてるなということ。パソコンのやりすぎと寝不足のせいもあるのですが、とにかく細部が見えない。メガネ知らずで今までは裸眼勝負だったのですが、細かい部分が眼を近づけると見えない・・・遠ざけるとまた見えない。ルーペの購入を改めて考えています。ついでに資力も違います。この点は本日お話をしている方々とのレベルの違いをひしひしと感じてしまいました。
本日は何も買えませんでしたが、それにも増して得たものが大きかったです。お金もかかりませんしこれもまたオークションの違う楽しみ方と心得ました。(駐車料金は高かった。東京恐るべし!)
時間がありましたらじっくりお話をお伺いしたく思います。本日お会いした皆様方にあらためて感謝申し上げます。
 
11月17日 【安南寛永背長元を逃す!】
安南銭は密鋳銭と並び私のような道楽コレクターの最後の牙城です。なにせ種類が桁違いに多く、かつ安いものが多い。(多かった?)幣泉にはときおり安南寛永の珍しいところが出現するのですが、今回の品は初見品。当然ながら猛然とアタックしましたが惜敗でした。久々の奇品館行き決定です。いったい何の手になるだろう・・・と考えて、買ってからほとんど手をつけていなかった穴銭入門の手類銭考の下巻をぱらぱらと見ていたら・・・あらら、私の品物が某氏蔵として441Pに載ってました。亀寶至道手寛永の背工です。2005年の3月23日の記事に記述していたとおりの経緯でして、ただ、亀寶至道手は中巻ですでに終わってしまったので掲載漏れしたのだと思っておりましたが全くの見落としでしたね。おまけに続巻が出てくることまで知りませんでした。(安南寛永はここにごっそり載るようです。)これはもう見落としというより読んでいない・・・といった方が正しいようです。いづみ会様失礼致しました。
※初見の希品、評価6とは安南寛永の最高賛辞です!感激ですね。(ただし、その昔収集に穴銭入門、古寛永の部 いづみ会編で類品は8位で載ってます。)
 
11月15日 【密鋳銭到着!】
駿河の落札品(5品)が届きました。祈るような気持ちで封を開けると・・・みんなけっこういい顔しています。奥で女房は変な顔でにらんでいます。明細書は絶対見せられません。というわけで現物検分をすると・・・残念ながら密鋳系の2品は見立て違いで返品になりました。天保写しは延展でもなく外径、銭文径とも通常品サイズ・・・間違いなく(写しではなく)出来が悪いだけのもの。もう1品は銅写しとされながら磁石に飛びつかんばかりに吸い付きます。色は銅っぽく見えるので、火中変色か着色(メッキ?)です。内径も大きいので写しではありません。(贋作?)この2品、金額が大きかったので家計は助かるのですが、助からない方が趣味としては面白かった?
4文俯永写は面白い品・・・どうやってつくったのか不思議なもの。一文銭写は加護山っぽいつくり。願わくばもう少し赤ければ・・・と思います。天保銭は白状しちゃいましょう・・・張点保様という名がついていた奴です。もちろんひやかし応札でしたが・・・落ちちゃったんですね、これが。何も考えずに応札してたんですが、良く見ると不知長郭手覆輪刔輪大点尓寶でした。ただ、なんで張点保様なんて名前をつけたのか・・・それが良く分かりません。銭型がちょっと変っている類似性か?それとも大点尓寶にしてはやや保点が長いところでしょうか?興味持って応札してしまうのでそんな名前付けないで下さい。反則技ですよ、それ。それとも販促技かしら?
 
11月11日 【11万人突破!】
ついにアクセスカウンターが11万人を超えました。11月11日に11万人なんて・・・お札の世界なら珍番号でランクUP評価です。(どうせなら11万1111人なら良かった?)それにしても昨年12月11日で7万人でしたから1ヶ月あたり3600人強の数値。1日100人を超えてるではないですか!私の見た数字もかなりはいいってるにしろこの数字はすごいです。(ちなみに77777人目は私でした。取りに行きましたこの番号だけは・・・)最近、ネタ切れ気味ですし、せっかく頂いた資料も読みかけ・・・仕事が忙しかったにしても消化不良というかやる気ありませんね。目が覚める事件でも起きないかなぁ・・・でも、平和な奴ね。
※大和文庫で応札したものがめでたく落札。なんと・・・5万円超過!すっかり目が覚めました。やばいぞこれ。
 
11月8日 【久留米なんだか水戸なんだか】
最近、また雑銭の会への出没が忙しい。さすがに暴々鶏氏と天保仙人氏の会話は超ハイレベルで、ついてゆくのがやっと・・・というより力不足で追いついていませんね。ここのところ福岡の離郭(10月30日記事)に端を発して、久留米、水戸銭へと話題が巡っています。実のところ天保銭の一番分からなかった部分は・・・旧水戸正字類とされるものは分類上いったいどこにいってしまったのか?久留米藩銭は本当に久留米なのか?水戸で良いのではないのか?・・・という点にありました。
掲示板の書き込みによると
●旧水戸正字(制作の粗いもの)は明治期の本座吹増銭である説が有力なこと。
●昭和40年頃に九州出身の高木氏の報告を受けて小川氏、瓜生氏が調査を行った結果、九州地区に背異替が多数存在することなどが確認され、石持桐刻印=久留米藩説が確立した。
●福島県郡山は久留米藩士が明治期に移民開拓しており、石持桐刻印銭が水戸方面から多く出現することを補強する。
●背異替と背異に制作の近似性があり、背異替には石持桐刻印が存在するが、背異にはないこと。・・・両者の制作が近似するため同炉と推定されたこと。
ということが分かりました。ところがこの説明にも問題があります。
●天保仙人氏が大川氏から譲り受けた恩賜手(明治吹増銭=本座銭)がいわゆる背異銭であること。
●平成7年に刊行された当百銭カタログにおいて瓜生氏は背異を水戸銭とし、背異替も別項ながら水戸藩への帰属を図ろうとしていること。
●水戸藩と会津藩の技術交流の可能性があり、会津濶縁と背異替の類似性はこの説を補強する根拠であること。
などです。
少し、話を整理をする必要があると思いますが、瓜生氏説がなんとなく自然なのかなぁ・・・とも思ってしまいます。会津との関係も説明できますし、九州に大量に背異替があるのは出身県との交流とか里帰りとかで説明できませんかね。
 
11月7日 【安政小字背第二直波】
四国のK氏からお便りがあり、安政小字背第二直波についての問い合わせがあり、考えさせられました。
この名称ですが穴銭入門では背第二直波ですが、図会では背第三直波と表現されていて統一されていませんのでここでは穴銭入門の呼称で統一します。(私のHPでは図会の呼称を採ってます。)
実はいろいろ銭譜を見ても安政小字背第二直波は(図会以外は)掲載されていないんですね。穴銭入門に至っては文政期の欄で
『この手のものは安政期にはない・・・』と断言し、さらに一般的な背一直波自体を『鋳ざらいによる偶然の一直波』として切り捨てて掲載すらしていません。個人的にはかなり乱暴な説だと思い、改訂版で直るかと思いきやそのままでちょっと残念です。
私は鋳ざらい変化であってもあるものはある・・・と思います。価値についてはそれぞれの判断で良いと思います。さて、ではその微妙な差異である安政小字背第二直波についてどこを判別ポイントとすべきかという点ですが、新寛永泉志の文政期の小字背第二直波の欄にヒントがありました。
『通頭に爪がある』のです。図会の文政、安政の小字背第二直波拓にも爪らしきものが確認できます。もちろん、波が直線的に加工されていることが前提です。とりあえず、私の唯一の手持ち品には爪がありました。でも中には通頭に爪のないものもあるかもしれません。鋳ざらい変化ですからね・・・。

※天保仙人様と雑銭の会でやりとりしてます。さすが仙人は博識です。私のえせ知識なんて吹き飛んでしまいます。天保銭はまだわからないことがたくさんありますので色々と教えを請いたいところです。仙人様、ありがとうございます。
 
10月30日 【離郭濶縁赤銅質?】
これはネットに出ていた品。(無断転載ごめんなさい。)一見、久留米(水戸)正字濶縁風ですが、よくよく見れば福岡離郭じゃぁないですか。Ⅰ氏から教えて頂きましたが完全な見落としでした。背の郭のふくらみ、花押の真ん中のツノが長いのも見所ですね。実は出品者は他にも珍品類を多数投売り状態で出していて、すでに過熱状態になっています。
離隔濶縁赤銅質だったら当百銭カタログで美品23万円からの評価です。ただ、たしかに濶縁に見えますが・・・なぁんか輪の幅がいびつ。濶縁は小字になるのはずですがそうも見えない。銭譜によると濶縁は覆輪痕跡があったり、輪に鋳ホールがある・・・とされているのに見えない。離郭には鋳写しの贋作もあるそうですし、ここはさわらぬ神にタタリなしを決め込みました。『金欠』のための自粛が真相ですが、調べてみたかった一品です。
入手された方・・・結果をお知らせ下さい!(大きさは?)
※輪幅が広いのは間違いなさそう。あとは縮字になっているかです。奇品館行き濃厚?
天保仙人様・・・この記事をお読みになられたら福岡の離郭の濶縁(赤銅質)についての見解をお知らせ下さい。
 
10月28日 【S氏からのプレゼント】
東北在住のS氏から郵便物が・・・。中味は密鋳銭などの文献の写し!いやぁ~本当に助かります。ありがとうございました!関東地方は台風の接近で大荒れで我が家のポスト内もずぶ濡れ状態でしたが奇跡的に無事でした。(私もいつもより早くポストを確認していました。ラッキーです。)
文献を読む前にちょっと机の品物をアルバムに整理していたら・・・猿江の白銅がどこかにいってしまっているのに気づきました。あせって夜中の大捜査です。30分くらい探して半分あきらめかけていたら・・・ようやく天保銭のアルバムの中に発見しほっと一息。HPをはじめてからアルバム整理は本当にいい加減になっています。
※HP契約容量の残量がいよいよ1%程度になって更新が難しくなってきました。容量UPも癪ですが、プロバイダー乗り換えは色々困難がありそうです。どのような方法が良いか誰か良い知恵をお貸し下さい。
 
10月27日 【オークションネット終了】
知らない間にオークションネットの締切りが過ぎていました。ネットオークションや公開オークションもありますが、個人的には入札が一番好きで効果がある入手方法だと思っています。さて、落札結果を調べてみると復刻貨幣と不知天保銭が落札していました。改めて支払額を計算すると・・・3万円を超えているではないですか!ネットオークション取引や江戸コインオークションの参加もあったので今月の出費は10万円をはるかに超えてしまっています。駿河にも調子に乗って応札していますし、このままでは家計がピンチになるかもしれません。
それでも復刻貨幣は欲しかった文献です。不知天保はひやかしだったのですがね・・・まぁ、いいか。
 
10月24日 【銀座オークションの下見】
仕事で盛岡へ2泊ほど行ってきました・・・が、電話帳で調べましたが市内古銭店で穴銭をおいているところはないようでした。残念。そこで帰宅途中に東京で銀座コインに立ち寄り、オークション参加登録と下見をしました。
いきなり天正長大判をば拝見。おそろしくて触れられませんでした。(小心者、もちろん買う気じぇんじぇんなぁし。)
背十三もはじめて見ました。修正痕とおぼしきものはあるものの美人・・・だってはじめてみる品ですから。二水永類はみんな美人ですね。続いて番銭を2枚・・・気になるのは2枚の材質、内径に差があること。この点もよく下見てくださいね。十四はかなり妖しく白いです。坂本大濶縁もいいですね・・・買う気ないけど目の保養。
島屋文2枚も下見しました。実は96番の島屋文は私が(裏側で)広文ではないかと大騒ぎしていた品ですが、下見の結果は・・・単なる鋳だまりでした。でもこいつはまずまずの美人です。さて問題の99番の島屋文小頭通・・・やはり極上の品です。ノギスを持っていなかったため計測できませんでしたが、母銭に極めて近い存在ですね。でも材質は通用銭に近いものです。郭内の仕上げもきちんとされているような気がしましたが、最近目が悪くて・・・。判断は各自にお任せしましょう。
意外に雑なつくりのような気がしますが118番の枝銭はハドソン社の刊行した『東北・北海道の貨幣』の53Pの現品に間違いなし。由緒正しい品ですね。もちろんこれも参考、参考。
絵銭寛永はけっこう面白いです。見落としがないつもりでしたが244番の鏡屋寛永を見落としていました!(がっかり)まぁ、銭文が新寛永ですからあくまでも戯作の域だと思いますので熱くならないように・・・と自分に言い聞かせています。同様に282番も見落とし・・・残念。重ねて申しますが絵銭寛永はあくまでも遊びの範疇であることをお忘れなく!でも面白いから困るのです。
参考に浄法寺銭や大迫銭を拝見しましたがなかなかのもの。とくに311の浄法寺の大迫駒曳は迫力ありますね。天保銭もざっと下見。ここでも372番を見落としていました。今回の下見はある意味、仕事の息抜きでした。もう一度しっかり見ておかないとね。

※3日ほどの出張でしたが、迷惑メールが70通くらい来ています。思いっきりブロックしてゴミ箱直行にしていますが困り物。アドレス公開が原因でしょうが早く法律で厳罰を定めて欲しいところです。
yahoo!オークションでとんでもない出品群がありますね。おそらく収集品が出されているんだと思いますが、雑銭に混じって母銭類がじゃかじゃか出ています。すでに過熱状態ですがご参考までに。
 
10月22日 【巨大な踏潰銭】
20日の日に書いた『とんでもない品』がなんともう到着。すばやいことこの上なしです。実はこの品、踏潰の広永で29㎜を超えると表示されていた品でした。数ヶ月前からネットで出ていたのですがあまりにも高く、そして制作がきれい過ぎるため敬遠されていたものです。最近メールを集中的に下さった東北地方のS氏とのやりとりでも真贋の決着がつかず、好奇心に負けて私が落としてみた・・・というのが真相です。S氏曰く、28㎜を超える踏潰は本当に少なく、29㎜超は希少で、渡邉氏のHPに掲載されているものものがS氏の知る限り最大であるとのこと。贋作、変造、計測違いなど・・・悪いことはいくらでも考えられたのですが、結論から言うと・・・私的には◎でした。きれい過ぎるのはたしかですが、密鋳銭としての制作に矛盾がないのです。S氏が母銭の可能性をも指摘して下さったのですが、計測値を見る限りは通用銭の範囲です。問題はその価値ですが希少性からいうと落札価格以上の価値はあると思うのですが、市場価値はその半値ですかねぇ?お金をまたつかったことを正直に女房に言うと・・・激怒されてしまいました。たしかに『とんでもない品』でした。
 
10月21日 【愛蔵会のオークション】
収集の3P全体を使って、愛蔵会がオークションを開始する宣伝がありました。穴銭専門のサイトで寛永銭でもちょっと名の知られた方も参加しているようなので気になっておりました。
問い合わせをしたところ現在、カタログは印刷中(無料)とのこと。応札方法などについてはまだ一部不明なのですが、多分会員登録(無料)してメール応札するタイプでは・・・と思っています。(郵便入札もあり?)
入札期間は平成19年11月25日の午後8:00から。お問い合わせは愛蔵会ホームページから情報収集した上でE-mail (アドレス kosen2006@jpyahoo.co.jp )でお問い合わせ下さい。(カタログ請求もここまで)
システム的にはyahoo!オークションと類似していますが、24時間最高額が掲示されれば落札ということらしいです。締め切り時間前の攻防がないのは歓迎ですね。でも長期戦になる可能性もあるかしら?
 
10月20日 【11月号収集から】
収集の表紙に読者投稿の深字太一文跳通の写真。2枚目の出現か!・・・といいたいのですが、(あくまでも個人的な見解ですが)これは深字背文の本体ですね。太一文と本体は文の形状が第2画以外にも違います。でも読者の投稿が増えるのは古銭界にとって良いことだと思います。
誌上入札にも注目の品がひとつ。加島大字の大様でもともと大きなものが多い銭種とはいえ26㎜とは異常な大きさ。コレクションするのならこれぐらい大きいのが欲しいところ・・・とても高いけど立派です。

縮字背勁文に刔輪、再刔輪があることを改めて知りました。竹四郎譜には掲載されてます。灯台下暗しか?
※ネットでとんでもないものを落札。今は秘密ですが・・・馬鹿な買い物か世紀の大珍品か?ただし、今年はまだ当たりがありませんからね・・・。
 
10月18日 【今年は島屋文が面白い!】
銀座コインオークションカタログでひときわ目を引くものがありました。それがNo.99の島屋文小頭通です。なぜゆえ85万円なのか?謎です。通常の島屋文小頭通なら高くて30万円前後、通常品なら25万円前後が相場でしょう。極美品というふれこみですがそれでもせいぜい35万円・・・その価格差50万円の理由が分かりません。
ノギスでカタログ写真を計測してみると少し大きめの25.7㎜に見えます。なるほどちょっと大型ですね。それにしては縁の幅が広くありません。もしかすると細縁系?地の黒色も漆を塗ったようにてかってます。でも同時出品のNo.96の島屋文もけっこうきれいですし大きさもありますね。それが18万円ですからね・・・。
私所有の品とは画像を見る限りはぜんぜん違う。出品物は大きいようでも島屋文類の標準外径は25.5㎜前後ともともと大きいのです。仕上げはきれいでも材質は一般銭ですし、郭の様子も私のものとは違うように見えます。この謎は下見をしないと分からないと思います。

※同時出品の島屋文にはちょっと面白い特徴があります。過熱する可能性があるためここには書きません。私もいこうかな?お金ありませんが・・・。
ヒント:図会の解説にある青譜タイプの品?ただし、この判断は微妙ですね。
 
10月17日 【贋作を憂う】
最近、古銭界に贋作がはびこりはじめてます。本来、贋作など排除されるべきものなのですが、参考品という名で売られるならまだしも、いまだに堂々と販売されている実態があります。米字刻印や下田刻印などの刻印銭はとくにいけませんね。しかもその大半が古銭商の店頭経由で(本物として)売られている始末です。本日もいけないものを発見してしまいました。
この業界の病の深さが心配です。勉強をしないとだめとか言われますが、多くのこの世界のファンは、純粋無垢な方で人を疑うことを知りません。事業者は自浄努力をもう少ししないと、衰退しますよ・・・この世界は。
 
10月15日の2 【オークション誌到着!】 
本日、郵便受けに2冊のカタログが・・・。銀座コインオークションカタログとオークションネットの古銭入札誌(七)です。銀座コインは相変わらず高級品に強く、大判類などは見るだけでも価値がある。二水永背十三、坂本大濶縁、島屋文、同小頭通など穴銭もまずます。それにしても85万円の島屋小頭通っていったいなんなのだろう。CDを解析してみたいと思う。
オークションネットの古銭入札誌も相変わらず立派な装丁です。こちらはインターネットで閲覧できるのですが、本日現在でまだ画像は見えないようです。こちらは締切りまであと10日しかないのに間に合うのでしょうか?
 
10月15日 【S氏からの投稿絶好調!】
S氏からメールが毎日届きます。もう、ほとんど文通状態で、江刺、踏潰についてのレクチャーを受けています。踏潰は画像もたくさん頂戴してほとんど銭譜もできてしまいそうなのですが、また容量不足の問題が生じていまして一挙掲載は難しそうです。やはり、プロバイダーを変えるべきなのかもしれません。(面倒くさいけど。)
成果については後ほど・・・。とりあえず踏潰銭のところに画像を追加しておきます。
10月11日 【今年の10大ニュース候補】
本年も残すところあと2ヶ月を切りました。大物のオークションが年末までに二つありますが、金欠状態ではたしてどういう結果が出るか。と、いうわけで本年ここまでの候補を記してみました。

会津藩銭長貝寶 を国際コインコンベンションで掘り出したこと。
不知銭長郭手張足寶 を都内で購入。
秋田小様 を都内で購入。
鉄銭座銅銭面背逆製 をネットで発見し購入したこと。
水永(母銭) を落札したこと。
元文期十万坪銭輪十後打場替寶上打 を入札で入手。
繊字背狭文白銅大型母銭 を入札で入手。
猿江広穿(純白銅銭) を入札で入手。
踏潰銭俯永手 を江戸コインオークションで競り落とす。
浄法寺銭背ナ文 を江戸コインオークションで競り落とす。
明和期亀戸銭小字背大錯笵 を都内で購入。
大頭通次鋳写濶縁 を入札で入手。
俯永様狭辵(手本銭) を入札で入手。
銅山手大様 をネットで購入したこと。
銅山手写鋳放(英泉譜原品) をネットで購入したこと。
笹手永仰頭通細字本体 をネットで購入したこと。
練馬雑銭の会の春の古銭会に参加。所有していた 不知細郭手容弱 天保仙人から絶賛されたこと。
2年ぶりに都内のコインフェアに参加したこと。
今年は文献の当たり年になりました。主なものを以下に記します。
【天保銭事典】 【浄法寺鋳放し銭集】 【平成古寛永銭譜】 【久泉研究資料⑦】 【九州貨幣協会創立四十周年記念泉譜】
【ボナンザ 110冊】 【南部貨幣史】 【秋田貨幣史】 【天保通寶銭の研究】 【新寛永拓影全集】 【新寛永通宝カタログ】
【銭幣館 第1~3巻】 【江戸コインオークションカタログ 全バックナンバー】 【難波天保銭座】

元方泉處の石川氏から四ツ寶銭6000枚を送られたこと。(ただしまだ手付かずです。)
大分の坂井博文様からお手紙を頂いたこと。

贋作、変造、安物を高く購入するなど失敗が今年は一番多かった。グレーゾーンのものを入れると失敗額は15万円を超えています。
小字背元降寶大様(通用銭)
 や 薩摩広郭白銅 も本来ならば候補なのですが、確証が持てません。
おそろしくて計算できませんが、今年の出費は昨年を確実に上回っています。昨年は売却も50万円以上して売り買いが均衡していますが、今年は売却は20万円にも満ちませんし、恐ろしいほど買ってます。自粛しなきゃ。
 
10月9日 【佐渡天保】
都内在住のN氏からの投稿画像。白っぽい銅色、荒めのやすり痕から佐渡でよいでしょう。私が白銅好きだということでご投稿頂いたようです。その通り、白銅色は大好きです、ありがとうございます。
天保仙人によると佐渡は輪側面の色で見ろ・・・とのこと。本座の書体で灰色っぽいのは間違いなく佐渡で、かなり白いものもあるそうです。
先日のオークションに長郭の白銅母銭が出ましたが、仙人によると本座系母銭の銅替わりは(長郭を除いて)存在する可能性はまずないとのこと。それだけ品質管理が厳しかったそうです。ただし、初出の長郭には異常に厚肉のものやら銭径の大小もあるそうで、当然ながら銅替わりも可能性があるものだそうです。作り始めだったので試行錯誤状態だったのでしょうね。探せば何かでてくるかもしれません・・・が、贋造作者もそんなところを狙ってくるかもしれないのでご注意を!
 
10月8日 【オレンジねこのページ】
東北在住のS氏から踏潰銭に関する考察のメールが到着。この方、なかなか良く銭譜を見ていらっしゃる。私なんかの比じゃないと思う。でもって貴重な踏潰俯頭通(長永)の銅写しの画像をお送り下さいました。ありがとうございます。

→ S氏からの投稿画像
S氏は踏潰銭の珍しい画像がたくさんあるサイトの紹介もして下さいました。
→ オレンジねこのページ
目の保養にどうぞ!
 
10月7日 【江戸コインオークション速報】
本日オークションに行ってまいりました。オークション会場には見たことのある業者さん、著名なコレクターがうじゃうじゃいます。あの天保仙人もいらっしゃいました。とりあえず前の方の席を陣取って様子観察・・・オークションのはじめは参加者が少なくちょっと寂しいスタート。
日本紙幣はメール応札中心に落札してゆきます。大きく値がつくものもない代わりに不落も少ない感じ。少数の濃いコレクターが次々に落札してゆきます。目玉の旧国立銀行の試刷も110万、97万で無事落札。珍番号系では少し競りも見られました。
近代銭のところでちょっと抜け出し最後の下見。そのため近代銭の結果は知りません。出だしの未使用級の円銀は競りが起こって好調だったということだけはわかっています。まぁ、このクラスは状態で価格が天と地の開きがある分野ですから・・・。
ところが下見の最中に分朱判金類に突入したところで意外な情報が・・・。改三分定印銀のプルーフ級が80万円で落ちた・・・とのこと。金銀貨に興味はなくてもこれは異変を予感させる出だしです。改三分定印銀は3桁に届くべき珍品だと思っていたからです。分朱判金類の途中から再び会場に入ったのですがバブル期は人気を誇ったこの分野がいまひとつといった有様。もちろんある程度の競りは起こるのですがびっくりするような価格は現れません。不落もちらほら・・・慶長一分の両本や元禄二朱金の逆打などの大珍品が落ちない。
その不安は丁銀に突入するとピークに・・・。慶長後期、元禄、元文十一面大黒、同十二面大黒、文政十二面大黒、天保十二面大黒などカタログ巻頭を飾った目玉商品が軒並み討ち死に・・・田宮社長はかなりあせったと思います。
小判に入って少し持ち直した感じもありますが価格は伸び悩み気味。唯一、万延献上大吉小判で40万→84万円と本日はじめての大競りがありました。過去のオークションではこのような光景は良く見られたものなのですが・・・。
大判小判まででとりあえず休憩に突入したのですが、ひるも金、享保大判、万延たがねうち大判、天保五両判献上大吉などがそろって不落。下値が高すぎたとの弱気の声の田宮社長・・・なんだかかわいそうです。そんな中で慶長大判金に2600万円のメール応札があり、お金はあるところにあるものだ・・・と改めて思いました。これって手数料だけで260万円でしょ。
20分の休憩後、オークショナーが若手の職員に交代。会場から拍手と声援が・・・あれ、人気があるなこの人・・・とは私の感想。同時にあまり盛り上がっては困る・・・とは、私の中の弱気の虫の声。
再開後は皇朝銭から・・・古和銅銀銭が210万円とまずまずのスタート。皇朝銭類はさすがに強く業者系の方々が積極的に落としてゆきます。オークショナーもうれしそうです。
ところが中世・鐚銭・試鋳貨に入ると再び苦戦となりなんと半分くらいが不落に・・・。唯一盛り上がったのが、私もあわよくばと、狙っていた511番の打印銭。ただし、初値から13万台となり戦意喪失です。その気持ちを引きずったまま本命の寛永銭に突入です。
ここであらためて会場を見回すと・・・あらら、ずいぶん人が増えてます。寛永銭収集で高名なあのⅠ氏も入場しています。この方は手ごわいぞ~。穴銭は人気がないと思っていたのに少し意外な展開。寛永銭は下々の戦いですので、落札価格もときとしては500円刻みなんてこともあります。安値のものが多いのでさすがにさほど不落は出てません。
びっくりしたのは不旧手全刮去進永母が1.5万→12万で落ちたこと。落札者はよほど欲しかったんでしょうね。
四文銭に入ったところで心は臨戦態勢に・・・。気になっていた556番の背山母は20万円で落ちていましたがこれは納得というか安心・・・だってこれ、第3回オークションでは38万円で落ちていたんですよ。半値です。当然私は手は出ません。
561番の密鋳背盛濶縁は初値が6万円台で勝負にならない。気後れして浄法寺系の品々を次々に見送ってしまいましたが、これは弱気の虫のなせる業。背盛接郭は欲しかったけど競り合いになりそうだったので降り。(弱いなぁ~)
578番の日光銭通下片千鳥ではじめて落札。たいしたものではありませんが、会場内の競りもなくラッキー。
これで少しだけ自信をつけ高額商品の581番の高寛背一に無謀なチャレンジ。オークショナーが人気があることを告げたのでさぞや初値が高い思いきや意外にも13万円の声。『これはもしや!』と勢いよく手を挙げたのですが、あのⅠ氏も参戦しているではないですか。当然ながら勝ち目はなく23万円で勝者のもとに落札。無念!
落胆するまもなく、583番浄法寺背ナ文。これは浄法寺鋳放銭集(阿部伊佐雄氏)に掲載されているものと特徴がどんぴしゃだったので、高額メール応札をはねのけGETだぜ・・・て、そんなに威張れる額じゃないけど・・・。本当は587番か588番の浄法寺マ頭通も欲しかった(これは別名く頭通と呼ばれる変種)のですが、自重してしまい後悔至極です。ここら辺が心と経済基盤の弱さです。安かったら行こうかなと思っていた仰寶の面重文も初値が高く行く気が起こりません。
592番の密鋳は誰も手を挙げないので無競争でGET。一見きれいな江刺銭のように見えるのですが当日下見をしていてどうも違うように感じた自分の勘を信じました。(制作の違いは多少ありましたが、はたして買得だったかどうかは?)
592番の落手にほっとしていたらあやうく593番の踏潰を忘れるところでした。状態はいまひとつでただ踏潰としか書かれていないので気づかなかった方もいらっしゃると思いますが、これは踏潰の俯永写です。未収品ですし影の本命でした。メールで3万円を超える値がつきましたが、意地で逆転。本日一番高額な出費ですが、後悔はしない、落とす・・・と決めてました。
天保類では600番の白銅の長郭母は10万円をはるかに超えたため降り。619番の玉塚も気乗りせず断念。617番の琉球大字は1.5万なら行くべきだった。
絵銭類はまず堅調。下値が安いせいもありますが競りも生じます。661番の宝尽くし天保と666番のたぶん福西作の二水大寶背大黒は、作銭に5000円以上払う気が起きずやめ・・・でも欲しかったな。
地方銭では674番以降の筑前、土佐、盛岡銅山は盛り上がりました。674番は母銭と同じ大きさで由緒正しい品です。仙人によると背花押のつくりから通常の母銭ではなく銅母銭に覆輪して鋳造し、母銭不足を補った『通用母銭』だそうです。160万円で落ちると会場から拍手が・・・。そして677番の土佐通寶は235万だって。本日一番の盛り上がりでした。ここまで見たところで私はタイムアップでした。天保仙人氏からは土佐通寶の母銭(現存1品とのこと。)を直接手に持って見せてくださいましたが、お話した時間はごくわずか。(輪側の形状が面白い。)すっかり興奮して薩摩広郭白銅銭の真贋を見てもらうことを忘れてしまったことに気づいたときには後の祭りです。せっかく重いカバンを引きずって収集品を会場にまで持っていったのですがついに誰にも見せずじまいです。
私はやっぱり恥ずかしがりやさん・・・なのでしょうかね?

※全体的な傾向としてやや低調で高額品の投機的な買いはほとんど入っていないようです。古金銀や分朱判金が意外に弱いのが目に付いたところですが名品、珍品はやはり強い傾向にあります。システムの関係上か、メール応札価格からはじまり、それを会場でひっくり返すか否かといった攻防で、会場内での競り合いはあまり生じていませんでした。ただ、幸い穴銭類については単価が安いせいか比較的堅調でした。それにしても中高年男性がほとんどで、胡散臭い加齢臭が会場にギトギト流れていて、とても息苦しかったです。(私も悪臭の源です。)会場参加者の方々(顔ぶれと表情観察のため)とアシスタントの女性(かわいらしかったのでつい)に対し、じろじろ見てしまいましてご迷惑をおかけしました。前の方に陣取って会場後方を見回していたのは私です。ごめんなさい。
※仔細を観察したら日光銭は少し変ってますがどうもたいしたことなかったみたい。密鋳も江刺の変わりもののような感じで、やはり江刺でよいかなぁ?背ナ文と踏潰銭はGoodです。価格設定は売却希望値中心の設定だったようですが、田宮社長もこれが苦戦の一因と認めておりました。銀座コインオークションのように応札がなければ設定価格が下がるシステムもご一考下さい。また、郵便応札の価格はあくまでも代理応札の場合の上限価格であるべきで、入札のスタート値にすべきではないと感じますがいかがでしょうか?『郵便入札者の代理として、主催者の係員が申し込まれた入札額までカードを提示して・・・』の規約もありますしメールのびっくり価格応札はこの規約を信じた応札者の申込価格だったと思いますよ。
 

10月6日 【決戦前夜・・・】
正確にいうと江戸コインオークションは7日午後なので決戦の前の前の夜なのですが、某サイトで気の早い仙人様が前夜とのたまわっておりますので私もとらぬ狸のなんとやらの前夜祭気分です。私は金欠ですので一発狙いの穴狙い。オークション会場では目立たないようにしていますので、できるだけ声をかけないで下さい。注目されて競られるのはいやですし、卑しい品狙いだから恥ずかしい。それに身分がばれたらつい見栄を張ってしまうかも・・・。それで高額な品物を落とした日にゃあ、女房の顔が見られなくなります。オークションの間は顔を下げて祈りながら札を上げていますが、家に帰っても頭を下げ続けねばなりません。だから私と競らないで下さい。本当は密かに一人で外出する予定だったのですが、私が【こぜにあつめ】をするため上京すると聞いて銀座まで送迎をしろ・・・との仰せでございます。(コゼニ・・・女房達は古銭をそう言ってます。)逆らえるわけがございません。

 
10月3日 【灯台もと暗し:猿江正字背広郭母】
東北地方在住のS氏からメールを頂戴しました。(感謝!)なんでも大和文庫の即売品の中に猿江正字広郭母銭があるとのこと。ありゃりゃ・・・全く気づいていませんでした。左図が問題の猿江正字です。たしかに背広郭ですね。こうしてみると小梅手仰寛の背郭のように修正による郭大小があるのかもしれません。猿江は銭径の大小の差が著しいので単純に内径や郭幅計測で断定できないのが悩ましい。でも猿江銭は調べるとまだ色々出てくるかもしれません。果たしてこの手の存在数はいかがなものなのでしょうか?
大和文庫のホームページより
 
10月2日 【はずれ・・・】
インターネット天保銭はまたはずれでした。短径で0.3㎜ほど横幅が広いのですが、規格外というほどでもなさそう。文銭レベルだと0.3㎜は大きいのですが天保銭はやすり掛けの具合で誤差はあると思います。なにより銭文径に誤差はありません。残念です。
 
9月30日 【参考文献貧乏】
私も時々出没する練馬雑銭の会のF1002氏とか暴々鶏氏など、いったいどれだけ所蔵品があるのだろう・・・と感心してしまいます。私といえば机ひとつに収まってしまう程度のコレクターです。古銭を集める趣味にしても 
①いろんな種類をひととおり揃えてみたい人 ②とにかくたくさん集めたい人 ③財産として考えている人 ④探求、研究を目標とする人 ⑤新発見を目指す人 などがいらっしゃると思いますが、私は間違いなく①でしょうね。同じものは何枚も欲しいと思いませんし、一度に大金を払う勇気と財産もありませんし、研究家と呼ばれるような身分でもなく、かつ知識と根気もありません。それに大きな野望もありません。あくまでも自分の趣味の範囲の中で、自分が知らなかったことを発見して、知ったかぶりを公表してひとり喜んでいる・・・のが気持ち良いのですね。私は『好事家』なのです。(おたく?)
さて、今年は文献の当たり年です。(と・・・いうよりも古銭本体のめぼしいものがあまり入手できていません。)
本日、下町古泉会の臨時増刊号の落札品が届きました。
入手品は瓜生有伸氏の著作、天保通宝銭の研究と増尾富房氏の江戸時代の古銭書(上)です。天保通宝銭の研究はボナンザに連載されていた天保銭百話をまとめたものだと思います。古本の山の中から記事を探さなくてよくなったのでご機嫌です。江戸時代の古銭書(上)は800円という破壊価格に引き寄せられました。いにしえの古銭家に青木昆陽やら新井白石、青木木米などの名前が出てきて面白いです。新撰寛永泉譜や寛永泉志や、生拓のついた奇本も見たかったのですが、私は古書コレクターではないので応札は断念。もったいなかったかしら。南部貨幣史は欲しかったのですが残念ながら競り負けてしまいました・・・でもって悔しいからネットで古書検索して即断購入・・・病気ですね。おかげさまでしばらくは寝不足、金欠で夜の趣味活動に励めそうです・・・めでたしめでたし。
 
9月29日 【文銭中字の大型銭:母? 投稿画像より】
四国のK氏からの投稿画像です。(感謝!)
普通の中字文銭のように見えますが、外径がなんと25.65㎜もあるそうです。目立たないところですが、文銭の中字の外径は25㎜程度のものが多く、25.3㎜以上は極端に少ない存在です。母銭とされるものでさえ25.3㎜前後ですので、画像の品はとてつもなく大きな存在であるといえます。久泉研究資料⑦には25.7㎜の中字が掲載されていますが、母の母の母クラスの存在だそうで、母銭のなりそこねだそうです。
この品が母銭であるか否かは画像では判断できませんが貴重な存在であることは間違いないようです。
K氏からの投稿再び・・・。
ネットオークションで1500円で入手したものとのこと。大きさが25.4㎜もある岡山小字です。間違いのない母銭でそれもかなりの大物です。
この品物、私もうっすら見た記憶がありまして、きれいだったのでウォッチリストに入れていたと思います。そこで一歩踏み出せるか否かが運命を分けるのでしょうね。ただ、失敗の方がとても多く、過去には何の変哲もない美品の文銭(中字背文)に7000円以上も払ったこともあります。トータルすれば(しなくても)ネットは大損してますので、お遊びで済ませている今日この頃です。でもきれいですねこれ・・・。
 
9月27日 【ネットの天保】
このHPを制作するようになって、インターネットオークションに投資(浪費?)する割合が格段に増えました。購入金額は3年間で優に100万円は超えていると思います。その一方で、いくばくかの収集品を放出しておりますので、実質的な出費はその半分くらいかもしれません。が、内容はというと圧倒的な無駄遣いです。はっきり言ってネット購入品ははずれが多いのが事実です。もちろん、ときおり良いものも出るのですがそんなものはごく稀で、たいがい競争が激しくなって結果は損・・・が多いようです。だいたい良い品を出す方は決まっていますから・・・。まぁ、はずれがないのが文献類で今年は文献収集で遊んでいます。
宝くじ感覚の雑銭狙いはたいていはずれ。ここのところ立て続けに天保銭に2000~3000円投資していますが、どうしてみんなこんなに写真写りが良いのかと不思議に思うくらいのものが多いのです。まぁ、出品者も心得ていて数枚の天保銭の中に水戸や土佐あたりの状態の悪いのを入れるんですね。最近は真鍮銭を入れている例もあり、こちらも面白半分でわざと落として確かめたりしています。
本日も2000円で天保4枚を落としました。その中の1枚に私の目には明らかに覆輪に見える長郭銭がありましたから・・・。よくみると郭が横広にも見える・・・ひょっとして画像を横に伸ばしたのか・・・?3度目の正直か、2度あることは3度あるのか・・・。でも、仏の顔も3度までですぞ!
※長郭にしては輪幅が広い天保。でも、よく見ると郭が横広か?(こりゃおかしい?)
ネットオークション落札前と落札後の変化

普通は美人になって喜ぶのでしょうが、素朴で細縁、広穿に見えた画像も現品は何の変哲もない本座広郭銭です。
これは一本とられました。


真鍮銭の刔輪天保 →
これは色調、背郭のつくりで判る。
ネットオークションにはときどきこの手もものが混じることがあります。深追いは厳禁ですね。
 
9月22日 【仙台銀銭】
雑銭の会から画像到着。これは四文銭ながら仙台銀銭の特徴をしっかり持っているそうです。いわゆる雉狩銀銭は古寛永ですが、それ以外にも文久年間以降にも恩賞用として藩内で作成されたとの言い伝えがあるようです。
その特徴とは・・・ここには書けません!
『王様の耳はロバの耳~!』の心境であります。
※収集10月号98Pに銭の地の色付けに関する重要な記事(古事類苑の読み下し)が掲載されています。それによると銭は製造過程で『古墨と油にて煮る』とあり真っ黒になったものを平研ぎに出すと文字と輪が銅色になる・・・とありました。

※19日の天保銭・・・結果は大惨敗。どう写真にとったらこのような画像になるのか・・・と疑ってしまうほど普通の(汚い)本座銭が届きました。錆び位置は同じなのでインチキではありません。まぁ、宝くじですからね・・・でも心の傷は超巨大ですから~。ザンネ~ン!(古っ!)

 
9月20日 【収集10月号は花盛り!】
帰宅したら郵便受けからはみ出しそうなほど郵送物が・・・。銀座コインオークションカタログの古いもの(ネットで購入)が数冊と、収集10月号が到着。
収集の表紙の見出しがいきなりすごい。
ついに発見、寛永通寶深字太一文本体(仮称)深字太一文跳通・・・だって。貨幣クローズアップはいつもながら巻頭カラーグラビアできれいだし、『仙人がゆく!』は琉球通寶に関してのお話だし、『補追 米字極印と小極印について』は暴々鶏氏の必見記事!。そして巻末には久泉研究資料⑦に関する編集部の記事が拓本入りで堂々掲載。オークション広告もカラーで掲載されていて見ていて楽しい。(変ですか?)
今夜は仕事の疲れも忘れて趣味に没頭できそうです。これで明日あたりとどく天保銭が大化けした日にゃ心臓が止まってしまうかもしれません。
 
9月19日 【ネットオークションに夢をのせて・・・】
ネットオークションで夢を見ています。画像の天保銭・・・見るからに汚い。そして写真写りも携帯で撮ったような変な写り。こういうやつは大概は贋作をそれらしく写そうとした場合が多いのですが、今回は出品者の良心に賭けてみました。間違いなければ不知銭、たぶん不知天保粗造銭、大化けしたら会津の萎字・・・出品の地が福島ですから・・・。ひょっとするとキーホルダーの飾り、まぁ大方焼け銭のギタギタなやつ・・・ってとこでしょうか?
宝くじ感覚ですが、天保銭は寛永銭より掘り出しの確率が高いので少し楽しみです。私もⅠさんのような泉運に恵まれたい・・・と思う今日この頃です。

※ネットオークションで秋田天保を発見、でもすぐ逆転されてしまいました。
 

9月16日 【猿江正字背濶縁広郭】
雑銭の会掲示板 にⅠ氏が投稿している画像を下に掲示します。(無断転用になってしまっておりますがお許し下さい。)
猿江正字の背濶縁広郭は手引きと拓影全集と拓影銭譜には不掲載、図会と新寛永泉志と拓影集には存在について触れられているだけ。青譜には掲載されていますが多分別物(これほど面側細縁、背濶縁ではない)。唯一、新寛永泉志において掲拓されていますが、存在は1品のみという代物です。もちろんこれが新発見と確定したわけではなく、他にぞろぞろ出現する可能性もないわけではありませんが、収集界に一石を投じる可能性のあるものとしてご紹介致します。

※青譜によると猿江銭には白銅の母銭が存在するようです。するとあの猿江の白銅は次鋳母のできそこないの可能性もないわけではありません。ただ、この銭は鉄分過多による白化が主要因だと思われますので、その点がひっかかります。通常、白銅母銭なるものは錫の割合を意図的に増やして作ったような気がします。錫は収縮率が銅より低く、割合が少し増えると硬い丈夫な母銭になります。鉄分は比重差で銅とうまく混ざらず、また銅より高温でないと溶解しないという性質があるため、品質的にももろく割れやすくなるので意図して製造したとは考えづらいのです。したがって、猿江広穿の白銅銭は坩堝の底の溶銅の残りかすのようなものから偶然出来上がった一品ではないかと思うのです。→ 猿江銭の白銅 → 新寛永色見本

 
9月15日 【古寛永収集研究】
ネットサーフィンをしていたら、新しいサイトを発見。その名も『古寛永収集研究』。サブタイトルに改定版古寛永泉志による・・・とか古寛永泉志からの銭籍移動はしていません・・・とかの記述があるとおり、私の自分流の古寛永基礎分類譜と相対をなすサイトです。画像も名品が多く見られかなりの収集家・・・それも正統派とお見受けしました。内容は超充実しております。
古寛永の微細変化を見極めるサイト『古寛永のアナ』とともに自信をもってお勧めできるネット銭譜です。
考えてみれば古寛永基礎分類譜は分類を主眼としていたため、古寛永泉志とはかなりはずれた名称、分類をしています。その点は何らかの改良が必要かもしれませんね。
→ リンク集
 

9月14日 【猿江の白銅】
猿江銭の白銅が本日到着!予想以上に白い!ただし、磁性があってはじめは密鋳鉄銭を磨いたものでは・・・と疑ってしまった。猿江は黒~赤茶色のものが比較的多く、白銅ということは聞いたことがありません。母銭が黄色系が多いということで、あるいは母銭のできそこないでは・・・とも考えましたが、結果は間違いなく通用白銅銭です。こんなものもあるのだとはじめて知りました。あるいは実際には良くあるものなのでしょうか?ご存知の方はお知らせ下さい。
そういえば石川氏からいただいた四ツ寶類に猿江も入っていると聞いておりました。いまだ手付かずなのですが、興味が沸いてきました。仕事が一段落したら・・・というところです。
※仕事が忙しくて、記入が難しくなる・・・なんてどこへやら。睡眠時間が減るだけで趣味の時間は減ってません。おそろしや・・・。

右の画像は本日ネットオークションで逃した不知天保銭。画像の印象ではみごとな長郭手覆輪銭に見えます。HP記述に熱中していたら競り負けた。7500円の値を入れてほったらかしにしていたもの。最近は私の応札IDを狙っている方もいるそうでほんとうだとしたら全く迷惑な話です。ただ、締め切り時間を調べてまで熱中するタイプではないので、しばらくは敗戦が続くと思います。これなぞは本当なら間際まで応札しないのが正しいのでしょう。落札された方・・・せめて結果のご連絡を下さい。

 
9月13日 【下町の文献祭り】
入札誌下町の臨時増刊号が到着。ページをめくると文献のオンパレード。中にはかなり希少なものもあり、最近入手したばかりの天保銭事典もありました。中古本なのでしょうが出版されたばかりの平成古寛永銭譜が3000円とはびっくりしました。
ただ、どの文献が良いのかが分からずそれなりに高いので手を出しきれません。あまり古い文献はホコリアレルギーのある私には向いていません。ボナンザですら読んでいると涙と鼻水が止まらなくなる有様です。
 
9月12日 【資料収集】
最近江戸コインオークションのバックナンバーをすべてそろえてしまいました。古本だから安く買えるかと思いきやとんでもなく、オークションでは送料などを入れると2割以上高くなってしまいました。馬鹿ですねぇ。銀座オークションカタログも集めてますが、こちらは完収には程遠い状態です。オークションに私が初参加したのが平成10年頃ですので・・・。また、季刊方泉處についても探していますが、元々が高額な雑誌なのでなかなか手が出せません。いつか全巻そろいで3万円くらいで出ていたと聞きましたが、今度会ったら絶対買いですね。7~8冊は持ってますから、ダブルのも困るのですが・・・。
大和文庫の入札で 
猿江銭の白銅銭 なるものを落札。さすがに白いもの好きの病気人。絶対人に負けません。応札価格も病気か?独り相撲入札かもしれませんがとにかく見てみたい。ただし変造品だの色黒品は許しませんよ。同時に 文久の大錯笵 も落札。こちらは悪戯応札のつもりが私しか応札がなかったみたい・・・できそこないですから。程度にもよりますが文久の背ズレはとても多いと思います。本当は自分で選り探すのが一番なのですが安易な道を選んでしまい反省しきりです。
 
9月10日 【お仕事モード】
最近、制作日記、雑銭の会へと狂ったように記述していますが、そろそろお仕事全開バリバリ状態に突入します。ここ数日間は消える前のろうそくの一瞬の輝き・・・みたいなもので、躍起になって書いてました。明日から2週間はイベントや出張続きで帰宅もままならない状態になるかもしれません。また、人事上のやっかいなことも抱えていて悩みだらけです。そして月末は、たまりにたまったデスクワーク地獄。10月7日はストレス解消の日と決めました。それまでがんばるぞ~。
 

9月8日 【東京交通会館】
収集のホームページを見たらTOKYOコレクションフェアが開催されていました。江戸コインオークションの田宮商会も出店しています。下見期間ではありませんが、ひょっとすると・・・と思い一路東京へ。
会場はコインフェアというより、切手、テレカも含めた趣味人のフェアといった様子。会場はギトギトした加齢臭で満たされています。コイン専門業者は少なく、穴銭も少ない状況。野崎コイン、薄井美術店あたりが面白い品が多かったです。(野崎コインは天保銭の不知品におもしろいものがあり、薄井美術はすごく珍しい穴銭のオンパレード。買う買わないは別にして一見の価値はあります。)案の定、田宮商会では下見を受け付けていました。

さて、下見の結果は・・・
511 打印銭寛永・・・状態よし。ただし陳腐でみすぼらしい。病気の方は重病になれます。
556 背山母銭・・・安い理由は銭独楽にされていたからだそうです。真贋は判らないけど悪くないと思います。
※第3回オークションに同じもの発見。そのときは38万円で落札されています。32万円のディスカウント!
561 密鋳背盛濶縁大様・・・直接計測はできませんでしたが大きさは29㎜を超えていそうです。
562~567 密鋳類・・・やはり浄法寺系ばかりでした。状態はまずまず。
578 通下片千鳥・・・面白いと思います。たかが鋳だまりですが・・・。
580 高寛背一・・・写真写りが悪い品でしたが普通以上、むしろ美人です。
583 浄法寺背ナ文・・・浄法寺鋳放銭集に掲載されていました。
590 仰寶面重文・・・きれいな重文です。参考に欲しい。
593 踏潰銭・・・状態はいまひとつですが、書体はGood。
600 本座長郭白銅母銭・・・佐渡銭の色。マニアなら行くべき品と見た。過熱必至。
619 玉塚天保・・・刻印の違いが面白い。土台も面白い。
661.665.666 絵銭天保、絵銭文久、絵銭寛永・・・寛永は福西でしょう。面白いけど深追いは?かな。

507 永楽垂足寶は大きいですよ。他の品も見れば良かったのですが、並んでいたこともあり遠慮してしまいました。
さて、本日の収穫は・・・

第3~5、12回 江戸コインオークションカタログ(バックナンバー)
贋造背盛錫母 安南寛永(元隆手) 仙台右駒写背古寛永 不知天保銭広郭手 薩摩広郭背ゴザ目 と、まぁよくもこんなに安物(3000円~650円)を買い込みました。その他に細字手流文、明和期亀戸銭背大錯笵(これはすごい!)など。1品ごとの投資額は少なくてもまとまると威力を発揮します。高速代、駐車場代、食事代まで入れると軽く3万円を超えてしまいました。安物買いの銭失いとはまさに私のことです。

贋造背盛錫母
まぁ、間違える人はいないと思いますが銅母からの写しだと思います。仕上げが現代風で、材質も風化していません。いわゆるアンチモニー錫かハンダ錫か?
※亀戸銭流文と流文手の分類ポイントに悩んでいます。流文は寛後足が直跳に加刀されていて、穴銭入門の第2版にはその記述があるのですが第3版からはその一文が削除されています。(図会にはその記述すらありません。)今回、購入した流文は明らかに内跳寛でした。したがって流文には2手あるのではと思うしだいです。また、流文手の定義ですが、①額輪しない ②辵頭に爪がない ③文字がやや太い のポイントは流文と同じです。唯一の差が『繊字小文』に似ているのか『繊字狭文』に近いのかです。久泉研究資料⑦では背文第2画の湾曲差を挙げていますが、文銭の耳より話の拓図を見ると背文の形状がまるで違います。(私は発表者の米田氏の拓を今のところより所にして分類していますので寛後足の形状(湾曲)差を一番重視しています。ただし、この点は文銭の耳より話に記述されていません。)ポイントをどなたか明確に教えてください!
 
9月7日 【江戸コインオークション】
狂乱の季節がやってきました。江戸コインオークションが来月開催です。本日カタログが到着してどきどきしながら中を覗きました。私は妻子とローンのある身ですが、古銭の前では理性がなくなりそうです。お金と時間はぜんぜんありませんが10月7日は勤務交代してもらいましょうかね!(あぁ、堕ちてゆく自分が怖い。)

さて、注目の品は・・・
511 打印銭寛永・・・なぜ、開元と組みなんですか!これじゃ、手が出ない!
529 四草点鋳放大様・・・こんな変わりもの大好きです。でも高いよこれ。
556 背山母銭・・・なんでこれが6万円?怖くて手が出しづらい。真贋不明なのでしょうか?
561 密鋳背盛濶縁大様・・・やすり目が面白そう。大きさはどの程度なのかな?
562~567 密鋳類・・・写真で見る限り浄法寺ばかり。565の接郭は欲しいけど・・・。
578 通下片千鳥・・・あまり見ない形ですね。たかが鋳だまりなのにねぇ。
580 高寛背一・・・欲しい。でも買えない・・・でも欲しい。どうしよう。
583 浄法寺背ナ文・・・どこかで見たような記憶がある。注目度高いと思う。
590 仰寶面重文・・・こんなものに興味を持つのは私ぐらいか?
593 踏潰銭・・・書体が好きです。人気が出そうで怖い。
600 本座長郭白銅母銭・・・初見品の上に白銅ときたら私の出番でしょう。どこまでゆくか?
603 本座中郭母銭・・・ありふれていそうな存在ながらこれは絶対珍しいです。
619 玉塚天保・・・右側のものの刻印が妙に気になる。土台も気になる。すごく気になる。
661.665.666 絵銭天保、絵銭文久、絵銭寛永・・・みごとな作銭です。寛永は多分福西作。参考に欲しいな。
674~679 筑前、土佐、盛岡銅山・・・名品ぞろい。674はすごいんじゃないかな。関係ないけど。

現品を見たわけではないのでとりあえずこんなところが私の興味をひきました。ただし、実際にどれを落としに行くかは秘密。ここに書いたから本気ではないと思った人・・・鋭い!・・・けど不正解。私は少し本気です!お金ないけど。
※番外 507 永楽垂足寶・・・大きいですよね。興味ないけど。521 試鋳錫母・・・関係ないけどきれいすぎませんかね?
 
9月6日 【雑談】
銭を磨くという行為は古銭としての価値を損なう行為ですので、けっしてやってはならないことですが製造工程などにおいて昔の方はこんな工夫をしていました。現代?の工夫とあわせてご紹介。

①煮洗 天保銭製造工程で行われていた工夫で、豆から作った澱粉で銭を煮て、付着物を落とします。現代では酸性処理で行われている工程ですが、澱粉の吸着力を利用した洗浄方法です。カタクリ粉で代用できそうです。

②平研と藁摺(ひらとぎ・わらずり) 銭の表面の磨きです。磨き砂で表面を荒く研磨し、その後に砥石と木炭粉で研磨します。さらにこれをむしろや荒縄で磨き上げると・・・木炭の作用でピッカピカになるそうです。また、木炭が銭の谷に付着するので地の色づけも出来上がります。古寛永や文銭の母銭などは漆など粘着性のあるものを使用していた・・・のかもしれず、漆(らしきもの)が地に残っている母銭があるようです。

③食用油での煮沸 68年6月号ボナンザのコラムに掲載されていた秘伝です。食用油で煮沸した後に中性洗剤に漬け込む・・・と、錆がきれいに落ちるというお話。穴銭の錆をとるには最適とのことですが、投稿者も試したことがないので・・・。

④鹿角や象牙での青錆落とし 練馬雑銭の会で紹介された方法。鹿角が銅本体より柔らかく、錆よりは硬いことを応用した技だそうです。割れやすい古銭は要注意ですが、試す価値はありそうです。

⑤特殊工具による研磨 歯科技工工具のようなものでの加刀修正。近作贋造品に時折見られますが、回転する先端を押し付けて削るのでその痕跡が不均一に残ります。けっしてやってはならない行為です。なお、古寛永などの加工で回転させたキリなどで文字のつぶれた部分を修正したものがあるようですが、これは本物です。

以上、しったかぶりでした。
 
9月5日 【天保銭事典の刺激】
今年は文献の当たり年で、最近はもっぱら天保銭事典に熱中しています。今まで謎であった秋田本座写浄法寺類正字背異替会津濶縁との関係など・・・目からうろこの記事が随所に光っています。また、金属組成と鋳造方法、色に関する考察のヒントになる記事もあって、最近はインターネットで合金の特性や歴史など冶金学的なことも調べまくってます。
古銭を計測して比較する手法がようやく定着してきていますが、成分組成による時代、鋳造地比定が今後流行する・・・なんてことはないでしょうかね?少なくとも古銭の色を決定するのは 銅・錫・鉛・亜鉛の配合比であることはおおむね理解できたような気がしています。
→ 新寛永色見本
→ 白銅銭について
 
9月2日 【浄法寺天保の謎解き】
浄法寺銭の成分分析が天保銭事典に載っていました。それによると亜鉛分がかなり高く、当時の鋳銭常識からは考えられない数値。と、いうのも亜鉛の民間精錬技術は明治30年ごろまでは普及していなかったからです。そのため官鋳以外の真鍮銭の出現は明治中期以降であることはほぼ確実で、これでは浄法寺銭も怪しい・・・ことになってしまいます。
それでは不純物として亜鉛が混じることはないのか・・・と必死になって調べたらありました。当時の東北の銅や鉛鉱山では不純物として閃亜鉛鉱(やに)が産出していて、これが多く混じる鉱石は溶解したときに流動性がなくて製品として使い物にならなかった・・・そうなのです。浄法寺はこの品質の悪いくず鉱石(くず銅)までを利用したのでは・・・と考えられないでしょうか?
また、銀分が多く残っているところから、粗銅精製(銀分離)をしないで高温の溶銅をそのまま型に流したのではとも考えました。流動性が低いため高温のままの方が鋳造しやすいし、製造工程が省かれて燃料節約になるからです。精製されていないから不純物は多く混じりますし、肌はたぎりたつ溶岩のようになってしまう・・・ということになりませんか?
この説は雑成分を添加して(融点降下をさせて)低い温度で鋳造した・・・と瓜生氏が述べている説と異なりますが、自分なりに納得できる解説になっているな・・・と思います。
(ただ、この説には重大な欠陥があり鉱石原料選別から鋳銭までを一環して行うことになりますので果たして私炉の小規模人員でそこまでやるかどうか怪しいということに気づきました。と、なると質の悪いくず銅をあえて購入した可能性、あるいは山内での鋳造の際、質が悪くて捨てた上澄み溶銅の再利用なども考えなければ・・・)古銭好きには鉱物好きが多いと聞いておりますがいかがでしょうか?

※石ノ巻の鋳銭図解を見る限り、原鉱石から鋳銭まで一連の工程で行っていたようです。ただしこれは大規模な鋳銭場の場合です。
※8月30日に見つけた離用通が到着。わが眼力に間違いなし!えっへん・・・と、いいたいところですがス穴がしっかりありました。
 
9月1日 【祝 10万人突破!】
ついにアクセスカウンターが10万人を超えました。2004年の4月からですから足かせ3年5ヶ月のこと。1年間に約3万人がご訪問頂いた計算になります。(まぁ、そのうち2万人部分くらいは私自身のアクセスでしょう。)もっと長い期間続けていたような気がしますが、まだ3年なんですねぇ。

昨日、元方泉處の石川さんからお電話がありました。『私にはできません』と思っていてもいざ声を聞いてしまうと言えない日本人の悲しさ・・・。これ(四ツ寶銭の研究)はそれこそ長期戦になってしまうと思います。

天保銭事典は難しくも面白い。ボナンザもまだ読みかけで時間がいくらあっても足りない感じ。そうこうしているうちに仕事がまたどんどん増えてきた。睡眠時間がなくなってしまいます。
 
8月30日 【6000枚の四ツ寶銭】
夜分、郵便物到着。ひとつは天保銭事典。これはうれしかった!しかも完全未使用状態・・・もったいなくて読めない。そしてもうひとつが・・・とてつもなく重い箱。中は寛永銭が6000枚。あらら!元方泉處の石川さんからだ。石川さんの研究として四ツ宝銭類の細分類があり、私に引き継いで欲しいとのお手紙を先日頂いていたのです。私としては現状が精一杯でお断りしたつもりだったのですが、改めて自分の書いた手紙を読むと・・・どちらにも受け取れる返事になってました。(大失敗)
さて、困りました。いまさら返すのも変だし、さりとて私には力も時間ないと思います。あぁ、困った。いっそのこと買い取った形にしちゃおうかなぁ。とりあえず明日、お礼は言わなくちゃ。

※天保銭鋳造方法について調べていたら、合金の作り方や発色についてまで勉強してしまいました。でもそれによると真鍮天保はやはりみんな怪しいことになってしまいますね。詳細は 【新寛永色見本】 の下段に記述してあります。
おまけ:ネットで落札した寛永バラ銭960円
気づいた人はほとんどいなかったみたいですが離用通・・・変色品だけど地肌の雰囲気は明和ですね。通点が退いているので大頭通じゃぁない。画像はもっとバラ銭がたくさんあってしかもこの銭は逆さに写ってました。(画像加工)
自分の眼力チェックといったところ。注意力チェックかな?
 
8月29日 【不知天保:投稿画像】
不知細郭手強刔輪です。画像で見る限り面背ともとても良いものです。投稿者は短尾寛方冠寶のⅠ氏。よくこんなに見つけられると感心してしまいます。
ところでこの品物、明和期銭と同じ銅色(真鍮色:画像では分からない?)で輪刻印が四角形というもの。真鍮は江戸時代は亜鉛が輸入品であるため、民間の職工が簡単に手に入れられるようなものではなかったようです。したがって真鍮天保の多くは後作品になるようですが、贋作ならもっと気の利いた刻印を打つと思います。とはいえ民間で日常使いするなら刔輪なんて考えないかもしれませんね。いずれにしても謎だらけの品物です。皆様のご意見をお聞きしたい品物です。(天保仙人氏なら分かるかもしれませんね。)
 
8月28日 【ボナンザ70年8月号】
110冊のボナンザ誌と格闘して約1週間。タイトルを中心にざっと眺めたのですが寛永銭に関する記事で目立つものはあまりありません。画像は第6巻8号でコインブームの始まりころのものでしょうか。この頃から古銭はじわりと値を上げ始め、数年後には現在とほとんど変らない水準まで高騰します。
入札の価格を見る限り本当に高かった・・・ということが実感できますね。
さて、70年8月号は表紙がすべて寛永銭で埋め尽くされているもので、数少ない寛永銭特集記事のあるもの。記事としては挿して目新しいものではないのですが、さすがに表紙は目立ちます。ところで上部中央の寛文様は・・・現在は私の所蔵品におさまっています。こいつは名品のようであちこちに登場してますね。容量の都合で大きな画像でお見せできないのが残念ですが、まず見られない珍品群です。
島屋文細縁母銭と長尾寛肥字は光ってます!背ア母銭は巨大!後にオークションに出たり、方泉處掲載品になったものも・・・。ただし、なかにはちょっと怪しい品もあるようです。

※天保銭事典をネットで発見!直ちに注文しました。今年は文献の当たり年です。
 
8月27日 【坂井博文様からのお手紙:続編】
大分貨幣研究会の坂井様からまた、お手紙を頂きました。浅学の私にとって理解の難しい内容なのですが、正字文銭の内径について徹底的に調べ上げ、鋳縮み幅を0.2㎜と確定させた上で、内外径の表を作り上げています。(厳密に言うと偶数系と奇数系の4通りの表になるそうなのですが、掲載はそのうちの偶数系で外径が奇数になるものです。)
坂井様は文銭母銭のコレクターでもあり、現在81孔も集められているそうで100孔目標にまい進されているそうです。それにしても退点文小文(退点文の退点文)母銭はすごいですね。
大分貨幣研究会では文銭の分布階級を
彫母銭 → 原母銭 → 準原母銭 → 最大様母銭 → 大様母銭 → 母銭 → 鋳浚母銭 → 通用銭
と考えているそうです。(収集でたしか発表していましたよね?)内径の鋳縮幅0.2㎜を意識した仮定ですが、現物収集の裏づけもあるので納得ができるものだと思います。
なお、氏は彫母銭が従来考えられていた純銅以外の制作ではないかと想定されています。それは大量鋳造が必要だった文銭を考えてのことのようです。
氏は鋳造高から文銭の母銭が日に2万枚、16年で約1億枚近く必要だと推定していますが、鋳銭場には種銭方がいて母銭を管理、使いまわししていたはずですのでもう少し少ない枚数で鋳造は可能だったと思います。
それにしても文銭が日産40万枚に達していたとは・・・たしかに計算してみれば納得の数値なのですが、手工業の時代にそれほどまでの大量生産を行っていたとは驚異的なことですね。

※文銭の鋳造高 = 197万貫/16年間 → 12.3万貫/年 → 1万貫/月 
月25日鋳造したとして 日産400貫 = 40万枚 
坂井氏はここから1日の鋳造繰り返しを20回と想定して、2万枚の母銭が1日に必要と算出しています。
(1日20回はあくまでも仮定の数値です。日に40回可能なら約1万枚でOKのはずです。)いずれにしても大変な作業です。
 
8月26日 【銀の水戸狭永】
どこかで記事を見た・・・と記憶にあった銀の水戸狭永の記事がボナンザ80年1月号にありました。北海道のT氏の寄稿によるもので表紙には虎銭(銀銭と唐銅母:白銅?)、長尾寛背ト(錫母、砂鉄:白銀色、銅母)、狭永銀銭が掲載されています。(左上順番から虎銀銭・虎銅母銭・長尾寛背ト錫母・長尾寛背ト砂鉄・長尾寛背ト母銭・狭永銀銭)ただ、私は狭永以外の銀銭の記事を読んだ気もしますし、それはオークション出品物だったような気もしています。記事の存在がお分かりの方がいらっしゃいましたらご一報下さい。

(ボナンザ1980年新年号より)

 
8月25日 【盗鋳母銭】
雑銭の会で盗鋳母銭の話で盛り上がっています。参戦しちゃおうかとうずうずしながらも、残念ながら知識があまりないので静観の構え・・・なんていいながらここに記事書いています。改造母銭についてはそれこそいつでも改造できるのであまり深入りはできない範疇です。先日もある入札誌で東北地方改造母なるものを入手しましたが、断定できる材料がほとんどなくいけないこととは知りながら『納得がいかないもの』として返品してしまいました。天保仙人氏から見分けのコツをご教授頂ければ、納得の分類ができるのですがその点は地方在住&財力不足&見識のなさ、の悲しさからかまだまだだなぁ・・・と感じてます。
なお、銅色替わりについては(私は夢中で集めてますが)、保存状態で変化することが多く、とくに火中銭はよほどの注意が必要になります。(私は大騒ぎしてますが)あまり夢中になりすぎるとそれこそ火傷します。明和期銭も火中で赤味を帯びたり黒ずんだりもしますので安政期との見分けはやはり制作でということになります。(といいながらあまり見たことがないのですが・・・)
輪側面のロクロ、(省略されることもあるようですが)穿内のやすり目が判断ポイント・・・迷うようならあまり夢を見過ぎない方が無難です。かくいう私も穿内やすり仕上げのある黒くて薄手の離用通を店頭で見つけて沸き立ったこともあります。(2006年7月5日記事)未だに捨てられません。もしかすると改造母なのかなぁ?
8月22日 【谷銭譜現品?登場!】
今月号の収集を見ていてあれっと思う方もいたかもしれません。大和文庫の広告(駿河:今月号はまだ未着)に二水永の背異三が掲載されているからです。この背異三、谷氏の寛永通寶銭譜(古寛永の部 上巻)に『類品を見ない』品として掲拓されているからです。
したがって現存一品・・・あるいはこれが二品目なのでしょうか。まぁ、私にはあまり縁のない貴重品なのですが、新発見?ということで喜んでいる次第です。

【称:大森天保】
元方泉處の石川氏からお手紙が・・・。内容はここには書けませんがとてもうれしいお話。
それと大森天保の記事(銭幣の輪)を頂戴しました。この天保銭はあくまでも参考銭の範疇ですが、発見は石見銀山で有名な大森地区だそうで、民家からカマス1袋、それも萩天保などと混じって見つかったそうです。石川氏は幕末の頃の出では・・・と推定されていますが、流通痕跡がないことや真鍮銭であることからもう少し後の時代作かもしれない・・・と私は感じます。(現品を見たことがないので何とも評価はできませんが。)
 

8月21日 【オークションの季節】
第18回江戸コインオークションの日程が収集に載りました。本当は先月号にも載っていたのですが見落としてました。
とき:平成19年10月7日(日) ホテルパシフィック東京 (時間は未定)
カタログ 2000円(送料込) 郵便振替(00180-5-419696 ウィンダム株式会社)

銀座オークションも掲載されましたね。
とき:平成19年11月18日(日) 東京帝国ホテル (時間は未定)
カタログ 2000円(送料込) 郵便振替(00140-0-131572 株式会社銀座コインオークション事業部)

密鋳の一文銭(不旧手進永写・藤沢吉田島写)2枚をGET。みすぼらしくもかわいらしい。両方とも東北地方出身の感じ。密鋳銭は四文銭は人気が高いのですが一文銭はなぜかエアポケット状態になることがあります。理由は・・・みすぼらしくて銭文が読めないものが多いからかもしれません。画像の品はネットオークションで入手したもの。2枚で500円也。




8月19日 【ボナンザ110冊!】
ネットオークションで落札。一冊155円弱でまさかの落札・・・お買い得だけど家庭環境を破壊しそう。本棚には入りそうもないし隠し場所もありません。女房に知れたら激怒されそうです。どうしよう・・・。私が隠れたほうが早いかもしれません。

※【網縄手】の読み方が分かりません。東京は芝にあった古い銭座名(古地名)なのですが・・・そのまま『あみなわて』で良いのでしょうか?インターネットで調べても出てきませんね。(網町:あみまち・新網町:しんもうちょう は発見)お分かりの方お教えください。
 
8月18日 【拝啓 坂井博文様】
女房と子供が旅行に出かけました。私は連休がとれないのでおいてけぼり。久々に完全休日なので部屋を片付けたり、おそうじしたり、洗濯をしたり・・・と、主夫業をしています。(情けない?)
お昼ごろ郵便物が届いたので差出人を見ると・・・なんと九州の大家、坂井博文氏からではないですか!中には直筆のお手紙が・・・。私めのようなどこの馬の骨か分からないような人間がつくったサイトに気にかけて下さるなんて感激です。その上でいくつかご指摘がありましたので修正させて頂きました。(お名前の誤植は本当に申し訳ございませんでした。改めてお詫び申し上げます。)

①正字背文の母銭としたものが通用銭ではないかとのこと。文銭に母銭なし・・・の言葉があるように疑わしいものでした。ただし、現品は某寛永銭の大家から購入したもので、内径は一般的なものより少し大きいものです。

②細字流文手が気になる・・・とのご指摘。これについてはまだ私自身が分かっていないところが多く、多くは語れませんが・・・。現品は鈴鹿の柴田氏から購入したもので、私自身これ1枚しか見たことはありません。要は分類特徴に乏しいのですよね。したがって現段階ではグレーゾーンながら記事はそのままにさせて下さい。。

③明和の背長が母銭ではないのでは・・・というご指摘ですが、写真写りは最悪で、状態もいまひとつなのですが、現品は間違いなく母銭だと思います。内径、外径とも大きく厚みもあって仕上げもしっかりしています。それにしても画像ではきたないです。
ネット配信の宿命で実物と違う発色になったり、肌の細かな感じが異なって見えることがあります。実際に分類をするときは画像より拓本の方が良く分かると今でも思います。(もっとも私、拓本が採れないのです。道具ももうありません。)

以上、つれづれなるままに失礼なことを書き綴ってしまいました。このサイトをやっているおかげで、全国の研究者の方からご連絡を頂戴することがございます。実は私なんぞ研究家の足元にも及ばないただの収集者で、しったかぶりの大言家です。したがって間違いのご指摘や新発見のご報告なぞ大歓迎でございます。非礼はたくさんあろうかと思いますが、どうかよろしくお願い申し上げます。

※久々のちゃんとした?お休みで逆に時間をもてあまし気味です。購入してあまり読んでいなかった文献類にきちんと目を通してみると・・・意外な出会いがけっこうあります。しかし集中力のなさか読み始めると眠いのなんの・・・ついうとうとしてしまいます。これも老化のはじまりでしょうか?アルバムもぜんぜん整理してないし・・・。
 
8月16日 【白銅銭に悩む】
駿河390号で冷やかし応札していた薩摩広郭の白銅銭が到着。非常に痛い出費ですが、白銅好きの私ですから・・・。ところが到着した品に大いに悩むはめになるとは・・・。白銅とはいえ純白ではないのは納得がゆくのですがなんとなくいやな感じが漂うのです。どこが・・・といえば困るのですが、なんともいえないいやらしさがある。たぶん、前所有者もさんざんいじくりまわした手ずれ感だと思うのです。悩み抜いた答えが・・・まぁ、いいか!です。そのうち天保仙人さんあたりに教えてもらおうかと思っています。今期は会津の長貝寶を掘り出しているし、収集で手持ち品を売ってるからお金も入ってくるし・・・ね。

※谷巧二氏の
寛永通寶銭譜(下巻)と下巻余話が到着。すばらしい!
これは山添氏の平成古寛永銭譜
(これももちろんすばらしい)とはスタンスが全く違うことがすぐに判ります。山添氏は従来の分類方法に準拠し、珍銭を紹介しながら細分類を極めるという手法に徹しているのに対し、谷氏のそれは文献資料をひもときながら古寛永銭の系譜を独自に再構築する試みをされています。これは学術書ですね。同じ古寛永に対し、こうも違ったアプローチをされるのは面白い。
水戸長永の発見をされた中川氏が実は良からぬ人物で、後に古銭界から追放された・・・とは驚愕に値する史実でした。すなわち水戸=長永は捏造の可能性ありなんだそうです。
ただ、仮銭籍で鋳造地名を動かすのはやや危険かなぁ?・・・と思います。とはいえ、すばらしい文献で代金以上の価値はあります。
 
8月14日 【寛永通寶銭譜 古寛永の部下巻 落手!】
いやぁ、今年は文献の当たり年ですね。谷巧二著 寛永通寶銭譜 古寛永の部下巻 をインターネットで安く落札できました。この銭譜、同じく四国貨幣界の重鎮、山添氏の平成古寛永銭譜と並び評される名著なんじゃないかな・・・と到着前から期待全開状態です。

本年入手したおすすめ文献(新刊)
【浄法寺鋳放し銭集】 
詳細は4月6日の記事参照のこと。
【平成古寛永銭譜】  詳細は6月15日の記事。ヤフーオークションで販売中。
【久泉研究資料⑦】  詳細は7月16日の記事を参考に。【九州貨幣協会創立四十周年記念泉譜】も超おすすめです。

新刊ではないですが最近入手した【銭幣館第1~4巻】もなかなか面白い本です。
 
駿河372号の現品 &
奇品館No.51の現品です。
8月10日 【打印銭】
これは奇品館No.51の称:島銭寛永です。入手された方が投稿して下さいました。(感謝!)こうしてみると立派な打印銭で、見たこともない品です。(ただし、打印銭はほとんど見る機会はありませんが・・・)私も90%くらいは手に入れていたはず・・・なのですが、入札だから仕方がありません。
そして私をうらやましがらせる驚愕の映像が右側です。
打印銭の山々・・・しかもすこぶる美人です。これを見るとあぁ、この人も私と同じ病にとり憑かれていたんだ・・・と感じます。
バカにつける薬はありませんが、この病気には古銭が一番効くんです。それにしてもうらやましい。

右の打印銭中の四文銭は平成13年の銀座コインオークションのNo.240-2(2枚組)のうちの1枚です。私も競った品に間違いない!なんたる奇遇!

        ご投稿ありがとうございました!
 
8月9日 【小型銭と大型銭】
収集誌上入札で文銭の小様銭繊字背狭文の白銅母銭を落札。繊字背狭文の白銅母銭は『白銅』という言葉の響きと掲拓されていたことが興味を強く惹いて半分冷やかしで応札。文銭の小様銭は、どうせ後天的な磨輪銭だろうな・・・と思いながらも24.1㎜というとんでもなく小さいサイズに負けて応札。その結果、文銭の小様銭は磨輪にはほぼ間違いないのですが、確かに内径も小さいことが判明。あるいは密鋳銭か?(ただし過大評価はできません。)
一方、繊字背狭文の白銅母銭はこの手のものとしては最大様の25.65㎜の堂々たる体躯(外径)でした。散財したけどそれなりの価値はある品でした。
(先日、手持ち品を売却して得た利益はここ2ヶ月でほぼパァです。悪銭身につかず・・・でしょうか?悪貨が良貨を駆逐する?)
 
8月8日 【呼子銭】
インターネットで妙に黄色い坂本銭を発見して興味本位で落札。現品は・・・磨かれてました!残念!
ところで、この坂本銭と難波銭は俗称で『よびこ』銭と言って縁起物なのだそうです。なんでも財布の中でおいでおいでをしてくれるそうで、さっそくご利益か洗濯機の排水溝から小銭が270円固まって出てきました。神様が排水溝を詰まらせてくれた代償で、脱衣所は水浸しになりましたが効果はてきめんのようです。さらに効果をためすべく、明日宝くじを買おうと思います。ご期待下さい!
(なお、永字の反対側のはねる秋田銭は呼子銭とは言いません。おいでおいでではないからだと思います。)
 
※お恥ずかしい話の続き
私が間違えて覚えてしまって、分かっていても直せない古銭語あれこれ
1.寄郭 (きかく) 第一印象で『よかく』と読んでしまい、自分の中で定着してしまってます。
2.削字 (さくじ) これもなんとなく『けつじ』と思い込んでいました。欠画、刔輪のイメージですね。
3.降る (くだる) 普通は『ふる』ですよね。古銭用語の方が変ですよねぇ?
4.ハ貝 (はばい) 貝を『ばい』と読むのは個人的にはなぜかしっくりしません。
5.輪十 (りんじゅう) 『臨終』なんて縁起でもない。木曽三川の輪十は有名でしょ?あれ?輪中だったかな?

古銭語は難しいです。なんで『細字』が『さいじ』で『深字』が『ふかじ』なのか良く分かりません。音訓が狂ってますよね。古銭語は同じ発音の言葉使用を避ける傾向にありますが、『昂:こう=あがる』 『降:こう=くだる』 なんて同じ発音で正反対の意味です。こんな難しくて紛らわしい文字をなぜ使うのか・・・謎は深まるばかりです。
 
8月5日 【おはずかしい話】
ふとしたことで大阪の『高津』が『こうづ』という読みであることを知り、顔面から炎が噴出すような恥ずかしさを覚えました。もともと私の古銭学は独学ですので読み方の間違いは何十年もそのままで自分なりに定着してしまっています。高津という地名は神奈川に『たかつ』というところもありますしプロ野球に『たかつ』選手もおりますので全く間違いだと思っていませんでした。これをきっかけに自分自身であいまいな読み方をもう一度調べてみました。
十万坪・・・『じゅうまんつぼ』 とりあえずOKでした。別の読み方があるのでは・・・と不安でしたが。
四ツ宝・・・『よつほう』 古銭語事典にあるので知ってはいますがしっくりしない読み方です。個人的には『よつだから』の方が日本語らしいと思ってますのでよく間違います。
寛文様・・・『かんぶんよう』 何気なく『かんもんよう』と読んでいました。OUT!
不旧手・・・『ふきゅうて』 と古銭語事典にはある。でも私は 『ふきゅうで』 だと思っている。頑固者?
良恕・・・・・『りょうじょ』 が正解。『りょうにょ』と呼ばれることも多く、私もこの読みで覚えていたのですが、人名の正しい読みから言うと『りょうじょ』が正しい。何かで読んでうすうすは知っていましたが、結果はOUT。
沓谷・・・・・『くつのや』 が正解。ただし、最近は『くつがや』と記す文献も多い。古名なんですね。OK?
大字、細字、深字・・・正しくは『たいじ』 『さいじ』 『ふかじ』 知ってましたか?なお、『たいじ』は『だいじ』でもOKです。
ところで確認のため 古銭用語の基礎知識 の項を開こうとしたら・・・リンク入口がない!いつからこうなっちゃたんだろう?本日気づいて入口を修復しました。少なくとも1年間ぐらいこの状態だったようです。
 
7月30日 【今度は銭の山を落札】
お金と時間がないくせにネットオークションでせっせと落札。こんどは雑銭5.5㎏を落札。ひやかしで値段を入れたらだれもついてこない。これは意外というか望外というか・・・予定外でした。虎穴にいらずんば虎子を得ずというか、思いっきり虎の穴に転落してしまった感じです。こういうときに限って時間がない。Ⅰ氏に天保仙人に教えを乞いにお伺いしようとお誘いを受けているのですが、全く先が見えない状況です。Ⅰさん・・・はっきりした返事ができなくてごめんなさい。70%くらいだめかもしれません。
銭の山はのんびり調べます。でもその前にお金払わなくちゃ・・・。
※すぐに着荷。1300枚くらいはあるか?でもざっと調べてみたら・・・内容はまったくだめ。収集品の寄せ集めらしく、銭ごとの錆の状態が一定していません。すなわち中国銭は錆びてくっついているのに、日本銭はバラバラ。銭さしも結びなおしの可能性が極めて高く、わらの縒りがほどけてしまっています。バラのものだけをみましたが、まったく役ものがない・・・文銭の入文手が複数枚見つかりましたが、普通の入文でさえまったく出てこない。分かりやすい背に文字があるものは状態の悪いものだけが残っている感じ。これはやられた・・・てところですが、絶対的な証拠がないのでクレームはつけられません。あぁ、大損した!
 
7月26日 【文献の山】
本日、銭幣館(第1~4巻)、豊後国岡藩貨幣の歴史、大橋義春当百銭研究分類譜が到着。忙しくて当面読めそうもないのですが、古銭書三昧をしております。CCFで買い損なった本も欲しいなぁ?でも文献貧乏です。
 
7月25日 【雑銭の王者を逃す】
数日前にネットオークションで岡山跪寛濶縁を逃しました。本当につまらない雑銭で、しかもとても高い品で・・・半額ぐらいだったら飛びついたのですがなかなか決心がつかなくて・・・。それでもえいやっとばかり応札。どうせだれもきやしないと思っていたら、いたんですね物好きが・・・びっくりしました。出費はなくなりましたがなぜかむなしい今日この頃です。

※CCFには行けませんでしたが落札結果を見て少し驚いています。やや暴落気味なんですね。まぁ、私にとっては好都合なんですが、将来的には不安かなぁ。
九州貨幣協会創立四十周年記念泉譜に直径26㎜の寛永銭が掲載されています。おそらく史上最大で、噂には聞いておりましたが素晴らしい品ですね。記事を書きたいのですが発表されたばかりの文献ですし(購入してあげて下さい!)記述時間がありませんのでまずはご報告まで・・・。明日はまた出張です。今度も埼玉県だって・・・5時起きしなきゃ。
 
7月22日 【九州貨幣協会創立四十周年記念泉譜 から】
珍しいものはたくさんあるのですが気になるところを3つばかり紹介・・・。
(関係者の方々、無断の転載をお許し下さい。)
上段は四国貨幣界の重鎮、山添氏からの提供で 仮称 良恕縮字とあります。外径が24.75㎜とかなり大ぶりで、見るからに立派なつくり。書体的には良恕手系統にあたると思いますが通字が極端に縮んでいて面白いです。

中段は山添氏の著作、平成古寛永泉譜にも掲載されているもので、仮称 良恕手異書とされるもの。寛字がはっきり進んでいて小頭通、狭寶です。存在は稀とのこと。探す価値はありそうです。

下段は紀州打製祝鋳銀銭で昭和泉譜の原品だそうです。こちらはもう明らかに珍品とわかる顔(材質)ですので入手の可能性どころか実見も難しいでしょうね。背広郭が時代の新しさといいますか、なんとなく違和感を感じるところです。永厘按 兼子栄治氏の発表です。

その他にも珍品、稀品がオンパレードでこの手の記念銭譜としては実に楽しいつくりです。すべて寛永銭であるからして私が楽しいのもうなづけるのですが、それにしても面白い。4000円の対価は充分にありました。
もちろん、久泉研究資料⑦も素晴らしい内容ですので、ご興味あられる方は同時購入をされたらどうでしょうか?また、文中にある山添氏の著作、平成古寛永泉譜もすごいですよ。これはインターネットで出ていますので要チェックです。
 
7月21日 【銭譜2冊 極めてあやうく到着・・・そして再会】
久泉研究資料⑦ と 九州貨幣協会創立四十周年記念泉譜 が到着!内容は期待通りすばらしい!創立四十周年記念泉譜はたいして期待せずに(失礼!)購入したのですが、内容はオール寛永銭で珍品稀品のオンパレードです。
ただ送付方法が冊子小包だったため、封筒にダイレクトで(半開封状態で)入っていたため、かなりひやりとしました。当日、関東地方は小雨・・・当家の郵便受けは雨に弱く、帰宅がもう少し遅くなればOUTの状態でした。関係者の方、この記事を読まれましたら、送付方法にもう一工夫が必要だとお伝え申し上げます。4000円もする本なのですから、もう少し丁寧に扱って下さい。
それと発見がひとつ。
創立四十周年記念泉譜の2項目にある志津麻大字平永はおそらく私の旧蔵品(特別展示室2)でしょう。このような形で再会できるとは本当に奇遇です。拓を見てビビっときたということは、それだけ私の思い入れの深かった品だったのだと改めて思います。購入された方とは面識はないのですが、良い方にお嫁入りをすることができて光栄です。大事にしてあげて下さいね。

※このような記事を書いていることからお分かりになる方もいらっしゃると思いますが、CCFオークションには参加できませんでした。残念至極でございます。
 
7月19日 【密鋳 大頭通写入手】
入札したまま放っておいた『駿河』の落札品が到着。久々の収穫です。何が落札したかなぁ・・・とたいして期待もせずに封筒を開けると、密鋳大頭通写と刻印銭が入っていました。刻印銭のうち1枚はいわゆる諏訪神社の系統のもの。1000円で落としたのでラッキーでした。密鋳銭の方はといえば、今ひとつピンと来ない。なんか文政の焼け銭のような色合いで、側面の仕上げに特徴が見えない。背の縁にめくれるような仕上げ痕がありますが、これは後天的につけることも可能でう~ん、何とも言えないなぁ・・・と思いながらも、ノギス計測をしてみました。すると内径が1㎜近く小さいではないですか!図会には文政期の次鋳が掲載されているのですがその計測値20.5㎜よりさらに小さいのです。これは文政期大頭通の次鋳写じやないかなぁ?・・・と勝手に推定してます。ちなみに文政大頭通の手持ち品は2枚だけで、次鋳銭は保有していないので、これが次鋳銭であっても文句はなかったのですが、今回はラッキーだったようです。
※ヤフーで『復刻版大橋義春 当百銭研究分類譜』を落札してしまいましたが、実は2冊目です。1冊目は方泉處の石川氏旧蔵品という由緒ある品だったのですがとにかくボロボロでした。セブンイレブンではガソリン割引券とバタピーが当たりました。今日は当たり日なのでしょうかね?宝くじ買おうかな。
 
7月16日 【久泉研究資料⑦】
収集が到着。ページをめくっていたら久泉研究資料⑦の売り出し記事に目に留まった・・・『ほ、ほしい!』。
明日、速攻で入金、購入予定です。今回はいよいよ新寛永文銭です。価格は4000円(送料込み)と超お買い得?ついでに九州貨幣協会創立四十周年記念泉譜も4000円で同時発売。さらに、 久泉研究資料①~⑥も3000円で送料サービス!
(前回報告よりお安くなっています。)

〒870-0918 大分市日吉町5-4 豊栄機工(株)内 大分貨幣研究会(代表:坂井博文)
TEL097-551-1334 FAX097-551-1027 
送金先 郵便振替01950-1-62586

最近、記事枯れで更新をサボってます・・・と、いうよりめちゃくちゃ忙しい。資金もないので収集に手持ちの古銭を出してみたら総額13万円ほどになりました。(ラッキー!)これだけあれば天狗寛永も落とせたのですが・・・やはり7万円は高いなぁ。
さらに野崎コインの入札には初値75000円で天狗が出てる。もう、向こうから買って下さいと頭を下げてくるまで絶対に買うもんかと心に誓う浩泉丸でした。
※なお、洒落で出品してみた『よだれ野口1000円札』(2005年12月24日記事)は変造品ではないかということで返品されてがっかりです。(しかもご丁寧にエラーではないとの添え書きがついてました。)でも、どうみても変造には見えないです。

横浜古泉研究会の入札誌『穴銭』の充実振りが最近著しいです。投稿記事も多いし、今月は入札用葉書まで付いてきました。これで無料でよくやって行けるな・・・と思います。偉いぞ、横浜古泉研究会!
 
月7日 【正字背文マ頭通:Ⅰ氏からの投稿画像】
選挙応援で2日間で530キロも走ってしまいました。疲れるし自腹だし・・・でいいことあまりないのですが、箱根の山はきれいでした。
自宅でメールを開くと短尾寛方冠寶のⅠ氏からこんな画像が・・・。いやぁ~、一服の清涼剤ですね、笑えます。それにしても偶然にしてはあまりにもできすぎ、見事すぎますかね。新作改造銭の臭いはしないのでもしかすると古い戯作かしら?
類品が発見されればまたまた大化けするかもしれませんね。Ⅰさんはとても運がある方のようです。
ネット観察から(無断引用になりますがお許しを・・・)
背足の寛永ですが制作が全く違う。右側もそうですが左側の方も文字の立ち上がりなどがかなり異質です。はっきりいって母銭のつくりなのですが何か違和感がありますね。この手の母銭を持っていませんので語る資格はないのですが、ここまできれいに鋳浚い痕跡がある母銭はあまり見たことがありませんね。不思議です。安南母銭かな?・・・とも思ってしまいました。もう少し安ければ欲しかった品です。それとももう一回行く?
 
7月4日 【不知天保銭広郭手縮小銭:K氏からの投稿画像】
最近、よくメールを頂いているK県のK氏からの投稿画像です。背の花押を見てあぁ、久留米(水戸)の背異だと断じてしまいそうですが、長径が47.9㎜しかない縮小銭です。天保は肥字、通寶細字にしてよく観察すると輪の際に加刀痕跡があって覆輪、刔輪もされているようです。肉厚でもあるそうでちょっと面白い品ですね。48㎜を切る天保銭は希少だと思います。
 
7月3日 【空白の期間】
平成7年と平成9年の銀座コインオークションカタログを入手。私のオークションデビューは平成8年の江戸コインオークションが最初ですが、銀座コインオークションデビューは遅く平成12年から。以降は欠かさずオークション誌を購入していますが、それ以前は収集はしていましたがあまり熱心ではなく空白の時間帯です。思った以上に収集の半休眠期間が長かったなぁ・・・と感じます。だからえらそうなことは言えませんね。
平成元~6年、8年の銀座コインオークションカタログ 第1~6、9~11回の江戸コインオークションカタログを譲って頂ける方のご連絡をお待ちしております。あと、瓜生有伸氏の天保銭事典も欲しいけどなかなか見つからない。復刻貨幣第7巻(新寛永の2)と何巻か分からないけれど古寛永の部も欲しい。その他に良い文献がございましたらご連絡下さい。価格相談・・・でもお金余りありませんので・・・。

※CCFには95%くらい行けなくなりました。天保銭の勉強会には出たいんですけどねぇ。明後日からお手伝いの地方巡業がはじまります。自由時間がほとんどないからいやになっちゃいます。
 
7月2日 【白い魔力:勇気が欲しい?】
昨夜、もっとも加熱していたオークションのひとつ。一見、なんのへんてつもない古銭の山に気になる映像がちらほら・・・。仙台の雉狩銀銭らしきもの1枚、同じように白く写った古銭の背が複数、背千母銭が1枚見えます。6万円程度で落札していましたからいく価値はあったかもしれませんが勇気とお金がありませんでした。入手された方のレポートお待ちしております。

 

6月28日 【芝番銭の真贋】
ネットウォッチャーならご存知かと思いますが、ヤフーに古寛永芝銭の番銭?が格安で出ています。真贋不明ですが書体に矛盾はありません。もしかすると大化けする可能性もありますが、お金と勇気のない私はここに記事を書いているぐらいですから・・・情けない状態です。
練馬雑銭の会の即売品の画像も届きました。すばらしい画像です・・・でも、購入できませんでした。せめて画像だけでも掲載できないかとお願いしています。貧乏人は画像で満足できてしまうから悲しい・・・。

※右側は南部小字の極美品。こんなにきれいなのははじめてみます。

 
6月25日 【面重文の古寛永?】
インターネットオークションでこんなもの見つけました。錯笵なのか単なる焼け乱れなのかたくさんある古銭の中でも、とてもみすぼらしく見えましたので誰も注目しないだろうなぁ・・・と、思いきや思いっきり競られてしまいました。結果は負け・・・ですが、まぁしょうがないでしょうね。こんなものに興味を持つなんて・・・そんな貴方は思いっきり変ってます!変です!変!ありえません。
 
6月23日 【お金がない!】
雑銭の会の暴々鶏氏から米字刻印の資料が到着。引用掲載したいところですが発表前原稿ですし、著作権もありますのでそこは自重です。それにしてもオークションや入札で忙しい!気がつけば預金はちっとも増えていない(どころか減っている!)のです。雑銭の会のNo19氏にそそのかされて収集の入札に無理応札しましたが見栄を張る必要もないのですがねぇ・・・。駿河の天保銭の奇書はとても魅力的ながら、なにか怪しい香りも感じる品ですね。でも好奇心には勝てず夢を乗せてこれも応札予定・・・落札したらどうしよう!そんなわけで実は今月号の月刊収集に不要品を出品しています。(出品物は秘密です。)金欠対策ですが高く売れればうれしいな。
でも、それ以上に出費が嵩みそうで怖いです。選挙応援も全部自腹だし・・・困りました。
 
6月22日 【CCFカタログが到着しました!】
記事を書くのが遅れてしまいましたが2日ほど前に到着!なかなか面白い品が混じってます。
とくに古寛永にはおもしろい品が多く、二水大寶のような超珍品もあります。島屋文などもきれいな状態なので下見で目の保養をするには良い機会です。
ただ、当日(7月21日は1時から天保通寶研究会もあり、飛び込み参加も考えているのですが、オークションも3時からで、下見と即売会場の巡回を考えるとあわただしくなってしまいますね。
研究会の内容は会津銭とのことで興味津々なので非常に悩ましいところ。昼飯を省略するしかないのかなぁ・・・と思っています。

※縁あって選挙の手伝いがはじまり大変です。もしかするとCCF自体に行けない可能性もあります。ちなみに私が手伝っているのは参〇院、全国比例区、自〇党のなか〇ね や〇と候補(沖〇県)です。伏字だらけですみませんが、お分かりになった方は応援よろしくお願いします。
 
6月17日 【不思議な作銭】
ちょっと変ったものがネット上に出現しています。(無断引用すみません。問題あれば削除しますので・・・)背に番号があり、作銭であることは間違いのないところですが、書体がそれぞれ違います。背三は鉄銭母のような書体で、背十六は小梅手広穿のような書体。これを摸作した方はそこそこ観察力のある人間であったと推定される仕事ぶりです。材質はかなり鉛か亜鉛の多そうな色ですね。極細の文字はいかにも近代作でいただけませんがね・・・。
そういえばロイヤルパークホテルの催しのとき、あるお店で天保銭型の作銭を置いてあったのを思い出しました。本座銭の背に干支を配置したものですが、とても良い出来でした。作銭と承知の上での購入をされた方が複数いらっしゃったようですが、値段もなかなかなものでしたので私はちょっと遠慮。ただ、あれだけ良い出来の品はきっと実力ある贋作者の手によるものだったと・・・いまさら思い返してしまいます。
画像の品は作銭であることを肝に銘じ、病気の虫が騒がぬように自制心を働かせねば・・・と、思う今日この頃です。
奇品館No.58の正体が判明しました!本日入手した平成古寛永銭譜163Pに掲載されているではないですか!昭和18年4月の貨幣289号において島田尚泉堂蔵品でも発表されている謎の古寛永だそうで、仙台銭大永小通という名称を山添氏は与えています。さらに驚いたことは平成18年の7月に収集誌上に登場したこの品物・・・なんと平成古寛永銭譜の原品に間違いありません!しかも37000円で出品されて41600円という低い価格で落札されています。
女神には後ろ髪がないとは言え残酷ですね。今になってとても悔しくなってしまいました。残念無念。ちなみに評価は・・・珍で太平手や永楽手と同じ評価でした・・・大ショック!
平成古寛永銭譜が本日到着。開けてびっくり・・・なんなんだこの分厚さは!この厚みは昔、清朝銭譜を手にしたとき以来の驚きか?電話帳のような厚みと重さ・・・そして内容はひたすら濃いものです。分類譜として使用するよりは、図鑑として眺めて目を養う方が良いかもしれません。これで7000円なら安いと思います。
 
6月16日 【秋まで待てないので公表しちゃいます!】
夏の古銭会がどうも流れそう・・・ということで伏せていた〇〇天保の画像を公表してしまいます。不知細郭手の容弱(肥点尓)です。ぬめっとした肌で変っているな・・・と前から思っていたのですが、仙人様の談によると通用銭の範疇からはずれた制作・・・母銭ではないかとのことでした。側面に刻印はあるし、計測値も当百銭カタログの通用銭に近似していたので母銭とは考えていませんでした。(確定したわけではありません。)仙人様も過去に一度しか見たことがないとのことでしたので、そうであれば大発見なのですが・・・どうなんでしょう?少なくとも通用銭だとしても最上級の評価にはなるそうなので損はなさそうです。 
計測値 長径49.4㎜ 短径32.5㎜ 銭文径41.5㎜ 銭厚2.6㎜ 量目18.8g
→ 特別展示室

※無理して輪十場替(寶上)を落札してしまいました。贋作かもしれないと思い、どきどきして到着を待っていましたが、ひとまずセーフ。ところで到着して気づいたのですが落札品は新寛永通寶図会No.283とほぼ同じ拓影でした。兄弟銭かなぁ?
→ 特別展示室
 
限定300部だけだそうです!
6月15日 【盲点】
ネットオークションで誰も気づかないであろう・・・と思って密かに狙っていた品物を逃しました。(画像掲載お許し下さい。)画像の品はなんのへんてつもない異書大字ですが、直径が24.6㎜とありました。寛永通宝カタログによると異書大字の外径範囲は22.6㎜から24.2㎜で、意外に思うかもしれませんが異書中でもっとも小さいのがこの大字なのです。小さい方は磨輪末炉銭ですのでとてもみすぼらしいのですが、大型になる方は立派な存在です。異書の類は短通系のように25㎜に達する黄褐色銭もある一方で、24㎜台半ばでも大字は少ない・・・とはあまり知られていません。とはいえ珍品というほどではなく、せいぜい2000円くらいの価値でしょう。ちなみに画像の品の初値は300円、最終値は1110円。落とした方は価値を知る達人(マニア=病気)ですね。
おまけ:【平成古寛永銭譜 販売中】
ネットオークションを見ていたら発見!四国貨幣界の重鎮、山添春夫氏の作成した古寛永泉譜で中級以上の銭譜となっているとのこと。登拓数約2200、285ページの大作です。販売価格はちょっと高めの7000円。でも即購入を決めた私はまさに入れ食い状態です。好きにして下さい。まだ、送付方法等の確認が来ていないので入金はしていませんが、すぐにでも払ってしまいたい私が怖いです。(払ってしまいました。) 
 
6月9日 【東京交通会館へ】
世界の切手・貨幣・テレフォンカードまつりに参加しました。有楽町交通会館はオタクの殿堂と化し、メタボな香りと前途の暗そうなグレーの色彩に満ち溢れていました。さすがに2日目でめぼしいものが少なく、店主はみな暇そうでしたね。私の持ち時間は正味1時間半、お昼過ぎまでの帰宅を妻から言い渡されています。最初の店で押上の大字小王寶とやらのきれいな母銭を発見。7万円・・・目の保養。明和短尾寛の銀銭(作銭)と仰寶の江刺風の次鋳銭もありましたが、ぐっとこらえてバイバイ。
と、ある店(U)で不知天保銭の縮形覆輪銭を発見。価格も手ごろ・・・でも何か違和感があり決断できず心にキープ。このお店では南部系の天保や琉球小字などに見るべきものがありました。価格も適正です。同じく違和感を感じた和歌山大字を500円で購入・・・銅色替わりですが、たいしたことなかったみたい。(もう少し黄色ければ・・・)文久の錯笵銭と深字に気になるものがありましたが購入には踏み切れませんでした。このお店で最近大発見を発表したⅠ氏とばったり出会いました。お店の主人もⅠ氏のことは少し知っているようでした・・・さすが有名人。
N店では目新しいものはありませんでしたが、以前から気になっていた不知天保銭をじっくり鑑賞・・・買っちゃおうかなぁ・・・と思いつつもここは自重・・・またいつかね。H店も新入荷はなく、発見もなし。記念に異書斜寶の大型銭を400円で購入。
T店でも新発見はなし。密鋳正字写というものに心を動かされかけましたが、輪側面の仕上げと背の様子が気に入らない。次はノギスを持参しようと心に誓い断念。記念に鋳写し天保を3000円で購入。これは本座に作が近いながら長径が48.5㎜しかなく間違いなさそうな品。
ここでタイムアップ。う~ん、このまま帰るか、それとも天保銭を買うか・・・U店かN店か?もう一度U店に戻りじっくり観察。良さそうな品・・・でも何か気に入らない・・・それはやや浅字で文字の立ち上がりと切れが良すぎること・・・それに桐刻印が不明瞭、あるいは無刻印。でも雰囲気は良い品。この手のものは購入して後悔するより、購入しなくて後悔することの方が多いので決断して15000円を支払い本日は終了。果たして吉か凶か?皆様のご意見をお聞きしたく存じます。

※会場で和歌山狭穿大字断尾永の母銭らしきものを見かけました。図会を調べると未見になっていましたので、新発見かも・・・。ただ、細部特徴の確認までには至っていませんのでこんど調べてみます。それまで残っているかしら?
※オークションネットⅨの結果は予定通り?惨敗でした。
6月8日 【錯笵銭の続き】
何の変哲も無さそうな背の鋳だまり・・・これは実は母銭を落とした跡なんですよね。よく見ると複数の筋があるので砂笵にバラバラと落としちゃったみたいです。落月寛永・・・とでも呼びましょうかね?面文はこれも古寛永不知銭狭穿です。実は大和文庫さんのホームページの即売品のひとつです。ご参考までに・・・。
 
6月7日 【魅惑の作銭・錯笵銭】
ネット上でまたまた見たこともない品が出ています。背の佐の字がいかにも?なので作銭には間違いないのですが、とても良い仕上がりで名のあるものかもしれません。作銭といえば聞こえは良いのですが『贋作銭』には間違いないところ。それでも欲しいと思ってしまうのは秒病気のなせる業でしょうか?かなりの高額出品なので経済的事情で心のブレーキがかかっていますが、いつ悪い虫が騒ぎ出すかもしれません。誰か止めてください!

無断転載お許し下さい!
こちらは短尾寛方冠寶通用銭のs所有者のⅠ氏の投稿画像。ぼぅっとしていると仙台濶字あたりか御蔵銭の出来の悪いものにしか見えませんが、初期不知銭の狭穿の面重文です。
面側の重文はそれはそれは貴重なものですので、これは超珍銭の部類に属します。最近、ネットなどでは高騰する傾向にありますが、一般的なコレクターにはまだ受け入れられていない分野です。たしかに見栄えはいまいちですが、私には美人に見えるから不思議です。
 
6月5日 【9万人突破!】
6月4日が5日に変ろうとする寸前にアクセスカウンターが伸びて9万人突破!予想より10日ほど早い達成です。最近は本業?が忙しく?なかなか更新できません。それでもぼちぼちがんばりましょうかねぇ。
 
6月1日 【銭の蔵 閉鎖?】
銭の蔵のサイトがついに開かなくなりました。転勤されたことは存じ上げておりましたが、更新もここ数年行われていなかったので心配していましたが残念です。そういえば雑銭記も穴銭友好クラブの集いの広告を最後に更新されていません。サイト記事中に大きな変化があったことが書かれていますが、私にとってはお手本の存在であっただけに再開を願うしだいです。
入札誌の鈴鹿も今年の春以降は休んでいます。個人運営の入札誌はだいたい数年でネタが切れてしまうことが多く、そういう意味では鈴鹿はかなり優秀な内容のものでした。これまた再開を期待します。蘭、スズコー、埼京などかつて購読していて最近は見ない(廃刊?)ものもかなりありますがみんなどうなっているのかしら。私の方はネタ切れと戦いながらの更新ですが、なんとか細々と続いております。意地でしょうかね?

※最近、私のサイトファンということで海外からもメールが届きます。ただ、全文英文でして解読したとしても回答は無理です。一度だけがんばって回答したこともありましたがとても疲れました。、おそらく今回もその方も含まれているようですが巨大な画像が付いているものもあって、ダウンロードをあきらめてサーバーから削除したこともあります。この手のものはスパムやウィルスメールとの区別が難しく困ります。従いまして海外の方には恐縮ですが英文、中国語でのお便りやお問い合わせには答えられませんがお許し下さい。
 
5月31日 【オークションネットⅨ】
心配していたオークションネットⅨのオークション誌が到着。本番まであと9日しかありませんがなんとかセーフ。本日、ネット閲覧も可能になりました。穴銭類はやや少ないながらも、とりあえずネットでの応札に参加しました。
ところでヤフーに出ていた天保銭は案の定ほぼ全滅でした。けっこう興味を引くものもあったのですが、怪しいものもありましたね。ひとつだけ種を明かすと広郭の錫銭は本物だとしたら小さすぎます。長径は少なくとも50㎜以上は必要ですのであくまでも参考銭。出品者もわかっていたようで、錫母とはしていませんでしたが母銭写しのなかなか出来の良いものでしたね。(あるいは本物?)

この不知銭は光ってましたね。ネーミングも大字広穿手と気張りましたが、当は得ています。覆輪刔輪で宏足寶気味、長点保で大頭通。辵頭も長い不思議な書体です。鋳写し改造の域は出ていないのですがよい味の品です。初値5000円で思わず飛びつきましたがいったいいくらになったのかしら・・・。落札者のご投稿をお待ちしております。
 
5月28日 【病気だ!わっしょい!天保銭祭!!】
ネットで面白い天保銭が出ていて、私も遊んでます。ただし、真贋については自己判断ですよ!はい、明らかな贋作やら怪しげな品も並んでいます。それでも欲しいのは病気のなせる業、悲しい性なのです。皆さん火傷しますよ!そばに寄っちゃあぶない、あぶない。
こちとら命知らずの銭失いでぇい!米字で切れた!もう、怖いもんなんかないぞ!贋作だって集めてやる・・・ってか?
 
5月27日 【続、米字刻印】
練馬雑銭の会のページに米字刻印の拡大図が出ています。このようにはっきりしたものははじめてです。やはりこのお方(暴々鶏氏)はすごいです。資料、知識とも豊富ですね。私のものはこれで完全に贋作・・・大損こきましたが、なぜか気持ちはすっきりです。もやもやの部分が晴れたからなのですが、やはり怒るべきでしょうね・・・普通。
ちなみに私はこれを某入札誌で手に入れました。やはり刻印銭には手を出すな!が正しいのでしょう。
 
5月26日 【贋造米字刻印】
練馬雑銭の会に贋造米字刻印銭の話題が掲載されています。これは大変参考になりますね。私は・・・と、いうと・・・実は所蔵品は非常に怪しい・・・99%贋作と考えています。(1%はわずかな望み?願望?)
だから拡大画像を掲載していませんでした。贋作を掴むと悔しい・・・とは思いますが、最近はその気持ちがやや薄れて『ふぅ~ん、こんなものもあるんだ』という状態になりつつあります。それよりも贋作を小金を出して買おうとさえ思ってしまいます。とても危険な状態です。手持ち品をこんど投稿してみましょうかね。
※最近、仕事?が忙しくなり、更新がなかなかできなくなってきました。本業ではなく、所属する団体の公の仕事と、選挙絡みの仕事だから困っちゃう。もちろん、世のためだから一生懸命働きますよ・・・でも、がんばってもお金になりませんからねぇ・・・これって。いましばらく我慢のときです。
 
5月20日 【オークション・ネット9】
本日到着した収集にオークション・ネット9の案内が掲載されていました。忘れてました。
それにしても準備間に合うのでしょうか?ホームページもまだ変更されていませんので・・・。
まぁ、そのほうが競争が少なくて良いかな?

CCFオークションも7月21日(土)11:00~で決定。ホテルパシフィック東京で行われます。期待してます。
 
5月16日 【天保銭の母銭】
短尾寛方冠寶通用銭の発見者Ⅰ氏から天保仙人さん賞賛の〇〇天保の銭文径についての情報を頂戴しました。計測の結果、銭文径41.5㎜でほぼ母銭のサイズです。輪側面には小さいながら刻印があったので『刻印のある天保は母銭ではない』と思っていましたが、本座以外の天保は輪側面刻印は母銭であっても打刻しておくことが多かったそうです。これは、いざ役人に発覚したときのごまかしのためでもあったのことだそうです。(天保仙人談)
※最近は趣味の方向性がやや流動的。古銭は毎日発見があるわけではなく、アルバム整理を楽しめば良いのですがどうにも面倒臭くなってきました。2ヶ月ほど前は車を買う必要が生じ、毎日車雑誌&車種比較サイトの閲覧。その前は狂ったようにゴルフ練習場通いです。そう言えば春は俳句づくりにも没頭していましたね。(渋い!)
 
5月13日 【渡邉氏から】
私の藩札収集研究の渡邉氏から明和期俯永面背刔輪の画像付きメールが到着。この銭貨については賛否両論があり、ついに入門最新刊では贋作のような扱い。でも画像で見る限りは不自然さはないですね。強いて言えば穿内がヤスリで整えられている印象を受けますが、それとて問題はないレベルですね。私には真贋を論じる資格はありませんが、こんなものがあってもおかしくないかな・・・という感じです。まぁ、短尾寛方冠寶の通用銭の例もありますし、贋作の根拠もあいまいですしね。
← 投稿画像(明和期俯永面背刔輪通用銭)
背の刔輪はやや不正輪ながらごく自然な仕上がり。銭種は違いますが某加工贋造銭とは印象が異なります。銅色や制作もごく自然。いやらしい感じはありませんね。贋作は妙にきれいか、焼けやヤスリが入っているものが多いので、このような自然の顔のものには悪いものはないような気がします。ご投稿ありがとうございました。

※短尾寛方冠寶の例もあるようですし、四文銭は新種発見の宝庫かもしれませんね。
← 刔輪部分の拡大画像
砂目から見て通用銭を後天的に削ったものではなく、母銭段階で行われた加工であることが判ります。背輪の上部がやや深くなっているところから母銭への加刀の痕跡が伺えます。こうやってみると背の細縁ぶりが目立ちます。画像計測してみても背の刔輪度合いの方が高そうです。
この目立つ特異ぶりが贋造説出現の素地になっているようですね。ただ、画像で見る限りこの加工手法に違和感は見当たりません。自然ですね。

→ 秘宝館へのリンク
 
5月9日 【ネット入札にて】
ネットでいたずら入札していたら・・・桁入力を間違えて送信してしまいました。最悪の事態を想定して出品者に伝言したら解除方法を教えて下さいました。例えば5000円の品に50000円の価格で応札してしまったら・・・すぐに現在の最高入札価格より少し高い価格(例えば5250円)で再応札します。すると50000の上限価格が後の価格に修正されます。もちろん修正前に誰かが高い価格でその前に応札していたらその価格を上回る価格まで再入札する必要があるようです。これには大変助かりました。
※ネットで雑銭に混じって秋田細郭が出ています。あんな画像でも気づく人はいるんですね。感心しちゃいます。
5月7日 【落札品到着】
オークションネットの落札品到着。水永母銭は思ったとおりとても小さくみすぼらしい。こんなものに5万円も払う馬鹿がいったいどこにいるのか・・・ここにいます反省してます。そして寛永通宝カタログ・・・うぉっ!並品とあったが表紙はきれい!中は・・・きったねぇ!でもまぁ良く勉強している方の蔵書だったようです。この本は小さいのですがポイントはなかなか押さえている。何より直径、内外径、量目の記述があるのでとても参考になります。だから欲しかったのです。続いて新寛永拓影全集。これは新品のようです。手書きコピー版の拓影集は持っていましたが中味はかなり違いそう。読みたいのですが傷めるのがもったいない。どうしましょう。とりあえず持っているだけでしばらくは満足です。
 
5月5日 【贋造古銭】
実は次の特集は贋作について調べて書きたいな・・・と思っています・・・んが、資料がありません。有名なところで寛永堂(稲垣尚友)、加賀千代太郎、福西常次(大康堂)、ラムスデン、小田部市郎など・・・。その他にも古楽堂やらキホウ作(永井久二郎)などの名前を見ますが、実際にどんな品物を贋作していたのかは分かりません。もちろん、歴史的に名前を残した贋作者は珍しく、むしろ歴史に名前を残さずに害毒を流したふとどき者の方がずっと多いと思います。
そんな矢先、福西に関する泉譜を手に入れました。この人は木型で母銭をつくったらしく、眺めてみるとネットでも見たことのある寛永銭や絵銭、皇朝銭などが掲載されていました。古銭収集大家でもあったそうですが、下の寛永銭はどうみても通常のものと違う書体ですね。おそらくこれらについては贋作というより洒落に近いものがあったのではないでしょうか?
古泉家はだいたい山師的な人が多く、うかうかするとすぐに出し抜かれます。だってみんな掘り出し物を狙っていますからね。正規の料金で買うことなんて興味ない人ばかりじゃないですか。だから福西も相手を試すようなものを作ったのでは・・・なんて考えてしまいます。
有名古泉家の蔵品にはたいてい贋作が紛れていて、泉譜にだって堂々と載っている・・・公にはなっていないものの通は知ってて手を出さない有名な贋作はたくさんあるそうです。古泉家は自分の眼力に特別な思いを寄せ、酔いしれます。ときとして人を試し、あるいは分かっていても相手に教えず優越感に浸ります。掘り出し物を手に入れることは、購入相手に真実を告げず不当な対価を払うことなんですね。だから人の良い古泉家なんて滅多にいないでしょう?(お気をつけ下さい。)
贋作者は愛すべき私の同類・・・なのかもしれません。
福西作
面背の組み合わせがありえなかったり、書体が異なったり・・・。
たしか背八の寛永がネットで出ていたと思いますがとても良い出来でした。
二水大寶も絵銭で出ていましたね。黄銅質のものだったと思いますが、写しかもしれませんね。

(福西泉泉譜 第一集より)
※転載お許し下さい。
 
5月2日 【東京国際コイン・コンベンション】
行ってきました水天宮へ!丸一年ぶりにコインショーへの参加です。会場のロイヤルパークは今日から3日間はマニアの加齢臭で息もできないような混雑でしょう。私も久しぶりに店頭撰り出しと、高級品観察に精を出しました。
会場が暗いことを見越してペンライトを持参。さらにノギス、泉譜2冊を持ち歩くとなればこれは怖いほどのオタク状態です。でもなりふりかまってはいられません。妻との約束の時間制限もありますし、なんたって1年ぶり・・・飢えてますから。
ペンライトはそれなりの威力を発揮したのですが、やはり会場は暗く細かい文字が良く見えません。そこで今回は一文銭系はとばして四文銭と天保銭にターゲット変更。最初にあるお店で本座広郭に混じっている
きれいな水戸繊字を発見。800円なり。記念にGET!つづいて不知天保細郭手も特価5000円で購入。さらに郷土(千葉県)小湊誕生寺の天保型絵銭を洒落で購入・・・2500円。
文久銭で深字2000円となっていたものをじっと見ると・・・深字じゃないけど直永かも・・・と天の声。でもって目をつぶって購入・・・これがどんぴしゃ直永狭穿でした。
その後は贋作で有名な
福西常次の泉譜(福西泉泉譜)を見つけて2000円で購入。会場で福西作と思われる二水大寶絵銭も発見しました(5500円)が手が出なかった。(もったいない?)
会場で見つけた色の赤くない会津短貝寶や秋田広長郭、広横郭を買わずに観察・・・こんなものもあるんだなぁ・・・勉強不足を痛切に感じます。(欲しいけど我慢・・・うぅ~体に良くない。)
帰り間際に何気なく立ち寄ったお店のブース。ふとみると天保銭がごちゃごちゃになって整理もされずに15~16枚くらいある。なにやら怪しい香りを感じ調べてみると・・・いきなり会津の長貝寶出現、しかも未使用色の残る極上品。じっくり見てると怪しまれるのでこれいくらと聞くと・・・ド・ラッキー価格!(言えません!)速攻で支払ってそそくさと退散です。これが本日一番の獲物でした。不知天保長郭手削点尓寶もこのお店で購入、お互い良い取引をしたと思っているでしょう。
私は購入しませんでしたが、
長門異永肥字の手本銭を2万円で複数売っているお店があります。これはお買い得ですね。よほど全部購入してネットや入札で2万5000円で売り飛ばそう・・・とも考えましたが、動機が不純なのでやめました。久々の買出しはまずは大成功でした。でも、資産は増えたはずなのですが現金の流出がまた起きてしまいました。やはり手本銭は買いだったでのしょうかね・・・?
 
5月1日 【安政大字?】 
Ⅰ氏から画像到着。やや濶縁で大きく、厚みはびっくりするほどあります。手に持った感触は文政の柔らかさは微塵も無く、輪側面はロクロ仕上げ風ですがやや荒っぽい。本当に不思議な品ですが、文政でも明和でもなきゃもう安政しかない!密鋳というのもなくはないのですが、可能性は限りなく0です。銀座コインオークションの出品物との画像比較では、砂目にかなりの近似を見ます。銭内外径、厚みの計測を所有者に現在お願いしています。それが届くまでしばらくタイトルに『?』をいれておきますが、私はもう95%くらい安政大字で良いと思いはじめました。おめでとう!
それにしてもⅠ氏は特大の退点文廃棄母銭短尾寛方冠寶通用銭、そしてこの品物とものすごくつきまくってます。収集に記事がかけそうな品物ですよこれは!少なくとも私ならこれ1枚で1年は夢見心地でいられる自信があります。

→ 安政大字?の画像
 
4月30日 【密鋳母銭:投稿画像から】
K氏からの投稿です。磨輪されて輪側面にテーパーがあり、郭内にもやすりが入っているようです。寛足下の郭にはやすり掛けのときの傷らしきものも見えます。ただ、地肌がとてもきれいで、よほどきれいな通用銭を流用したか、あるいは鋳浚い+地色つけの再処理をしたのか・・・定かではありません。この手のものによく盗銅銭やクサビ、ストッパーなど代用で磨り減ったものがありますが、それらは内郭仕上げが見られませんし、鋳銭を意識した輪形状になっていません。総合的に見て密鋳母銭で間違いの無いところ。ただし、後天的な贋作は容易なので過大評価はできませんが・・・。


※可能性としては母銭がストッパーにされたもの・・・との考えもありえます。ただ、この場合郭内の傷が説明しづらくなりますね。さらには廃棄母銭が密鋳母銭として再改造された・・・これは充分ありえます。内径を調べてみれば確認できますね。
※内径20.7㎜だそうです。このサイズは母銭ですね。さすがに母銭と知っててそれを削って密鋳母銭を贋作する馬鹿はいないでしょう。それともストッパーとして使用されたものに内郭やすりを入れて密鋳母銭のように改造した?・・・あまり考えたくないですね、これは・・・。
 
4月27日 【オークションネットの古銭入札誌(6)の結果】
ネットでも入札公開しているので発表は早いとは思いましたが、〆切りの翌朝には公開されていたのには驚きましたね。
どうせ冷やかし半分だからたいして落ちてないだろう・・・と、たかをくくっていたら・・・628番水永母銭 見事落札! なんだ!だれも本気で応札してないの?鉄の母銭なんて本当は守備範囲外なんですけど・・・。珍しいんですよ、これは!
その他は順当に不落でしたが682番の密鋳仰寶銅銭を安価落札。これも予定外。実は本命で制作日記にも書かなかったのが1429番の新寛永拓影全集と新寛永通宝カタログの組本でまんまと落手成功。でも、文献は一部を除いて応札者が少なかったみたいで、1432番の不知天保銭分類譜上下巻組は6500円だって・・・私はかつて一冊5000円ほどで買っています。(上、下、別巻)

635番 栗林広穿母銭(ハドソン原品) 77800円はブランド力の勝利でやや高めながら順当なところか?
653番 輪十通下打 28500円 意外に伸びなかった。刻印銭は判断が難しいから・・・。
665番 押上大字、小字組 17600円 これは立派!でもちょっと高くない?
674番 文政期離用通面刔輪背削波(極美品) 132000円 超驚きの価格です。
こうしてみると価格の上下差が激しいの何の。美品、ブランド品は強く5万円以上のものは不落が目立ちます。ときおりとんでもなく安かったり高かったりもする・・・やはり入札は面白いです。それにしても水永母銭はどうしましょう・・・お金、どうする?
 

4月25日 【戒め】
泉譜には本当の真贋分別ポイントは書かれていないと思え。(それは贋作者への防衛策でもある。)
古泉書に掲載されているからといって真品とは限らない。(贋作と判っていても泉譜に載せられているものもある。)
有名泉家が所有していたからといって真品とは限らない。(有名泉家はまた贋作コレクターでもある。)
本物を見ないと分からないことは多い。(贋作を見ないと分からないこともまた多い。)
名品といわれるものにも真贋不明なものがたくさんある。 (古泉家は表立って本音を言わない。)
古泉家が批判したからといって贋作とは限らない。(古泉家が批判しないからといって真品だとも限らない。)
贋作のように見える真品もある。(真品に見える贋作はもっとたくさんある。)
掘り出し物、珍しいもの・・・には罠があると思え。(チャンスの後にピンチはあるものである。)
安物買いの銭失い。(安物は妻の嘲笑をかうだけだが高いものを買うと家庭での信用を失う。)
絶対にだまされない方法は収集をあきらめることである。(わかっちゃいるけどやめられない。)

 

4月24日 【大発見か?】
夜更かしをしてパソコンをいじくったあと横になりながら枕元にあった収集誌を眺めていると・・・あれって思うものが掲載されていました。そのため昨夜はわくわくした気持ちがおさまらず今朝はすっかり目が腫れてしまいました。
とても面白いことに気づいたのです。ガセネタになる可能性もあり、迷惑をおかけしないよう今しばらく内容は伏せますが、果たしてこの世界で何人がこのことに気づいているのかなぁ・・・と、思いひとりほくそ笑んでいます。
ヒントは本年度発行された収集の中にあります。謎解きをして下さい。

※詳細を調べるとガセネタではないのですが、大騒ぎする内容ではなさそうです。断定はできませんがどうやら変造品のようですね。一人祭りをやってしまったようです。関係者にご迷惑をおかけしますのでこれ以上は口をつぐみます。ご容赦を・・・。

 
〇〇天保については次回の古銭会までのお楽しみとして名を伏せました。もちろん画像は掲載されていますので該当品をお探し下さい。
鉱物マニアのS氏からおみやげにいただいた可憐な水晶。採れたての和田峠の黒曜石も・・・。
4月21日 【春の古銭会】
本日、練馬雑銭の会の春の古銭会に参加してきました。参加者は私を含み8人。天保仙人氏をはじめ雑銭の会の暴々鶏氏、南部銭研究のO氏などプロをもしのぐ研究者もいらっしゃいます。また、あの短尾寛方冠寶発見者のI氏も私の参加を聞きつけてはせ参じて下さいました。
古銭好き・・・というからには、一風変ったこだわりの輩が集まるのではと思ったのですが、意外にも普通の人たちが集まった感がありました・・・と、妻に報告すると即座に『あんたが変っているからよ!』とのお言葉を・・・その通りでしたでしょうか?
泉談においては天保仙人氏による筑前通寶の母子展示説明、真贋ポイント解説、珍品の築前小様や寶永通寶浅冠欠貝寶の展示と泉界の裏話がありました。暴々鶏氏は桃猿駒の純白銅銭や密鋳天保、密鋳南部鉄銭類の展示解説をして下さいました。また、Ⅰ氏は退点文の母銭(大型)のほかに、さくらコインショーで選り出したという安政期大字を持ってきて下さいました。これは肉厚でちょっと面白い制作なのですが、書体は間違いなく大字です。私もさくらコインショーに行けば良かった・・・と、いまさら後悔しています。(画像をお送りいただけるそうです。お待ちしてます。)
さて、私はというと・・・天保銭と密鋳4文銭のブックをそのまま持参、展示用に島屋文小頭通細縁と文銭の白銅類やら打印銭、輪十場替類などを持参しています。
仙人によると私の持参した不知長郭手張点保は
『国内で確認された7品目』だそうで、さらには〇〇天保が『母銭の可能性もあるすごいもの、こんなに肌がきれいなのは見たことがない』とのことです。〇〇天保には仙人も興奮気味でして、次回にまたお見せする約束となりました。(
ともかくあわただしくも楽しい一日で、本当はお食事・・・飲み会・・・お泊り・・・というコースも良かったのですが、暴々鶏氏は病み上がりのようですし、実のところ明日は結婚式にお呼ばれしてます。ご祝儀に準備したお金を盆回しに使ってしまうわけにも行かず、思い切り後ろ髪を引かれながら早々帰宅しました。
某オークションで(私とともに)天狗寛永を高騰させて下さった鉱物収集家でもあるS氏、ネットウォッチャーから古銭にはまった?Y氏、はるばる北の地から泊りがけで起こしになったK氏・・・ご苦労様でした。実は画像収集のためにパソコンとスキャナーも持参しておりましたし、じっくり教えて頂きたいこともたくさんあったのですが、緊張のあまりほとんど何もできませんでした。次こそはがんばろうっと・・・。

※ここには書けませんが仙人から聞いたお話は衝撃的でしたね。贋作者に情報が漏れると困るので文書として残せない秘話と本音を語って下さった仙人さんに感謝、感謝!!

※盆回しにおいて・・・
気後れと無駄遣いに対する警戒から手が出ませんでしたが、秋田広郭の銅替わりは入手すべきだった品だと思います。(仙人のもとに・・・)また、南部系密鋳4文の厚肉銭は私が見る前にO氏の手に・・・さすがです。ほかにも余裕があれば欲しかったものもあったのですが・・・余裕がねぇ・・・。
 
4月19日 【南方系贋作寛永】
インターネットでおもちゃの寛永銭を参考入手。この手のものは東南アジアあたりでお土産品としてつくられているもの・・・らしい。じっくり見ているとあれれ・・・私のある所有品に制作が良く似てる・・・亀宝至道手削字だ!ありゃりゃ贋作品だったか?がび~ん。間違えて覚えるこの世界・・・。投資金額は1000円か2000円なのですがショックは大きいです。
※記事削除をしなければ・・・と、思いましたが、自戒の念を込めて間違いであることを表示した上で記事を残します。なお、背工の方は問題ないようです。
 
4月15日 【オークションネットの古銭入札誌(6)】
今朝、オークションネットのウェブカタログがアップロードしたようです。まだ見始めたばかりで何とも言えませんが、ちょっと面白い品が出ています。
599番 押上大字小王寶母銭 これは案外少ない。
612~625番 密鋳背千 これだけあれば楽しめる?
628番 水永母銭 とても地味ですが少ない・・・でもやはり地味。
632番 長尾寛背ト母銭 すばらしい高級品、高嶺の花ですね。
635番 栗林広穿母銭 ハドソンの原品というのがなかなかです。人気が出そうです。
646~647番 異書白銅銭類 私は白銅銭が大好きです。それも馬鹿安ですよね。
653番 輪十通下打 これは人気が集中すると思いますよ。
665番 押上大字、小字 小字がなかなか少ない。マニア専用か?
674番 文政期離用通面刔輪背削波 極美品です。これもすごく人気が出ると思う。
1432番 不知天保銭分類譜 私はすでに持っていますがこの本は面白い。
1438番 方泉處22冊 これは格安出品です。文献としては一級品です。
1441番 ボナンザ226冊 大量なのでもし落札したら女房が激怒しそう。
その他、ちょっとしたものが安めの価格で楽しめます。大珍品こそあまりないのですが、とても楽しめる内容ではないでしょうかね。当然私も応札していますが、全部落札してしまったら家計が大変なことになりそうです。ですからみなさんどんどん応札して下さって結構です・・・
が、私の取り分も少し残しておいて下さいね。
 
4月14日 【深字背文細字?】
深字背文だと思って購入した文銭が中字だった・・・という記事を2日前に書きましたが、拡大画像をとって仔細に見たらやはり深字のようです。(出品者の方、ごめんなさい。訂正します。)ただ、背文字がかなり細く通常見かけるものとはかなり異なります。よくあるものは背文字の横引きがやや太めで、最終画も力強く引かれる感じなのですが・・・なぜかなよなよ~とした感じ。母銭のようにきれいな仕上げなのですが、内径は通常銭と同じ規格。このようなものが出てくると中字と深字の区分は本当に難しいと思います。少なくとも面文による判断は困難を極めます。(無理)ちなみに面文の相違を挙げると
①寛冠の前垂れ・・・深字の方が微妙に長く開く。
②寛の前足・・・深字の方がやや急角度で短め?(新寛永泉志による指摘。)
③寛の後足・・・中字の方がやや内跳ね。
④永点・・・深字の方がやや長く、起き気味。(浩泉丸の感覚)
⑤彫り・・・深字の方がわずかに深彫りのものが多い。
⑥寶尓の跳ね・・・深字のほうがはっきりしない。中字は縦画が歪む感じがする。(浩泉丸の感覚)
と、いうように感じますがほんとうにビミョーな差異です。ちなみに細字との差は寶尓の上部の差でみるのが一番分かりやすいです。結局、背文の差で見分けるしかないのですがこんな微妙なものがあるから難しいのです。
→ 寛文期亀戸銭 中字・深字

※入札で手に入れた密鋳銭が到着。4品のうち1品は明らかにだめ。1品は外径は小さいのですが、内径がだめ、輪側面もだめ。いずれも明和期の状態の悪いやつでした残る2品のうち1品ははなから問題のない品。もう1品はやや怪しいので慎重に分析したらやはり文政期の盗銅銭でした。。最近はこの手のものが多いです。
 
4月8日 【面背逆製の鉄銭座銅銭】
ネットオークションに出ていたもの。状態の悪い佐渡鉄銭座銅銭(珍品)だとお思いの方が多かろうと思いますが、良く見ると面背逆製(エラー)です。
と、なると通常の鉄銭座銅銭よりはるかに貴重な大珍品なのです。誰も気づかないと思ってたら、もう一人病気のマニアがいらっしゃいました。それでもなんとか落札してほっとしてます。でもこれは売ろうと思っても売れないだろうなぁ・・・。
※寛永堂作も再出品されてました。欲しかったけど寛永銭研究の権威の方が応じてましたので断念。本当は予算が無かったのですけど・・・。
 
4月7日 【アルバム整理】
最近はたいした収穫もないのでコインアルバム整理を3年ぶりにはじめました。以前は系統立てて分類したり、注釈を丁寧にプリントしたりでけっこうまめだったのですが、このサイトをはじめてから放置状態でした。古銭会にも出ることを決め込んだし、この際だから天保銭について分からないことや、銅色の赤い浄法寺、加護山、江刺との違いについてお聞きしたいものです。
それにしても荒れまくっていて注釈文はまったく整合していません。困りました。
古銭会に出すようなめぼしいものもほとんどありません。盆回しはきついなぁ・・・。
※古銭会当日は収集品とともにパソコン、スキャナーも持ってゆく覚悟です。ノギス、秤も必要かしら?ルーペは・・・使ったことありませんが、最近目が悪くなったので購入しましょうかね。それにしても古銭会の前後に予定がバンバン入ります。前日は会議の後はおそらく飲み会になるでしょう。翌日は結婚式です。綱渡りのような日程調整でした。
 
4月6日 【浄法寺鋳放し銭集】
浄法寺鋳放し銭集が到着しました。注文していたことをすっかり忘れていましたが、どうしてどうしてなかなかの力作です。密鋳銭の分類については私はいまひとつ(それ以上)自信がありません。まだ流し読みしただけですが私所有の本座写し(中郭手)とまったく同じ特徴をもった細郭写しが掲載されていました。浄法寺は母銭の特徴がシークレットマークのように伝鋳されているものが多く、とても面白い存在です。練馬雑銭の会の春の古銭会にも参加予定ですので、天保仙人氏や工藤氏にいろいろと教えを頂くチャンスです。
なお、浄法寺鋳放し銭集は南部古泉研究会会長の阿部伊佐雄氏の作品です。送料込みで1910円です。申込、お問い合わせ先は
〒021-0902 岩手県一関市萩荘字脇田郷24-26 阿部伊佐雄
℡0191-24-4958(FAX兼用)
と、収集4月号に掲載されていました。(勝手な宣伝です、お許し下さい。)
 
4月4日 【寛永堂作】
少し前のネットオークション出品物です。(勝手な画像転載お許し下さい。)贋作なのに5万円もする・・・それもそのはず由緒正しい贋作です。作者の寛永堂は稲垣尚友といい、(別名を槌屋吉之助ともいう)贋造寛永銭の名作者です。1818年生まれで京都に住んで白銅質の精巧な寛永銭を作った・・・と、古銭語事典にはありますが、このような赤銅質のものもあると聞いたような気がします。古銭収集家だったようですし、贋作とはいえ歴史ある一品だったのですね。
 

3月24日 【錫母銭】
天保銭の錫母らしき画像をお送り頂いた方がいらっしゃいます。これをきっかけに錫の特性を勉強しました。一般に金属結晶の錫は白色錫と呼ばれるものですが、これは13.5度以下の状態が続くとゆっくりと非金属結晶の灰色錫に変性して膨張崩壊現象が起きてしまうそうです。天保銭の錫母銭は錫85%に鉛15%が混じったもので純錫ではありませんから、崩壊のスピードは若干落ちるようですが、それでも保存はとても難しいようです。(ちなみに鉛のもう少し多く入った錫合金は一般に【はんだ】と呼ばれるものです。)贋造品は金属的な安定を保つためアンチモニー錫合金製が多いようです。(活版印刷用の硬い合金)
画像のみでは真贋は判りませんがかなり精巧なもの。不知天保通寶分類譜別巻には銅母写しの絶妙な後作品が掲載されています。
※変性点には若干の幅があり白色錫→灰色錫は13.5度 灰色錫→白色錫は13.2度のようです。崩壊は低温で錫純度が高いほど生じやすいようです。

 
3月21日 【オーバーフロー】
ついに35メガを突破してしまい、画像転送不能になってしまいました。したがって容量追加を申込みました・・・あぁ、もったいない。今後は巨大画像を一部削除する必要がありますね。どうしたもんでしょうかね。
ところで、義理の弟から借りてた車がポンコツになりやむなく新規購入をすることになりました。安くて小さな車で良いという私の主張は通らず、妻の欲しい大きな車の契約をしてしまいました。いえ、とても良い車ですよ・・・でも、小さな車なら差額で古銭がいっぱい買えるんですけどね。(んなわけない?)洗濯機もすこぶる調子が悪く、乾燥機能がぜんぜんだめです。とんでもなくお金が流出しそうです。家計もマイナス方向のオーバーフローです。
 
3月16日 【アクセスカウンター80000人突破!】
なかなか良いペースでカウンターが伸びています。まぁ、そのうち1割くらいは私の確認アクセスなんでしょうが・・・。ただ、残り容量がいよいよなくなってしまっています。収集の貨幣クローズアップは容量更新作業が終わるまで掲載できないかもしれません。ご容赦下さい。
3月14日 【野崎コインへ・・・】
東京の出張帰りに野崎コインにお立ち寄り・・・すなわち無駄遣いです。実は2月も訪れていますので今年2回目です。お金が無いから・・・と言いながら欲しかった不知天保を有り金はたいて買ってしまいました。結局、昨年店頭で見かけて魅入られたものをみんな買ってしまった形(と、いっても2枚だけですが)になっています。我ながらちっとも我慢が利きませんねぇ~。これで今週末のさくらコインショーはお休みです。だってお小遣いもうありませんから・・・。
3月9日 【背盛江刺様ふたたび】
練馬雑銭の会で落札した背盛母銭が到着。仔細に観察してみると・・・あらら、平成16年の江戸コインオークションで意地になって落札した品と同規品でした。しかも、今回入手したものの方が内外径ともに一回り大型なのに、落札価格は3分の2ほどでした。平成16年のオークションのときは気合を入れて競り合い、この手の品としては最高額(5万円超)を支払ったのですが・・・う~ん、喜ぶべきか、悲しむべきか・・・複雑な気分です。
→ 背盛江刺様輪斜めやすり大様
おまけネット落札した密鋳寛永銭
状態最悪、しかもひび入りです。落札価格100円です。でもこの銅色と風貌・・・私は密かに阿仁(加護山)銭ではないかと思っています。まぁ、はずれても100円ですし、密鋳銭には違いなく参考品としての価値は十分でしょう。

※実物は微妙な銅色でした。加護山とするには赤味が今ひとつ・・・でもやはり加護山だろうなぁ。浄法寺かな・・・。
 

3月7日 【上棟刻印銭について】
復刻版貨幣に日荷堂刻印銭についての記事を発見しました。奇品館には推定記事を載せていましたが、明治43年10月10日の上棟式のときに撒かれたものだそうです。(落慶が明治44年)一文銭と四文銭の2タイプがあり、撒き銭にされたのは一文銭だそうで千枚ほど撒かれたそうです。日本貨幣カタログに掲載されている四文銭タイプは来賓に50枚ほど配布されたのこと。なお、四文銭だけは特別品のため銀メッキされているそうです。
さて、上棟銭について諸資料で見かけた記事を以下にご紹介します。関係者の方、引用の非礼をお許し下さい。

阿良須神社上棟銭 
京都府舞鶴市小倉にある阿良須神社の上棟銭だそうです。昭和9年11月16日に撒き銭したもので総枚数は531枚であったとのこと。刻印は輪上縦方向に拝殿、横方向に上棟となっているようで、文字の間のどこかに丸囲みの『太』という刻印が打たれているそうです。『太』の意味はおそらく祭神の豊受太神からきていると思います。なお、この上棟銭のベースになった寛文銭を寄付したのは京都の上林義信氏で、復刻版貨幣第8巻にまとめられている上棟銭についての記事を寄稿したご当人のようです。
(復刻版:貨幣第8巻より引用)
 
神戸・クリーブランド姉妹都市締結記念銭
クリーブランド(Cleveland)は米国はオハイオ州にある中核都市です。この記念銭は大正2年(1913年)の姉妹都市締結記念銭として作成されたようなのですが詳細は分かりません。刻印は拓から判読する限り、U.S.CLEVELAND1913 KOBE JAPAN だと思います。
(社寺福銭・上棟銭記念貨代用貨銭譜 初巻より引用)

※原譜にはクレーバランドとしてあります。この読みは、当時の誤記がそのまま伝わったものでしょうかね?
大阪住吉大社上棟銭
大阪の住吉大社の再建記録は天和2年(1682年)ぐらいしか分かりませんでした。あるいはその頃の上棟銭なのかもしれませんが、鍍金・鍍銀銭が対になって存在しているところを見るともう少し時代が降るかもしれません。(本殿以外の上棟・・・例えば鳥居や山門などの上棟の可能性もあると思います。)
拓から判読すると輪に上、地の部分に住吉と鳥居が刻印されているようです。
(社寺福銭・上棟銭記念貨代用貨銭譜 初巻より引用)
滋賀日吉大社上棟銭
近江の坂本にある日吉大社は山王さんの愛称で親しまれています。この上棟銭は江戸期のものとされていますが日吉大社の上棟、再建の記録を調べましたが本殿関係は寛永年間以降の再建記録が見つかりませんでした。あるいは日吉大社管轄の日吉東照宮が1620年頃から1634年の間に造営(再建)されていて、あるいはこれが該当銭なのかもしれません。ただし、日吉東照宮は明治期以前は延暦寺の配下にあったようです。(日吉大社とは300mくらいしか離れていませんが創建の理由が異なります。)刻印は画像から見る限り、鳥居と日吉の文字のようですが、輪の刻印が判読できません。
(社寺福銭・上棟銭記念貨代用貨銭譜 初巻より引用)
 
3月3日 【復刻版:貨幣第8巻】
復刻版貨幣第8巻をインターネットオークションであっさり入手、2000円。絶対競り合いになると思ったら無競争でした。
明日から出張で東京へ2泊3日・・・でもおそらく古銭とは無縁でしょう。帰って来る頃には叺駒寛永が届いていることでしょうね。仕事は順調ながらとても忙しい・・・これぞ貧乏暇なしでしょうか?
※本日、今年初めての花粉症を発症。本当はハウスダストアレルギーなのですが、今年は杉花粉にも反応してます。すでに本日ティッシュ1箱消費。鼻の下が痛いです。ここは田舎ですから杉花粉だらけなのですが東京に行ったら症状が軽くなるかしら?ちょっと期待してます。
 
2月28日 【叺駒寛永】
新居の我が家には漢和辞典がありません。そのため【叺:かます】という字が読めませんでした。パソコンの手書き入力でよく似た【叭:は】という文字を見つけて『はごま』・・・かな?・・・と思いましたが、持ち主の方に質問したら『かますごま』と読むことを教えて下さいました。馬の背にあるのが俵ではなく叺(むしろの袋)なんですね。大変良く分かりました。でも昭和泉譜も日本の絵銭も印刷の活字はどうみても【叭駒】にしか見えません。まぎらわしいぞ!


※まだ競り合いが終わったわけではありませんが、熱くなって価格高騰させてしまいました。仙台絵銭は比較的新しいものと思われますが、馬鹿な好奇心が私を後押しします。馬鹿ですねぇ・・・ほんと。
※落札してしまいました。やってしまった・・・という感じでしょうか?本当なら2万円以下が妥当でしょうね。・・・でも初見品ですから。(言い訳、言い訳)
 
2月25日 【アルバム整理】
古銭会に出かける可能性を考え、久々にコインアルバムに手をつけることに。まずは整理のたやすそうな枚数のあまりない天保銭から。私の場合天保銭は紙製ホルダーではなくビニールホルダーに入れてアルバムに入れています。紙製ホルダーは余白の部分が少なく破れやすいからです。ただ、ビニールホルダーはベタッと張り付きやすく湿気の多いところでは錆やカビが発生しやすいので長期放置は要注意です。1ページ25枚入るアルバムに、1段おきに10枚だけ入れてます。空いたスペースには短い解説文をパソコンで印刷して入れていたのですが、最近は(印刷機がなかったせいもあるのですが)まったく更新していません。順番もバラバラで1ページ10枚の約束も無視。それどころかアルバム・ホルダーに入れてないものも机の上に放置状態。ですから整理に時間がかかることこの上なく、昨夜はたいして枚数も無い不知銭類の分類だけで終わってしまいました。解説文を書くのが面倒なんですね。
新寛永の場合は紙ホルダーに分類名を入れてます。やはり解説文を入れていますが枚数が膨大なのでこれはもう大変な作業になると思います。(解説文だけ入ったものをパソコンで出力、各ページの裏側につけたルーズリーフに保存してます。)
古寛永については個々の解説文はとくに書いていませんが、推定鋳造地ごとに総合的解説文をつけています。
どうです、かなりマニアックでしょう。でも今は無残なほどバラバラです。ホルダーも古く色あせていたり、解説文と展示品が違ったってそのまま。このサイトをはじめてからほとんど手をつけてないのですからね。
ところでコインホルダーのホチキスのとめ方について、コレクターによってその方法はまちまちですよね。一般的には二つ折りの部分を天にして地・左・右の3ヶ所をホチキスとめする方が多いと思いますが、天地左右(あるいは角4ヶ所)とめの几帳面な方、下方の角を2ヶ所だけとめる方もいらっしゃいます。ある方は二つ折りの部分を地にして上左角の1ケ所どめでした。多分にホルダー外に出すことを意識したとめかたですが落下紛失がちょっと怖いです。私はというと二つ折りの部分を天にして天地2ヶ所どめです。こうしておけば取り出しはホルダー左右からかんたんにできますし、アルバムに入れておけば落下はありません。お勧めですよ。
 
 
2月23日 【文政期俯永大様かな?】
大きいことはいいことだ!・・・で外径24.45㎜の文政期俯永を入手。たしかに大きめですが、手に持った瞬間・・・あれ、ちょっと縁が薄い。焼けた感じもなく変な輪の傷も見えないけれど縁がわずかに外に傾斜。う~ん、かなり古い時代に延展風の圧力が縁にかかった結果でしょうかね。それともはじめからこうだったのかしら?実に判断が難しく何ともいえないものになってしまいました。ちなみに内径は通常銭と同じですので濶縁銭ではありません。
 
2月22日 【古銭会の話】
雑銭の会で古銭会のお話が出ています。泉界に対して引きこもり状態の私としては願っても無い機会・・・なのかもしれませんがやはり気が重い気もします。さして知識はないし、知ったかぶりが論破されるのは目に見えているし、所蔵品だってたかがしれているし・・・。なかでもネックは盆回しというやつ。重品として出すものがほとんどないことで、収集者の性としてみんな惜しい愛蔵品なのです。(強欲?)
とはいえ生まれ変わるチャンス到来。アンテナは張っておきましょう。それとここのところ放置状態だったアルバムも整理しておきましょうかね。でももうひとつネックが・・・。選挙というやつです。よりにもよって出向を命じられています。候補者もまだ見たこと無いのに・・・私は犠牲者です。
 
2月21日 【突起爪寛】
ときおり投稿して下さるH氏からの画像。きれいな突起爪寛です。濶縁ぶりも申し分ありません。小さな変化ですが評価以上に少ないものです。
私のサイトをご覧になっている方は熱心な方が多く、雑銭からの選り出しを皆さんがんばっているようです。私はというと・・・まったく上京せずに深夜ネットを探査しているだけ。最近の発見もほとんど投稿ものかネットものばかりです。人のふんどしで相撲をとる、虎の威をかる狐、棚からぼた餅・・・のような有様ですね。小さな発見でいいから自分で何かしたい・・・と思って止みません。
 
2月19日 【文銭細縁の母銭?】
四国方面から内径の大きな正字背文磨輪母銭と繊字背小文磨輪母銭を見つけたという報告メールが・・・。正字背文は内径21.1㎜、繊字背小文は20.5㎜といずれも標準サイズよりワンランク上です。外径は25.2㎜と小ぶりなので細縁の度合いはかなりきつくなるので発見者は細縁の母銭では・・・と色めきたっているようです。名称についてはともかく、この手の母銭の存在は当然ながら考えられるもので、収集の2002年1月号にはやはり繊字背小文の母として内径の大きな母銭が掲示されています。(非常に希少らしいです。)画像での判定はきわめて難しいと思いますが、発見者の方の画像投稿をお待ちしております。(19日中に画像到着)

投稿画像(正字背文細縁母銭 と 繊字背小文細縁母銭

← 正字背文
細縁母銭
→ 左:繊字背小文細縁母銭
右側は比較のための通常母銭
画像だけでは内径値は分かりませんが、母銭であることは地の様子からも間違いないようです。繊字の方はたしかに細縁ですね。細縁母銭という名称は正しそうです。
 
2月18日 【祝杯の日】
短尾寛方冠寶通用銭の記事がついに収集誌の表紙を飾りました。所有者が私のサイトに投稿して下さったのが昨年の10月中旬ですからまる4ヶ月かかりました。
時間はかかったものの結果は最高でしょう。発見者はついでに私のサイトの宣伝もして下さいました。(感謝!)私はただ投稿画像を見て大騒ぎしていただけですから実質は何もしていないに等しいのです。記事では下町古泉会に私が紹介したことになっていますが、私自身は幽霊会員ですので連絡はしましたが紹介だなんてとんでもないこと。すべては発見者の稲毛氏が自分の力でやり遂げたことなのです。私は影の応援団・・・というよりもやかましい輩で、発表の妨げになっていたのでは・・・と内心ひやひやしておりました。それにしても気分が良いです。

→ 関連記事
※ついに総容量が34メガに・・・残り1メガ・・・。過去5回の容量更新。サイト維持にお金がかかるのはつらいなぁ。
 
2月17日 【反響】
中国銅銭の世界についての紹介記事を書いたら、研究家の方からちらほらメールが来るようになりました。このような方々が私の道楽サイトを見て下さるのも驚きなのですが、私は中国銭は素人ですのでちょっと気恥ずかしいです。紹介も気紛れですので・・・。
※ところで株式会社 思文閣・・・を調べたら社長名は『田中大』となってるじゃないですか。この名前、なんでも鑑定団の若い日本画鑑定士の方じゃないですか?そうだったら著名人とほんの少しだけ接点ができてうれしいですね。
 

2月16日 【中国銅銭の世界】
歴史専門書出版の思文閣出版さんから宮澤知之氏(佛教大学教授・京都古泉会)著作の『中国銅銭の世界』が刊行されるそうです。中味は180点の原寸図版とともに先秦から明代までの中国貨幣史の流れが書かれているらしいです。ご興味のある方は以下のサイトをご覧下さい。定価は2520円だそうです。(なお、私は宮澤氏とも思文閣出版さんとも全く面識がありません。勝手な宣伝ですので詳細は自らお調べ下さい。)
http://www.shibunkaku.co.jp/shuppan/shosai.phpcode=9784784213467
株式会社 思文閣出版 〒606-8203京都市左京区田中関田町2-7
tel075-751-1781 fax075-752-0723

※古銭好きが高じて受験では世界史を専攻しました。得意はもちろん古代中国史。古銭の名称などで国や皇帝の名前を覚えていましたので・・・好きこそものの上手なれを地で行っていましたね。もし、私が佛教大学生だったら間違いなく宮澤教授の講義を受けていたと思います。
思文閣出版さん・・・勝手に宣伝しておきましたよ。まぁ、古銭書はなかなか採算がとれないから出版社としても大変だと思います。がんばって下さい。ところでたくさん売れたら一冊見本で頂戴できませんか?ずうずうしいかな?

追加:この記事を書いたら早速反響のメールがありました。以下、抜粋(一部要約)です。
『中国銅銭の世界』ですが、内容的には相当専門的なものです。(注:学術的文献ということ。分類のためや銭図鑑賞用の著作ではありません。)著者の宮澤知之氏は中国史の研究者で、現在日本における中国貨幣史の研究者は少ししかいませんが、氏はその第一人者といっても良いでしょう。故・作道洋太郎氏や故・田谷博吉氏といったポジションにいらっしゃる方でしょうか?そして、『中国銅銭の世界』ですが、既発表の論文に書き下ろしを加えた物となりそうです。
参考までに氏の既発表論文の一覧(『宋代中国の国家と経済─財政・市場・貨幣─』に未収録の物)を掲げておきます。

魏晋南北朝時代の貨幣経済(鷹陵史学 2000.9)
元代後半期の幣制とその崩壊(鷹陵史学 2001.9)
中国専制国家の財政と物流―宋明の比較―
(中国史学会編『第一回中国史学国際会議研究報告集 中国の歴史世界―統合のシステムと多元的発展―』 2002.2)
五銖銭の鋳造額(文学部論集 2002.3)
明初の通貨政策(鷹陵史学S 2002.9)
権鈔銭に見る元代民間の通貨ルール(鷹陵史学 2005.9)

と、まぁこんな内容です。お便りを頂いたのは細字勇文の画像を仲介して頂いた方からで、この方も歴史研究家だそうです。そういえば古銭関係リンクの飯田氏も三重大学の助教授でしたね。私は大変な方々を相手にしているのかもしれませんね。私自身は単なる道楽者でして研究者では断じてありません。お声をかけて頂くだけで恐れ多くももったいない身分でございます。頭が高こうございますね、へへぇ~。

 
2月15日 【島銭寛永?】
ネットで発見した変なもの。朱書きが入っているのは古い収集家のものの証拠か?はたまた落書きか?
まだ出品中のものなので正式なコメントは避けますがちょっと見だけは面白い。奇品館のNo1や亀寶至道手にも似ていて、
深追いする気はさらさらありませんが興味津々といったところ。

※最近作のお土産品だという説強し。不自然な穿仕上げ、不自然な鋳だまり、空気穴?らしきもの、からの判断されます。
 
2月13日 【元文期加島小字】
鉄銭に興味がないもののつい、元文期加島大字母銭をネットで落札。改めて銭譜を読み直してみるとあらら、大字に対して小字も存在する・・・ということに改めて気づきました。入門や拓影集、青譜においては全くふれられていなく、手引き、図会にはわずかに説明があるだけ。新寛永泉志でようやく拓図発見!これは本当の幻の寛永銭ですね。
※ネットで古寛永高田銭細字本体を落札。これはちょっとした珍品です。
 
2月12日 【上海見聞録】
行ってきました上海へ・・・とても疲れました。結論から言うと、何もできませんでした。(古銭の出会いなし!偽物だらけでした。)
気ままな旅ならともかく子供と妻といっしょで、しかも語学がだめだとなると苦労が多くて大変です。経済発展のスピードには驚きますが、民衆の心の成長がついていっていないというか混乱している・・・といった印象です。一杯5元(75円)の麺類が主食の民衆がいるのに東浦地区では一品50元(750円)くらいの食事を家族で楽しむ市民もいる。倒壊寸前の民家に大家族が住んでいる区画の隣には高層マンションの山々。でも窓からは洗濯物が万国旗のよう・・・。あぁ、ここは日本ではないんだなぁ・・・と感じますが、市民間の格差は歴然としています。だからなのか、どこか町の心が優しくないように感じます。こうして書いていると悪口のようになってしまいましたが裏路地で出会ったやさしい人々と驚くほど安い食品や、歴史的建造物など見るべきものもたくさんあります。それに民衆のパワーにはすごいものがあります。やはり成長のスピードが速すぎるんでしょうね。

上海(中国)で困ること・驚くこと
1.言葉の壁
 日本語はもちろん、英語もほとんど通じません。現地の方々はおしゃれに名づけられたホテル名(洋風名)を知らないので外出するときはホテルの名前が入った印刷物は必携です。漢字名が書かれた地図やガイドブックもお忘れなく。
2.交通マナーの悪さ 道を渡るときにはあわてて走らず車線ごとに左右の安全を確認して進むのが基本だと教わりました。信号無視、車線無視、割り込みや二重駐車は日常茶飯事・・・クラクションを鳴らすのが当たり前の国でとにかくうるさいの何の・・・。
3.タクシーがつかまらない タクシーが停車したと思うとすぐに客がつく状態。乗れると思ったら即アタック、躊躇したら負けです。日本人と分かるとメーターを倒さない運転手もいます。(それでも安いから乗ってしまいます。)赤いタクシーは要注意と現地のガイドの弁。夜や雨の日はとにかく大変です。明るいうちに帰るか、帰宅手段をあらかじめ用意しておきましょう。
4.サービスの差 店員は暇なときはおしゃべりばかり。接客についての考え方が日本と違います。食事を頼んでも出し方はバラバラ・・・お店の格によって違いもありますが期待してはだめ。日本語のうまい売り子さんもまた別の意味で要注意です。
5.水の悪さ 高級ホテルでも水道水は黒ずみ臭い。現地の方は水筒を当たり前のように持っています。レストランで水が出ると思ったら大間違いで、四川料理をうっかり頼んでしまったら悲惨です。飲み物をあわてて頼んでもすぐには出てこないから・・・。なお、ビールを普通に頼むと冷えてないものが出てきます。
6.汚い 路上のポイすては当たり前。清掃員はたくさんいますが追いつきません。痰の吐き捨ても当たり前。中国美人も人前で路上にガーッペッ。南京大路名物のミニ路面車両の中はゴミの山。それでも皆平気なんですね。
7.トイレ事情 公衆トイレは日本ほど存在しませんしあってもたいがい汚い。女性や小さな子供は本当に困りますので郊外散策には十分注意して下さい。場所によっては個室のドアがないこともあります。排泄行為は恥ずかしくない・・・という考えなのでしょうか?それでも上海のトイレはかなり良い方らしいのですが。
8.物価高騰 上海の物価はかなり高め。サラリーマン初任給は日本とほとんど格差がなく、ぜいたく品は日本と同じ。安いのはタクシー料金と庶民の食品類、一部の衣類など。安さの過剰期待はNGですね・・・偽物も多いし。

※中国の女性は顔が小さくてウェストが細く足が長い、とにかくスリム・・・という印象があったのですが、7年ぶりの中国の美人はかなり体格がよろしくなっていました。ここも高度成長しているようです。
 
2月4日 【上海へ・・・】
2年ぶりの家族旅行・・・それも海外が決定してしまいました。本当は南の島へ行きたかったのですが、チケットがとれずなぜか上海へ・・・。実は上海は6~7年前に行ったことがあるのですが、とにかく時間がなくて町の散策などほとんどできませんでした。古銭市場もあるようなのですが家族旅行なので寄れるかどうか・・・それにそれはいったいどこにあるのでしょうか?

知っている方、緊急に教えて下さい。

とはいえしばらく中国銭は収集対象にしてなかったため知識はさっぱりで、狙いは安南寛永ぐらいでしょうかね?
心配なのは目を離すとどこに行ってしまうか本当に分からない我が子です。中国の雑踏のすごさは前回体験済みで、圧巻だったのは朝の公園で6時頃から数万人の人があらゆる運動をしている・・・太極拳あり、ダンスあり・・・映画のワンシーンを見ているみたいで中国のでかさを実感してしまいました。ただ、交通マナーは最悪で信号はほとんど無いに等しかった記憶があります。(それでも上海は比較的マナーが良い方・・・あくまでも他都市と比較してですが・・・。)今はどうなんでしょうかね?
 
2月3日 【天保仙人からのお便り】
練馬雑銭の会のサイトでまたまた私に対する書きこみ・・・光栄ながらどきどきしてしまいます。
土佐通寶が通用していた事実など貴重なご意見を頂戴しました。(天保仙人様ありがとうございます。)
また、多分昨年の2月17日の記事だと思いますが輪凹の筑前通寶はやはり贋作だそうです。さすがに有識者は迷いませんよね。
天保仙人様からもお声を頂けるなど私もメジャーになたものです・・・えっへん。私にとってはこのような有名人からご意見を頂けるなど、天皇陛下にお声がけされたに等しいことでございます。機会があればお会いしたいところですが、おそらく謁見の場面では緊張のあまり息ができず、しゃべれない状態になるのでは・・・と思います。(私の場合は自分で研究した結果の意見や知識がないものですから、自信なんかじぇんじぇんありましぇーん。何か言われるごとに一喜一憂、狂喜乱舞と意気消沈の連続でしょう。)
私にとってはネットの中は安住の地・・・とても居心地が良いのです。古泉界で謎の存在・・・という位置づけも妙に気に入っています。こうして引きこもり親父は生まれていくのでしょうかね?日の光を浴びる時間も必要かしら?
ただ、出かけようにも我が家の天皇が私にあまり自由時間を与えてくれません。今朝も天皇の愛用メガネが見つからないから捜すよう指令を頂戴しました。自分で探せばいいじゃないか・・・と言ったら『見えないから貴方が捜せ、見つかるまで朝食はないから』という激励のお言葉を頂戴しました。仙人にお会いできるのはもうしばらく先になるかもしれません・・・。
 
浄法寺盛無背2月1日 【背盛異永画像の入手】
練馬雑銭の会のページを見ていたらきれいな盛無背異永の画像発見。しめしめ・・・と思い画像採取。紹介記事を書いてあげようと思いブログ内容を読み返してみるとなんと私当てのメッセージでした。この画像は私に対してのプレゼントでした。
暴々鶏様、ありがたく頂戴致します。それにしても良い顔をしています。この銭は浄法寺銭と言われておりますのでそれらしき雰囲気も観察できるのですが、銅質などに少し違い・・・踏潰的な雰囲気もありますね。輪幅も充分ですしとても魅力的です。なかなか入手できない品で、本当に欲しくなってしまいます。いつかは絶対こんな美人を手に入れたい・・・そう夢想する今日この頃でございます。

 (練馬雑銭の会ホームページより)
 
1月28日 【新寛永の3大贋作銭】
練馬雑銭の会のページに天保仙人さんが記述されている、新寛永の3大贋作銭・・・とても気になります。まぁ、昔から真贋論争の絶えない珍品は数多くありますから、おおよその絞り込みは可能ですが断定はできませんよね・・・だって見たことないんだから。私の所蔵品でもおそらく文久様はかなりのグレー商品ですし、実はそれ以外も怪しい・・・と直感するものもあります。金額が小さい場合、私も贋作と分かっていて敢えて購入することがありますが、所詮安値のもの。私レベルでは被害額はたかが知れています。ただ、小市民の私にしては金額は小さくとも心の傷が致命傷になることもあり得ます。やはり贋作は嫌なものですね。
ところで最近市場に現れる品物にかなり怪しいものもあります。また、プロの鑑定評価の間違いが実に多い!ネット上で見つけるとつい指摘したくなるのですが、営業妨害になりかねませんのでそこまでは記述できません。ストレスが溜まりますね。
まぁ、何百万もするような贋作はおそらく私には一生縁がないと思いますが・・・。

※一方で現存一品クラスの品物が、なかなか古泉界で認められていないという現状もあります。(あるいは有名古泉家が発見したものは現存一品でも泉譜に掲載されていたりもします。不思議ですね。)
 
1月26日 【明和俯永面背刔輪について】
渡邉氏の明和期俯永面背刔輪の画像を見ていてふと思いました。この画像、大島延泉氏が発表したものと同じなのではないのか・・・と。というのも背郭の形状はほぼ同じ。古拓に確認できる背波の上部にある二つのぶつぶつもあるように見える・・・。永下輪にある輪小欠が確認できません。兄弟銭なのでしょうかね?
 

1月23日 【渡邉氏からの投稿】
昨日の記事を見たのか、渡邉氏から直接メールを頂戴しました。でもって添付画像がすごい!明和期俯永面背刔輪に加えて明和期離用通の面刔輪背削波の母銭まで・・・。おかげで追加記事記述のためうれしい夜更かしです。
久々の秘宝館の掲載画像・・・とくとご覧下さい。眠気も吹っ飛びます。
それにしてもこのような品物と出会えるというだけで渡邉氏の実力が判ります。私など知ったかぶりのえせ収集家(研究家ではありません。)ですから、このような出会いはまずありません。泉運は実力者のところに集まるのです。それにしてもすばらしい。


→ 秘宝館 明和期俯永面背刔輪 明和期離用通の面刔輪背削波の母銭

※その2 
【ウィルス×ウィルス】
夜間の制作作業中、突如セキュリティーソフトが稼動!緊急な警告というものが登場してしまいました。ノートンで駆除を試みましたが、なんと駆除できませんとの表示!種族はトロイの木馬と呼ばれるもので、ネームも確定しているのですが・・・。スパイボット無償版でサーチしましたが『おめでとう!スパイウェアは検出されませんでした!』の表示・・・警告はガンガン表示されているのですがね。ノートンでウィルスチェックしても検出なし・・・なんじゃこれ?やむなくネットで名称検索して行き着いた無償ソフトを稼動したら・・・200以上の異常が表示!でも駆除できませんでした。
夜間の作業はここまでで中断。やはり有償の専用駆除ソフトじゃなくては・・・と思い、翌日、電器屋さんに駆除ソフト購入に走りました。新しい駆除ソフトをインストールしはじめたとたん、なんと元から入っていたノートンが動き出して問題を解決してしまいました。
ちなみに娘もインフルエンザにとりつかれたので、我が家はウィルスだらけだと思います。(予防接種はしたのですが・・・。)パソコンもインフルエンザだったのかしら・・・私は別の病気ですが・・・。
※本日判明しましたが私を攻撃したのはTrojan.Peacommという新しいウィルスでした。メーカーの対策前に攻撃されてしまったようです。

 
1月22日 【私の藩札収集研究】 http://www.ne.jp/asahi/souma/baryou/index.htm
表紙が久々にリニューアルされ、なんと幻の寛永通寶明和期俯永面背刔輪の生画像が掲載されています。(短尾寛方冠寶通用銭の発見者からもご連絡がありました。ありがとうございます。)眼の保養に是非ご覧下さい。
※古寛永称沓谷銭(明暦浅草銭)の大字背細縁をネットで入手。泉志不載という言葉にはまってしまった。でも、よくよく見れば手引きや久泉研究資料にはきちんと掲載されていました。手引きで13位(通常品は20位)というのはまずまずの評価でしょうかね。
日頃の不勉強が露呈した買い物でしたが、好奇心が満たされて満足です。
 
1月21日 【加護山のやすり目】
練馬雑銭の会の公開盆回しの落札品です。赤黒い銅質で加護山と言われれば・・・う~ん・・・という感じ。
ところで加護山銭のことで私は大きな過ちを犯していました。21波写のところで輪縦やすりを強調してしまっていましたが、加護山の輪側面は必ずしも縦やすりではなく、ランダムでむしろ横方向のほうが多いかもしれません。やすり目の特徴としては面背に残る筋状痕の方が目立ち、それに鮮紅色が加わればGoodです。
 
1月20日 【ネットから】
南部藩の銅山手と大字の未使用銭です。すでに高騰の兆し・・・。でもこれは魅力的ですね・・・。

※浄法寺系山内手ということです。なるほど・・・。
 
1月17日 【ネット応札が我慢が出来ない・・・】
性懲りもなくネットオークションにはまっています。最近注目しているのは仙台天保。安いので応札しちゃおうかとも考えましたが・・・安いといったって85000円以上・・・おいそれとは投資できません。悩んでいたら他のどなたかが応札して下さいまして助かりました。はい、争そう気などありませんから。
ほかにも文久の進点永だの、不知天保だの食指が動くようなものがポロッと現れています。我慢できずに最低価格で応札してしまったものもあります。これはどきどき気分の快楽を味わうためで、ロシアンルーレットにはまってしまったようなものでしょうね。新しい病気に罹患してしまったようです。
※銀の作銭がまた出品されています。これもまた気になる。鉛銭も・・・これは安南系だろうか?でも状態は最悪。大和文庫には新寛永泉志が格安で出品されていました。(すぐに売り切れ)
 
1月16日 【またはずれ・・・】
密鋳銭をネットオークションで落としましたが焼けすれ銭でした。密鋳銭について最近は少し見る目がついてきて、このようなものは触っただけである程度感じるように(病気に)なりました。焼けすれ銭は硬いし、側面が滑らかに丸いのです。内径を調べて明和期サイズだったらまずOUT。文政期サイズの場合は銅質とやすり目で判断。難しいのは延展を加えられたものなのですが時代が新しいものは傷跡がギスギスしてます。
昨年後半からの入手品にははずれ品が6~7品くらい混じっています。これはとても効率が悪い。入札専門誌もけっこう間違えていますね。もう少し判断基準を厳しくしたほうが良いと思うのですが・・・。
 
1月13日 【建仁寺銭の改称→長崎銭に】
逆引き古寛永事典をつくっていて、建仁寺銭はやはり長崎銭である思いを深くし、名称を改めることにしました。この説は静岡いづみ会の穴銭入門ではすでに述べられていましたが、採用を見送っていたものです。万治年間という最終期に鋳造されたという史実を重視し、その制作や長崎元豊との類似性などからほぼ間違いないものだと今は確信しています。
古寛永はとにかく名称と実際の鋳造地がバラバラで、同じ鋳造地名がついていながら制作や書体が全く違うものが多すぎます。もう少し整理が出来ればなぁ・・・と思うしだいです。

※いまやこのサイトの運営が私のライフワークになっています。毎日いろいろなところを手直し、加筆しているので本当ならそれも更新暦として表示すべきなのかもしれません。ちなみに本日は逆引き古寛永事典、長崎銭に関すること、加護山銭、錯笵銭物語に画像追加を含めて加筆修正しています。
 
1月12日 【ネット観察日記】
オークションを流し見ていて気になったもの。(関係者の方、勝手な掲載をお許し下さい。)直感的に普通の書体と違うと感じた私は我ながらすごいと思います。
詳細は自分でお探し下さい。ある程度古いものであるのは間違いないようです。(出品者は良い方のようです。)ただし、オークション参加はあくまでも自己責任で・・・。

※個人的な見解としてこれは古い時代の写しのように感じます。ただし、実物を見なければ断定はできません。
 
1月10日 【返品は気分良くない】
入札などでの返品は基本的にはご法度。これを私は責任払いと称していますが、明らかな表示ミスや偽物などは最近は返品するようにしています。ところがどうも最近返品のケースが増えています。先日ある入札の品物が到着して、うきうきして開封したのですが・・・偽物ではありませんがグラインダーで磨いたような光沢で角は手が切れそうなくらいでした。とても貴重な品で未収品だったのですが、さすがにその価格では受け取れませんでした。そのとき届いた品物のうちのもう一枚も密鋳銭とのふれ込みでしたが火中品でした。(火中品を密鋳銭とするケースが後を絶ちません。)でもやはり返品は気分が悪いです。
 
 
1月9日 【英泉譜掲載原品】
英泉と聞くとおそらく天保銭の第一人者、村上英太郎氏のことだと思います。インターネットでの落札ですが、原品と記述してあったので清水の舞台から飛び降りてしまいました。
多分骨折することなく着地できたと思うのですが、新年から思いっきり散財してしまいました。
銭譜に載るくらいなのですからそれなりの名品でしょうね。たしかに大胆な鋳放銭です。

※郵便のアクシデントで到着が大幅に遅れそうです。果報は寝て待て・・・でしょうか?
 
1月7日 【古寛永井之宮銭の分析】
井之宮銭のことを調べていたら興味ある記事に当たりました。ご参考までに・・・。
京都府立大学大学院 人間環境科学研究科 環境計測学研究室 辻祥子 修士論文
http://gion.kpu.ac.jp/2002abstract/y_tuji.pdf
http://gion.kpu.ac.jp/2004abstract/m2/tsuji.pdf

これによると2002年には縮寛と長通、長永類は金属分析から見て組成が異なり、鋳造地が異なるのではという結論が導き出されていますが、2004年に破壊による内部分析をした結果、縮寛の組成にも2種類あることとなり、同じ書体でありながら鋳造地が同定できない・・・という結果が導き出されています。
 
1月6日 【目の保養】
古寛永泉志改訂版702番の俯永大様銭です。位は珍で43万円。大和文庫のホームページのお年玉商品として出品されています。この他にも島屋文細縁が島屋磨輪文母銭として78万円の出品。安い!名品GETのチャンス!・・・なわけないか。

 
1月3日 その2 【古寛永水戸銭勁永高寛?】
インターネットで採取した画像です。関係者の方お許し下さい。勁永のうち跳永濶縁というものがありますがこれは9位の雑銭。高寛はさらに濶縁縮字になったもの。なんと位は稀です。よほど注意してみないと拾えませんが、本当にこんなに価値があって良い物なの?・・・と考えてしまいます。本体が内跳気味なのに対し外跳寛が特徴だそうで背濶縁もポイント。画像では退足寛に見えますが寛後足の筆はじめが斜めになるため中央分岐気味になり高く見えるようです。
画像と拓では印象がかなり異なり、私にもよくわからない(というより実物をみたことがありません。)点が多いのですが、勁永の類には不思議で希少なものもありなかなか面白い分野です。ご参考までに・・・。
 → 水戸宏足寛手類
1月3日 【俯永面背刔輪の復権】
左の品は穴銭入門から借拓した俯永面背刔輪通用銭の古拓画像です。貨幣誌204号に故大島延泉氏が昭和11年に発表されたもので現在は日本貨幣協会の所蔵品、母銭は日銀の所蔵品のようです。穴銭入門の最新刊では疑問品のような記述がされてしまい、私も気後れしてしまって奇品館から記事削除してしまったものです。
母子ともあるものですし、疑問品とされた根拠が(とくに背の刔輪)が不自然というものだけということ、それに通用現品を確認した古泉家のお話(伝聞ですが)間違いないものだということで、私も名誉復権させることにしました。

ここまでのものではないにしろ、今年もなんらかの発見をしたいな・・・と思うしだいです。それにしても最近はややねた切れ、息切れ気味です。本来なら内容や画像を刷新したところなのですが、ここまで作りこんでしまうと手直しも大変なのです。のんびりやりますのでご了解下さい。投稿については大歓迎です。
 
 
 

 新発見の短尾寛方冠寶の通用銭

寛:前垂れがわずかに長い
永:永点が永頭上に正しくおさまる。フ画大きく柱に近い。
通:用の跳ねが左斜め上に短く中柱に接しない。
寶:王画大、尓の点が下開き、寶冠後垂れが方折し、降寶気味。

その他:やや深字で広郭。内径は20.55㎜で大きい。外径は通常の短尾寛と変わらない27.7㎜。細縁になる