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銭の細道 大量見聞録
 
2007年夏、元方泉處の石川氏から唐突に6000枚に及ぶ四ツ宝、猿江銭が送られてきました。
氏は私にこの大量の山の再検分を願ったようなのですが、ものぐさな私は長らく宝の山を寝かせてしまっておりました。
そして2008年5月、ようやく重い腰を上げることになりました。この記録の方向性どこにゆくか、どんな結果が待っているか、そしていつ終わるかは私にも見当がつきません。
ただ・・・とても時間がかかることは確かであり、成果は多分期待できないでしょう。気分は冒険者というより迷子に近いものがあります。まぁ、のんびりやってみたいと思います。
タイトルからしてかつて大西氏が収集誌上で発表した内容の2番煎じが明白ですが、幸い氏の記事の掲載されているバックナンバーはほとんど持っていません。それをいいことに独自の結果論を展開します。間違いがありましたらお許し下さい。
新寛永通寶分類譜 古寛永基礎分類譜 赤錆の館
天保銭の小部屋 文久永寶の細道
四ツ宝銭 広永の大量見聞録 
5月24日
まず広永から精密計測をはじめました。広永を選んだのは、四ツ宝銭の中で一番製作が安定している・・・と考えたからです。
広永は545枚ある・・・と記されていますが、状態が非常に悪いものもありますので計測できるのは500枚前後じゃないかと思います。ただ、外径と重量の計測には間違いがないと思いますが、内径の値はノギスの当て方ひとつで0.2㎜くらい狂ってしまうかもしれません。とくに背の内径は地の浅さや輪の不整合もあって正確とは言いがたいものがあります。とりあえず目に付いたところを15枚計測してみました。
【本日の結果】
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.40㎜ 重量3.50g (最大値)
外径22.80㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.20g (最小値)
外径23.35㎜ 面内径18.81㎜ 背内径17.12㎜ 重量2.89g (15枚の平均値)
※背内径の最小値は型ズレによるものらしい。

印象:粗銭には違いないのですが、
思ったより製作にばらつきがありません。想像以上に背の鋳だまりや錯笵がないのです。銅色はこげ茶~赤茶系が多く文銭のように黄色味の強いものは見受けられません。純白のものはなさそうですが少し白っぽいものはありそう・・・ただし少ない。背の郭は結構いびつなものがありで浅背なので計測は難しそうです。
背細郭細縁
外径23.60㎜ 面内径18.80㎜ 背内径17.40㎜ 
やや大型に属しますが、数値的には平凡なもの。ただ、背郭が細くきれいで内郭がきれいに仕上げられています。
母銭かな・・・とは思うのですがいま一歩?特異銭で目立ちました。あるいはこれが背刔輪、刔郭なのでしょうか?

※郭だけ見れば母銭です。でもそれ以外は全く平凡です。
白銅質小様広郭背濶縁
外径22.80㎜ 面内径18.80㎜ 背内径16.80㎜ 
何度計測しても面内径は上のものと同じ。上の方が文字がすっきりして見えますが、面の輪幅はこちらの方が細い。
白っぽい色の目立つ特異銭。ただし、白銅銭とまでは言いがたい色です。背の内径は明らかに小さく、広郭です。

※このような色調はかなり少ない存在です。
背濶縁長広郭
背縦内径17.40㎜ 背横内径16.50㎜(横径)
型ズレによるものだと思われます。そのため背内径の縦が長くと横が短い形状です。四ツ宝銭はこのようなものが散見され、背内径計測はあまりあてにならないかもしれません。
これは面内径も最小で18.55㎜しかありません。

※背長郭はけっこうありそうな感じですが、背横郭は見当たらない。これは制作方法と関係があると思います。(鋳造の際に型を立てるためでは?)
 
 
5月25日
精密計測2日目。早朝に5枚、帰宅後に10枚計測。広永は製作が安定していて目立った変化がありません。実に退屈です。
ただ、重量にはある程度差がありまして、本日の最重量は4gありました。重たい奴はだいたい面広郭になっています。一方で明確な背細縁細郭は案外出てこない。本日も1枚だけです。ただし、この基準は実にあいまいで中間体がたくさんあります。背細郭は郭幅が狭いことも重要ですが、穿内仕上げの角度によっても見た目が大きく変わります。背内径のばらつきが目立つのに対し面側内径の変化はほとんどありません。
もっとも背は型ズレによる輪の歪みがあって、数値が正確であるとは言いがたいものがあります。これは郭の大きさにも言えることで、実際に郭が歪んで正方形でないものは結構散見されます。郭の歪みは背長郭になる傾向の方が強く感じます。ただし、この印象はまだ漠然としたものでしかありません。銅色は茶褐色が多く、文銭のような黄色っぽいものはほとんどありません。
【本日の結果:通算平均】
外径23.32㎜ 面内径18.81㎜ 背内径17.18㎜ 重量3.09g (累計30枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 
背内径17.50㎜ 重量4.00g (最大値)
外径22.80㎜ 面内径18.55㎜ 
背内径16.80㎜ 重量2.20g (最小値)
※背内径の最小値を修正しました。背内径の最大値と重量は記録更新です。
 
厚肉面背広郭
外径23.50㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.20㎜ 
ずっしり重たい一枚。背濶縁に見えますがそれほどでもありません。
 
5月26日
本日も出勤前に6枚、帰宅後に9枚計測。計測前に好きなものを選びます。本日はやや色白のものが多い傾向。白銅系ははっきり少なく目立つものは珍品かもしれません。それにしても面内径のぶれはほとんどなく、おおむね18.8㎜前後。差があっても誤差の範囲でしょうか?
一方背の内径と郭幅はバラエティあふれます。ただ、変化に富みすぎて明確な線引きができないのが困ります。鋳ずれによる歪みも多く、刔輪なんだか錯笵なんだか良く分からない。
一応、背濶縁と言える目安を背内径16.8㎜以下、背細郭は郭幅0.9㎜以下と(仮に)しておきます。背長郭はありますが明確な背横郭は相変わらず出てきません。
【本日の結果:通算平均】
外径23.30㎜ 面内径18.79㎜ 背内径17.11㎜ 重量3.03g (累計45枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 
背内径17.50㎜ 重量4.00g (最大値)
外径22.80㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.20g (最小値)
背濶縁と背細縁(歪郭)
左の背内径は16.5㎜。(面画像省略)
右は背細縁やや細郭ですが郭が奇妙に歪みます。砂笵の歪みで母銭の歪みではないと思いますが面白い。
背内径は17.5㎜です。ここまで違うとやはり刔輪としかいえませんね。
面内径は18.75㎜と18.90㎜・・・誤差の範囲ですかね。
 
5月27日
計測がはじまってまだ4日しか経っていないのですが、とにかく面倒くさい。1枚1枚の外径、面背内径、重量、郭の形状、銅質などを記録してエクセルに落とし込んでいるのですが、時間がとてつもなくかかります。そうこうしていると石川氏から激励のメールとあと10000枚ほど送る・・・と言う恐怖の予告が・・・。終わりのない労働になりそうです。
【本日の結果:通算平均】
外径23.27㎜ 面内径18.77㎜ 背内径17.10㎜ 重量3.04g (累計60枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.00g (最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.20g (最小値)

最小様のものが出ましたが、おそらくこれはすぐに更新されると思います。やや白銅質気味ですが、白銅質はやはり銭径が小さい傾向にあるようです。それとやや横郭気味のものがようやく1枚でましたが画像にするほどのものではありません。横ずれといった感じです。
 
5月28日
実は本日は休日。古銭三昧といきたいところ連日の付けが廻り、職場に行って引き継ぎのあと、午前中は歯医者、午後は子守と芝刈り・・・空いた時間は天保仙人から購入した文献などの読みあさり。というわけで計測は深夜になってしまいました。
【本日の結果:通算平均】
外径23.26㎜ 面内径18.76㎜ 背内径17.10㎜ 重量3.04g (累計70枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.00g (最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.20g (最小値)

とくにこれっていったものは出てきません。外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量3.60gという重量以外は最大値の大物が出てきましたが、上から圧力がかかったみたいに感じます。
九州の坂井様からもお便りを頂戴しました。忘れてましたけれど、このような研究は本来は坂井様が先駆者でしたよね。ひとりでやるのはつらいです。明日は仕事で遅くなるためこのページの更新はお休みになると思います。
 

5月30日
昨日休んだ分をがんばって20枚計測。ただし、変わったものはぜんぜん出てこない。本当に広永は均一の製作に思えます。ただし、質はやや悪い方で統一されている感じ。斜穿や目立つ鋳だまり、鋳ずれなどの目立った錯笵銭が出てきません。

【本日の結果:通算平均】
外径23.27㎜ 面内径18.76㎜ 背内径17.13㎜ 重量3.06g (累計90枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.00g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.20g (過去の最小値)

ここ数日、何も発見がありません。残った雑銭をみても何も出そうな雰囲気がありません。退屈です。
おもしろくないので特別に重そうなやつばかり5枚選んで追加計測。

【本日の結果その2:通算平均】
外径23.26㎜ 面内径18.76㎜ 背内径17.13㎜ 重量3.09g (累計95枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.20g (過去の最小値)

出ました最重量。こいつはやたら分厚いです。ただし状態はすこぶる悪い。そしてもうひとつ不思議な品。穿内がきれいにヤスリがけされている。母銭か・・・と色めき立ったのですが、内径は普通で背はだらしなくどうみても通用銭、では改造母と思い直したのですがテーパーが全くみられません。これはなんでしょうか?
最重量肉厚銭(左)と改造母銭?
両方とも外径は小さいほうです。ですから最重量銭の肉厚は1.55㎜もあって目立ちます。
一方、右側は外径も小さく、穿内は丁寧にやすりがかかっています。改造母銭のようにも見えますがテーパーがほとんどなく決定的なことは言えません。
左:外径23.15㎜ 内径18.75㎜ 重量4.1g
右:外径22.80㎜ 内径18.80㎜ 重量3.8g

右側も小さい割にはかなり重く厚みは1.4㎜。やはり改造母銭でしょうかね?
 
5月31日
とりあえず本日で100枚は突破。本日目標は25枚でここらへんが神経的には限界?とにかく肩がこって目が疲れます。
計測を始めていきなり母銭様の美銭が登場でごきげん。ただし通用銭でした。背長郭は良く出てきています。やや長郭なら今日は25枚中で8枚もありました。(数も多いですし、長郭の区分が難しいため統計はとっていません。)
一方横郭は少なく、本日ようやくこれなら良いかな・・・と思える品がありました。ただし、これも型ずれによるもので、少ないとはいえ一種とすべきものではないかもしれません。背細郭、広郭に至っては線引きがまったくできず、郭の形がいびつなため統計ができなくなりました。
背濶縁は内径16.8㎜を切るとグッと少なくなります。大小の径差が1㎜ほどありますので分かりやすい。
重量に関しては3.5g以上のものは見た目に肉厚を感じます。4g超過は隠れた希少銭ではないでしょうか?

【本日の結果:通算平均】
外径23.26㎜ 面内径18.76㎜ 背内径17.12㎜ 重量3.08g (累計120枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50
㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.20g (過去の最小値)
120枚の段階での集計です。外径と重量の誤差は少ないと思われますし、分布曲線もおおむね理想のカーブを描いています。
一方、面内径はおおむね正しいと思われるのですが、計測に慣れていない初日の内径が平均して大きく出てしまった感があります。初日ということで状態の良い大ぶりの物を選んだせいでもありますが、18.90㎜の分布はここまではないかもしれません。(初日は15枚中7枚が最大径でした。この分布はややいびつです。)
背内径に至ってはギザギザの変則分布になっています。これは背内輪がいびつなものや地からの立ち上がりがあいまいなものが多かったため、0.05㎜単位までの計測の精度に自信がないために、0.1㎜単位でノギスを読むことが多かったためだと思います。従って、分布の谷の部分はある程度無視して良いと思いますが、それにしても背内径の分布は他の計測値に比べて分散傾向が強くなっているのが分かると思います。(気まぐれ?)
左:広郭美制
外径23.3㎜ 面内径18.75㎜ 重量3.1g
まさに標準的なサイズの美銭です。郭内がきれいなので一瞬母銭ではと思ってしまいましたが・・・通用銭です。

右:背横郭
ようやく出た納得できる横郭。横郭はかなり珍しい存在であろうことは予測できますが、横ずれ錯笵による偶然のものだろうと思います。
 
6月1日
出勤前の早朝から15枚計測。ざっと計測したら内径の最大のものが出た!しかし、帰宅してから改めてみたら猿江の小字でした・・・ざんねん。それにしても広永と猿江小字が以外に似ているのには驚きで、永字を除くと実に書体近似しています。

【本日の結果:通算平均】
外径23.26㎜ 面内径18.75㎜ 背内径17.12㎜ 重量3.06g (累計135枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 
重量2.00g (過去の最小値)

本日は最軽量のものが出ましたが、あまりにも薄っぺらですので、後天的なものかもしれません。(文字はしっかり読めます。)外径は22.7㎜しかなく、内径も小さい。広穿ですからあるいは密鋳銭なのかもしれません。
 
6月2日
15枚計測。全く異常なし・・・つまらない。

【本日の結果:通算平均】
外径23.26㎜ 面内径18.76㎜ 背内径17.12㎜ 重量3.06g (累計150枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 
重量2.00g (過去の最小値)

面の最大内径が4枚出ました。このサイズは案外多いのかもしれません。
 
6月3日
15枚計測。本日も全く異常なし・・・つまらないがしょうがない。

【本日の結果:通算平均】
外径23.27㎜ 面内径18.76㎜ 背内径17.11㎜ 重量3.05g (累計165枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 
重量2.00g (過去の最小値)

面の最大内径が3枚、最小内径が3枚出ました。(最小内径は状態が余り芳しくない。)その差は0.35㎜で初鋳と次鋳の差ぐらいとも言えそうなのですが、中間値のものがあり保存状態、鋳造条件・・・あるいは測定の差とするほうが無難かもしれません。
※拡大画像で調べましたが、やはりほとんど差がありません。どうも最小値は銭体の変形が原因のようです。
 
6月4日
15枚計測。最大内径が6枚。18.90㎜はこれで地位を確立した?

【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.76㎜ 背内径17.12㎜ 重量3.06g (累計180枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 
重量2.00g (過去の最小値)

※分布曲線はおおむね平均値を頂点に山形を描きますが、面内径だけは18.9㎜と18.75㎜あたりの2つの頂点があります。これは計測上の誤差(私の癖?)かもしれません。
 
6月7日
出張などで2日お休みしました。本日は20枚計測。変わったものはもう出ないと思います。

【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.77㎜ 背内径17.11㎜ 重量3.07g (累計200枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)
 
6月8日
本日も20枚計測。変わったものはありません。少し軽めのものが多かったと思います。

【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.77㎜ 背内径17.11㎜ 重量3.05g (累計220枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径18.90㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)
 
6月9日
15枚計測。最大内径が出現。焼け伸びか?いずれにしても誤差の範囲だと思うのですが・・・。

【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.78㎜ 背内径17.11㎜ 重量3.05g (累計235枚の平均値)
外径23.70㎜ 
面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)
何度も測りなおしましたが19㎜のノギスが寛永方向、通寶方向ともぴったり入ります。外径は23㎜で平均より小ぶりですから細縁のようにすっきり見えます。
18.9㎜はたくさん出ていますから、多分その中に19㎜サイズが何枚かあったのかもしれません。内径計測はノギスがきっちりひっかからないと正確に測れず、こいつはたまたま縁の立ち上がりがすっきりしているからこの値が出たのかもしれません。かすかな刔輪修正の可能性はあるのですが・・・微妙ですねぇ・・・。
 
6月11日
前日、当日ともおつきあいで飲酒。2日連続のサボりはまずいとぼろぼろになりながら深夜に計測20枚・・・こいつはつらい。平均値は重量以外変化なし。残ったものは状態の悪いものが多くなってきました。

【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.78㎜ 背内径17.11㎜ 重量3.04g (累計255枚の平均値)
外径23.70㎜ 
面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)
 
6月12日
20枚計測・・・けっこうしんどい。


【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.78㎜ 背内径17.11㎜ 重量3.02g (累計275枚の平均値)
外径23.70㎜ 
面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)

20枚中なんと14枚が2g台でした。そのうち2枚が2.2gの薄小銭。そのため平均重量が急落しています。最低重量としては過去2gが出ていますが、銭としての面目が保てるのは2.2gあたりが限界でしょう。面内径19㎜も出現確認。
 
6月13日
25枚計測して300枚に到達。状態の良い物が減って、重量が少ないものが増えてきました。計測に耐えるのはあと100枚ぐらいしかないかもしれません。

【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.78㎜ 背内径17.10㎜ 重量3.01g (累計300枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)

外径は比較的ばらつきが少なく、22.8㎜以下の小さいものは後天的な磨輪が多少入っている可能性があります。
面内径は18.75㎜と18.9㎜の2ヶ所にピークがある双曲線を描きます。
重量は0.1gまで計測可能な精密秤でしたので比較的信頼がおける数値。
2.2g以下、4g以上は異常値ですね。
背内径はかなりばらけています。鋳ずれによる後天的な濶縁と刔輪修正と思われます。
鋳ずれは縦方向がやや多く、背横郭は稀です。ただし、背郭はいびつなものが多く、評価するには至らないと判断して途中で観察をやめています。銅色は文銭より黄色味の抜けた黄褐色から赤褐色が多く、色の白っぽいものは少ない存在です。ただし、これも明確に評価できるようなものはなく、5月24日に出たものでさえかなり珍しい存在なので、これより白ければ超珍品でしょう。
※残ったもののうち150枚を無作為抽出して総重量を量ったところ431.8g・・・1枚平均が2.88g程度しかありませんでした。今までの数値にこの結果を加えてみると
平均重量は1枚あたり2.97gという予測値が出てきます。もちろん、重量以外のデータ取得不能な劣品も含まれていますので、この数値をそのまま評価することはできませんが・・・。
 
6月16日
2日さぼってました。15枚計測。

【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.78㎜ 背内径17.10㎜ 重量3.01g (累計315枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)

最軽量のもの(2g)は出ましたが、全ての数値は変化なし。
 
6月17日
15枚計測。

【本日の結果:通算平均】
外径23.28㎜ 面内径18.79㎜ 背内径17.10㎜ 重量3.01g (累計330枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)
 
6月20日
天保銭分類に2日熱中してました。15枚計測。


【本日の結果:通算平均】

外径23.28㎜ 面内径18.79㎜ 背内径17.10㎜ 重量3.00g (累計345枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)
 
6月21日
気合を入れて30枚計測。へとへとです。


【本日の結果:通算平均】

外径23.28㎜ 面内径18.79㎜ 背内径17.09㎜ 重量3.00g (累計375枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)
 
6月21日
25枚計測で400枚到達。あとは状態の悪いのばかりですのでここでひとまず休止しようかとも思います。

【本日の結果:通算平均】

外径23.28㎜ 面内径18.79㎜ 背内径17.09㎜ 重量3.00g (累計400枚の平均値)
外径23.70㎜ 面内径19.00㎜ 背内径17.50㎜ 重量4.10g (過去の最大値)
外径22.70㎜ 面内径18.55㎜ 背内径16.50㎜ 重量2.00g (過去の最小値)
 
四ツ宝広永のまとめ
外径:平均23.28㎜ とにかく粒ぞろい。後天的な変化を除いて、変化がほとんどないのは驚き。
面内径:平均18.79㎜ 18.9㎜前後と18.75㎜付近にピークがあります。
背内径:平均17.09㎜ とにかく一定しない。刔輪と言えるほどきれいな仕上げじゃない感じ。
背郭:不正形のものがとても多い。背広郭は背濶縁の傾向が強い。背長郭は散見されるが明確な横郭は少ない。
重量:平均3.00g 4g以上は少ない。軽量銭は状態悪く、後天的なものも多いのでは?
色調:黄茶褐色~こげ茶色で、文銭に比べて黄色味が少ない。明確な白銅色はないがやや白っぽいものは稀にある。
製作:けっして良くはないが一定している。鋳だまりは比較的少なくや錯笵もあまりない。

※これぞ面刔輪、手替りといえるようなものの出現はありませんでした。一方、背は1㎜以上の差があり、これは修正刔輪による差だと思います。
 
 
四ツ宝銭 俯頭辵の大量見聞録 
10月27日から俯頭辵340枚の山に挑戦をはじめました。初日に20枚、10月30日に15枚計測。今回は内径計測は特異銭にしぼり、外径と重量、それと書体変化に気を配ってます。文字が小さくて老眼には厳しいのですががんばってます。
俯頭辵(ふとうちゃく)
四ツ宝の中では細字系に属します。
寛:いわゆる抱寛になる寛ウ冠。やや広目寛で外跳寛。
永:フ画、ノ画の打ち込み目立つ。フ画横引は水平。跳点永。
  用の中央の柱上端は横画に接しない。
通:辵頭が急角度で俯す独特な形。大頭通で跳点通。
寶:やや俯す。寶前足が長く、尓の初画は冠に接しない。
製作:比較的均一ながら、粗銭。文字抜けは良好ながら美銭は少ない。面背の郭幅にはムラがあると思う。
【10月30日までの結果:通算平均】
外径22.21㎜ 重量2.47g (累計35枚の平均値)
外径22.70㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜ 重量1.60g (過去の最小値)
俯頭辵(大様)
俯頭辵の製作は比較的均一なのですが、美銭は案外少ないと思います。この品は初日に計測したものの中では最大様のもの。背もきれいです。

外径22.70㎜ 面内径18.15㎜ 重量3.00g
俯頭辵(厚肉)
肉厚のものは少ないと思います。

外径22.65㎜ 面内径18.00㎜ 重量3.40g
密鋳?(斜穿)
面と背のズレが顕著にみられます。小さい割りに厚く、輪側面には横やすりが入りテーパーが見られます。
密鋳銭には貼り合わせでつくった母銭によるものがあるということですので、あるいはこれがそうなのかなぁ・・・と考える次第です。

外径21.80㎜ 面内径17.95㎜ 重量3.10g
偏輪(ヤスリがけミス)
これは上の品と異なり、面背のズレ方が同じ方向なので、穿内の鋳バリのため、棒に挿したときに銭体が偏ってしまい一方向だけが強く研磨されてしまったことによるものだと推定されます。鋳バリの形状が面白い品ですね。
外径21.90㎜ 面内径18.15㎜ 重量2.30g
※通寶間外径は18.8㎜しかありません。
 
11月1日
午前中に20枚計測。計測中にあることに気づきました。22㎜を切る小様銭であっても、極端な磨輪には見えないことです。そうか、
次鋳銭があるんだな・・・と考え、きれいなものの内外径を計測してみると思ったとおり0.3㎜くらい小さなものが見つかります。
このようなものはおおむね外径も小さく22㎜以下のものが多いと思われます。存在比については内径計測をしていないのでなんとも言えませんが、1~2割程度は存在しそうです。一方で初鋳大様のものも少なく、外径22.5㎜を超えるものの存在比は15%未満・・・たぶん5%ぐらいじゃないかと思います。(初日に例によっておおぶりのものを選んだから推定値の正確性には欠けています。)
重量も2・8g以上は少なく、3g以上はちょっと少ない存在。もし3.5gを超えるものがあれば珍品じゃないかな・・・と思います。


【本日の結果:通算平均】

外径22.21㎜ 重量2.38g (累計55枚の平均値)
外径22.70㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜ 重量1.60g (過去の最小値)
俯頭辵(次鋳)
新寛永通寶図会をはじめ諸銭譜には掲載されていませんが、明らかに小さくなった次鋳銭が存在することが、計測していてすぐに判りました。規格が安定していてばらつきが少ないため、次鋳銭の外径はおおむね22㎜以下、内径は18㎜未満のようです。

外径21.85㎜ 面内径17.85㎜ 重量1.80g
左:初出銭との比較。
内径差は0.3㎜くらいしかありません。諸銭譜が分類しなかった理由はこのためでしょう。

右:次鋳(厚肉)
重量2.9gの厚肉銭。俯頭辵の次鋳では2.5gを超えるものはごく少ない存在でしょう。
 

11月3日
久々に完全徹夜したせいで2日ほどぼぉっとしてしまいました。(もちろん仕事です。)それでも昨日25枚、本日も20枚で通算100枚達成!本日は密鋳銭が一枚出てきただけで書体の変化は今のところなし。これだけ小さいと鋳切れ、鋳だまりの類はよほど目立たないと採用できないでしょう。石川氏から懇切丁寧なメールがありました。
どうやら氏は綿密なシナリオまで用意をしてくれているようであります。仕掛け人としては直径コンテストの行方がとても心配なんでしょうね。まずはあせらずのんびりいきましょう・・・と私も自分に言い聞かせています。
内径計測をしていないで比較的作業のストレスはないのですが、ひとつ気になることが・・・。
石川氏が四ツ宝と猿江を22種としている旨のメールが来ていますが、図会には16種しかありません。磨輪とか次鋳を増やせばそこまで行くのでしょうけど、少し心配になってしまいました。さらに4000枚送るぞ・・・という脅迫のような一文も・・・くわばらくわばら。
※拓影集の磨輪銭の解説に輪と郭を削った母銭による鋳造・・・という一文がありました。広郭気味のものと細郭のものは存在しますがあまり気にかけておりませんでした。これから注意してみます。

【本日の結果:通算平均】
外径22.19㎜ 重量2.31g (累計100枚の平均値)
外径22.70㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜ 重量1.60g (過去の最小値)

 
【100枚集計の分布図】
重量は1.9g未満は少ない。末鋳銭か磨り減ったもの?重いほうは広範囲に分布していますが3g以上は稀な存在です。
外径は磨輪の影響で分散分布。21.8㎜未満は少ない。大きいほうは22.5㎜を超えるとかなり少ない。拓影集は23.2㎜以上を大様としていますがそのようなものの姿はまだ見えません。22.5㎜以上が稀な存在です。
 
11月5日
30枚計測。石川氏のアドバイスを受けて特異銭を除き外径の計測を一方向に絞りましたので、作業スピードが非常に速くなりました。本日はあきらかに小さくて軽い美銭が1枚出てきました。軽量銭は見るも無残なほど状態が悪いのが通例なのですが、本銭はとても可憐です。
また、密鋳銭と思しきものも2枚出てきました。やや肉厚で穿内の形状に異常を見ます。密鋳=軽量、薄肉、広穿というイメージが最近は崩れてしまいました。
【本日の結果:通算平均】
外径22.19㎜ 重量2.28g (累計130枚の平均値)
外径22.70㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜ 
重量1.50g (過去の最小値)

※新寛永拓影集掲載の大様23.2㎜という数値は大変な記録だと思います。拓図も大ぶりのようです。母銭にしても大きい。謎です。
次鋳磨輪
外径21.5㎜ 内径17.80㎜ 重量1.5g

今までで一番軽量。外径は2番目に小さい。ただし、自然の風体があるためこれが今までの最小様として良いと思います。
磨輪された上に内径が小さければもう正真正銘無敵の小様です。なかなかの美銭です。
初鋳面広郭
外径22.4㎜ 内径18.2㎜ 重量2.7g

比較のためにおおぶりのものを掲示。広永のときと同じく、広郭のものは散見され、比較的大きなものが多いようです。
俯頭辵は銅色が赤褐色~黒褐色まであるのですが、黒っぽいものに比べて明るい赤茶系のものの方が製作が少し良い気がします。
密鋳銭(厚肉) 外径21.95㎜ 重量2.9g 密鋳銭(厚肉・輪縦やすり) 外径21.70㎜ 重量2.9g
 
11月7日
30枚計測。今日は久々に直径22.7㎜の大様銭が出ましたが、23㎜超は出そうもありませんね。拓影集のサンプル群とは内容が違うのか、それとも拓影集が数値を間違えたのか?
ちなみに新寛永カタログ掲載の参考値は
外径21.4~22.6㎜ 内径17.8~18.4㎜ 重量1.7~2.9g とのこと。
母銭の参考数値は外径22.8㎜ 内径18.9㎜ 重量2.3g だそうです。

【本日の結果:通算平均】
外径22.21㎜ 重量2.26g (累計160枚の平均値)
外径22.70㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜ 
重量1.50g (過去の最小値)
 
11月8日
早朝6時前に20枚計測。絶対病気だ!俯頭辵の書体も大分見慣れた・・・というより、目がしょぼしょぼして見えない。世間一般ではそれを老眼と言うことが多いそうで、『これは疲れ目であるという私の主張はどうにも分が悪そうです。

【本日の結果:通算平均】
外径22.21㎜ 重量2.25g (累計180枚の平均値)
外径22.70㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜
 重量1.50g (過去の最小値)
次鋳磨輪
大ス穴があいていていかにも末鋳銭。こんな計測をしていなければ絶対拾うことなんかないものかも。

外径21.45㎜ 内径17.75㎜ 重量1.7g
仮称)正頭通
俯頭通気味のものが多い中でときどきこのようなきれいなユ頭通のものが見つかります。一種とするには根拠が弱い!鋳造の関係で起きる変化かもしれません。離頭通気味でこの品は通点の跳ねも短い。偶然かしら?
外径22.05㎜ 内径17.90㎜ 重量2.3g

通頭の上下横引きが水平です。

広穿広郭(細縁)と狭穿広郭
やすりがけによる広穿のものも存在しますが、広穿でありながら広郭に見えるものもあるようです。穿の対角径は左が9㎜、右が8.2㎜です。内径は全く同じ。

左:外径22.20㎜ 内径18.20㎜ 重量1.7g
右:外径22.45㎜ 内径18.20㎜ 重量2.5g
対角計測は鋳ばりやノギスの刃の厚みもあっていまひとつ精度に欠けると思います。画像を半分にして重ねると、ほんとに微な差です。人間の目はいいかげんなもので内径は同じなのに左側の方が文字が大きく見えるし、さらには仮称)大頭通としたもののほうが文字が大きく見えるくらいです。
画像を重ねた結果、左側の方が寛字が縦に若干圧縮されているようです。ヤスリがけ圧力による変形でしょうか。その分、わずかに縮寛になっているはずです。
 
11月8日(午後)
本日は頑張って200枚まで到達。来週は出張があるためそれまでに俯頭辵を終わらせたいのです。
最大径が出現しましたが、汚い!濶縁広郭ですが真っ黒で焼けているかも・・・。したがってこの出現は手放しでは喜べません。グラフを読めば判るのですが、重量は2.2g前後のものが中心で1.8g未満と3g以上はかなり少ない。
外径は21.8㎜未満と22.6㎜以上は少ない。
外径は重量に比較するとややばらつきが見られます。重量と外径に相関関係があるのではないかと考えたのですが、きれいに分散しています。大きいから重い、小さいから軽いといった傾向はありません。(重いから輪を削って小さくし、軽いから大きくてもOKという鋳銭工の行動はあると思います。)

【本日の結果:通算平均】
外径22.20㎜ 重量2.23g (累計200枚の平均値)
外径22.75㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜ 
重量1.50g (過去の最小値)
← 200枚を外径順・重量順にならべてグラフ化しました。
のこぎり状にきれいにグラフが並び、両端以外にグラフの乱れもほとんどありません。
22.2㎜付近のサンプルが多いためその付近がやや傾斜が緩やかですが、見事な分散分布と言って良いと思います。
 
11月10日
昨夜はできなかったので早朝実施。久々に3g超過が出現しましたが密鋳銭だと思います。(計測値に入れました。)1.5gも出現しましたがス穴が複数空き。ただし、外径も22.3㎜あってペラペラの感じが面白い。通上星も拾っときました。小鋳乱れの類はけっこうありますが、大きな星はあまり見ていなかったように思います。

【本日の結果:通算平均】
外径22.20㎜ 重量2.23g (累計220枚の平均値)
外径22.75㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜ 
重量1.50g (過去の最小値)

※通算値の変動なしははじめて。そろそろここらへんが平均値でしょうかね。
 
11月10日(午後)
帰宅後に30枚計測。これで250枚達成。ただし、出張はあさって早朝なので間に合いそうも無いですね。残りは90枚・・・それでも20日前には完了しそうです。新寛永通宝カタログの参考計測数値は重量を除いてほぼ合致しています。

【本日の結果:通算平均】
外径22.20㎜ 重量2.21g (累計250枚の平均値)
外径22.75㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜
 重量1.50g (過去の最小値)

 
11月11日
本日は気合で50枚計測。くたびれました。明日から3日間の出張です。今週はこれでおしまいの予定。残っているものはかなり汚いやつ。ス穴も多いです。径はともかく重量はあやしいものもあります。

【本日の結果:通算平均】
外径22.20㎜ 重量2.19g (累計300枚の平均値)
外径22.75㎜ 重量3.40g (過去の最大値)
外径21.45㎜ 
重量1.50g (過去の最小値)
 
11月14日
残りの36枚を計測。以下の通り分析しました。
(4枚は種類が違ったので除外)

四ツ宝俯頭辵のまとめ

外径:平均22.20㎜ 多少ばらつきはみられるものの比較的安定してます。ただし、平均して小さく、みすぼらしい。
重量:平均2.18g 3g以上は稀。軽量銭ばかりです。
色調:淡褐色・茶褐色~こげ茶色でとくに銅替りといえるようなものはなし。茶色いものに上作のものが多かった。
製作:安定はしているが、概して浅字でみすぼらしい。背は浅くすれているものが多い。目だった錯笵は意外になかった。
その他:内径の小さいものと少し大きいものとがあり、初鋳と次鋳の差だと思う。外径が小さいものに次鋳が多い。磁性をわずかに帯びるものはあるが、明確な白銅質や鉄質のものは見られない。密鋳銭らしきものが数枚混入していたが、外径小さく肉厚になるものばかりだった。
(計測に包括)
通頭の形状差があり、俯して見えるものと水平に見えるものがありますが、鋳造段階の崩れによるものかもしれません。また、郭のヤスリがけの関係で広穿になるものと狭穿広郭になるものがあります。
残念ながら23㎜を超えるものや、明確な手替り、母銭、細縁銭などは見つけられませんでした。
俯頭辵の分布
平均重量は2.18g
平均外径は22.2㎜です。

ごく当たり前のことですが、やはり大きいものほど重いという傾向が出ています。
 
 
四ツ宝銭 跳永の大量見聞録 
さて、続いては跳永です。これはもう本当に汚い!おそらく四ツ寶銭の中で一番美銭がないんじゃないかと思います。地が浅いため文字がはっきりしないので、石川氏によって一応分別されていますがもう一度検分も必要です。
俯頭辵での誤入率は1.18%とほぼ皆無に近かったのですが、文字の見づらい跳永ではざっと見ただけですぐに数枚の誤入が見つかりました。それでも基礎的な分類がされていることは大変ありがたいことです。山は700枚。俯頭辵の倍以上です。
跳永(ちょうえい)
俯頭辵と同じ細字系に属します。
寛:やや寛目大きくなります。寛尾はやや内跳ね。
永:横画がすべて右上がりで永尾が湾曲して跳ねます。
通:背中を丸めて小さく縮こまる感じがします。進通気味。
寶:弱々しく足は広く貝は丸みを帯びます。
製作:全体に悪い方。錯笵も多いと思う。銅色は赤茶色~黒褐色。厚肉のものは赤茶のものが多いと思う。磁性のあるものはほとんど無さそうです。
11月19日
仕事はじめ・・・でも、とにかく出来が悪いものばかりです。

【本日の結果:通算平均】

外径22.84㎜ 重量2.54g (累計20枚の平均値)
外径23.15㎜ 重量3.30g (過去の最大値)
外径22.10㎜ 重量2.10g (過去の最小値)
 
11月21日
20枚計測。軽量銭は磨輪のスレ銭でとてもまともなものではありません。

【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.44g (累計40枚の平均値)
外径23.15㎜ 重量3.30g (過去の最大値)
外径22.10㎜ 
重量1.90g (過去の最小値)
 
11月22日
外出前に30枚計測。石川氏からお便りが届いていました。やる気少しUP。ついでにプレッシャーも少々。
ここまで計測していて気づいたことを羅列します。
①磨輪はあるかもしれないが濶縁、細縁の極端な差はない。
②偏輪仕上げが散見され、どちらかといえば
面輪が左側が細くなる方が多い感じ。
③磁性はめったにない。本日までに1枚しか出現していない。
④背郭に製作上の顕著な変化はなし。横郭、長郭とも同じように出現するもズレの類でしょう。
⑤背輪に刔輪や太細の変化もほとんど見られない。
⑥面内径は
18.7㎜前後のものと18.4㎜前後のものがある。内径が小さいものは銭径も小さめ。
跳永は製作がもともと劣り、偏輪もあるから面内径の計測にはいまひとつ自信がありません。直感的には次鋳の方がかなり少ないような感じもするのですが出来が悪いので大きな評価差は与えられないでしょう。
なお、新寛永通宝カタログの参考計測値は以下の通り。内径は少し大きめのような気がします。
外径21.8~23.1㎜ 
内径18.5~19.2㎜
重量 1.9~ 3.3g

【本日の結果:通算平均】
外径22.83㎜ 重量2.47g (累計70枚の平均値)
外径23.20㎜ 重量3.50g (過去の最大値)
外径22.10㎜ 重量1.80g (過去の最小値)
面偏輪(ヤスリ仕上げのミス)
郭内の鋳バリによってヤスリ仕上げがうまくいかなかったもの。若干の型ずれもありますが背と面のずれが同じ方向にずれていますので、ヤスリのミスが大きいと思います。
面偏輪(鋳造時型ズレ)
背は正しい位置におさまっていますのでこれは鋳造時の型ズレですね。普通は片見切りといって背側が浅くなり、面側が深くなるように鋳造するのですが跳永は面背とも浅字で薄作りですのでこんなものが散見されます。
全体的に左の輪が細くなる癖がある気がします。
大様
外径23.2㎜の堂々たる躯体。輪幅も充分でこれが初出クラスだと思います。これでさえ輪に偏りが見られます。跳永の製作は本当に雑ですね。
次鋳
内径18.3㎜の小様銭。外径も22.4㎜と小さい。過大評価はできませんが、案外少なく目立たないので気づきづらいもの。
厚肉
3.5gに迫る大型銭です。3gを超えるもの自体少ないのでこれは隠れた珍品?
薄肉
1.8gしかないペラペラのお金。後天的に磨り減った可能性もあるのですが、文字が読めるのに軽いのは立派。
 
11月23日
帰宅後に30枚計測して100枚到達。3.6gという超重量級が出てきたのですが、密鋳銭かもしれません。内径の小さいものの出現率を調べるため過去100枚の内径をざっと調査。18.7㎜のノギスが内径に入るか否かということをしてみたところ9枚ほどが引っかかった形。つまり出現率は10%程度か。とはいえ計測してみると18.5㎜くらいのものもあるので、このあたりは誤差とか鋳ずれの範囲かもしれません。ついでに磁性も再調査しましたがやはり1枚だけ。これは保存状態なども影響しますので微妙なところでしょうか。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.49g (累計100枚の平均値)
外径23.20㎜ 
重量3.60g (過去の最大値)
外径22.10㎜ 重量1.80g (過去の最小値)
鋳不足?
罹災品かもしれませんが、火をかぶった雰囲気はありません。それとも部分的あぶられてこうなるのかしら?
厚肉
密鋳の風貌もあるのですが意外にも内径はしっかりあります。とりあえず本炉と見ました。
面と背のずれが穿内に段差として現れています。
外径22.6㎜ 内径18.7㎜ 重量3.6g
磨輪小様
外径22.3㎜ 重量1.9gの薄小銭。状態がまともなものとしてはもっとも小さい。
内径18.9㎜
ノギスの当て方の問題もあると思いますので、内径で大騒ぎするべきじゃないでしょう。これはやや内径が大きいと思いますが・・・。
 

11月24日 
25枚計測。最小のもの、最軽量のもの出現。ただし、最小のものは密鋳かもしれません。

【本日の結果:通算平均】
外径22.83㎜ 重量2.48g (累計125枚の平均値)
外径23.20㎜ 
重量3.60g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.70g (過去の最小値)
次鋳磨輪銭?
見た目よりはしっかりとしたつくりで、重さもちゃんとあります。本炉だと思うのですが穿が広めでだらしなく確証が持てません。計測値に自信はないものの内径はかなり小さいことは間違いなし。
外径21.85㎜ 内径18.2㎜ 重量2.5g
 
11月25~26日
計測中に日付変更線を超えました。25枚計測。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.45g (累計150枚の平均値)
外径23.20㎜ 
重量3.60g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.70g (過去の最小値)
 
11月26日
出張前のひととき・・・50枚計測。病気になりそう。磁性のあるものが2枚ありました。これで3枚目の出現。最軽量も出現しましたが多分に焼けスレ銭で画像撮影はカット。明らかな次鋳小様銭と最大様銭も出現。でも手替り出現はありません。


【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.45g (累計200枚の平均値)
外径23.25㎜ 重量3.60g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
次鋳小様銭
意外にしっかりしたつくりです。写しの可能性もあるのですが製作に矛盾はありません。(画像はやや赤く発色してしまいましたがもっと茶色系です。)

外径22.35㎜ 内径18.2㎜ 重量2.5g 
初鋳大様銭
大きいのは気持ちが良いです。
大型のものや製作が良い物は茶色系の色のものが多いでようです。

外径23.25㎜ 内径18.7㎜ 重量2.9g 
 
11月29日
出張から帰宅。25枚計測。とくに変化はないです。面白いものが出てこないと少しがっかりします。


【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.46g (累計225枚の平均値)
外径23.25㎜ 重量3.60g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
11月29日(夜の部)
25枚計測。平均数値の変動は全くなし。磁性があるものが1枚で過去とあわせて4枚。出現率は1.6%とかなり希少ですが評価はできないか?


【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.46g (累計250枚の平均値)
外径23.25㎜ 重量3.60g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
11月30日
35枚計測。磁性があるものがまた2枚。過去とあわせて6枚。特筆すべきことなし。


【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.45g (累計285枚の平均値)
外径23.25㎜ 重量3.60g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月1日
ついに師走です。私は師でもないのに走りマクっています。年内に跳永を終わらせたいのですがとにかく行事だらけで微妙なところです。本日久々に動きがありました。超々大型銭が出現しました。それまでの最重量3.6gを7gもオーバーする4.3gです。
外径も2番目、内径は一番大きいほうだと思います。グラフを見たら3.6g以上の中間記録がなくて突然4.3gにドットが現れます。これだけ大きくても母銭ではありません。

【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.46g (累計300枚の平均値)
外径23.25㎜ 
重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
大型超厚肉銭
一瞬目を疑うほど分厚く、重い・大きい。密鋳銭の貼り合わせ系かと思ったのですがどうも本炉らしい。その証拠に内径が非常に大きく19㎜に迫る大きさです。
かといって断じて母銭ではありません。母銭級の大きさと2枚分の厚さのある特異銭・・・間違いなく珍記録でしょう。重さはダントツです。

外径23.2㎜ 内径18.9㎜ 重量4.3g


※貼り合わせ技法による、改造鉄銭母の可能性もあると思われます。
 
12月3日
風邪をひいて体調最悪。昨日は作業はお休み。その分今朝頑張って50枚計測して350枚突破。目標の700枚の半分は超えました。23.3㎜の最大様が出現。調子に乗って残りの中から大きそうな品15枚を選定しさらに計測。今度は4.3gの最重量も出現しています。意図的に選別したので統計数字に若干影響が出ていますが最後には元に戻るでしょう。

【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.49g (累計365枚の平均値)
外径23.30㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
大型超厚肉銭
外径23.1㎜ 内径18.7㎜ 重量4.3g
重量は4.3gもあります。風貌から密鋳銭かなと思ったのですが、内径は大きいのでどうもこれも本炉の可能性が高いようです。

※貼り合わせ技法による、改造鉄銭母の可能性もあると思われますが、断定できません。

磨輪厚肉銭
外径22.7㎜ 内径18.7㎜ 重量3.6g
磨輪というより偏輪といった感じ。この銭種はこのような感じのものが多く、鋳銭工の癖かもしれません。
3.6gはこの銭種としてはトップクラスの重さです。

大型銭
外径23.3㎜ 内径19.0㎜ 重量2.7g
見た瞬間に、あっ大きいと思いました。毎日見ているとそうなるんですね。内径、外径とも最大クラスです。


合成画像
左右の画像を比べると内径に明らかな差異があることがわかります。

次鋳濶縁銭
外径22.95㎜ 内径18.35㎜ 重量2.7g
比較用サンプルとして掲載。内径は小さいけれど輪幅があり外径は大きめ。上の合成画像で内径差を確認して下さい。案外見つかりません。
 
12月3日(午後の部)
さらに35枚計測し400枚に到達。こうなると意地ですね。小さいものが出ましたがこれは多分に密鋳銭ですね。広穿で内径も小さいです。

【本日の結果:通算平均】

外径22.85㎜ 重量2.48g (累計400枚の平均値)
外径23.30㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月6日 
25枚計測。最大径23.3㎜のものが出現。2枚目です。グラフを見ればお分かりになると思いますが、跳永の大きさはほぼ揃っています。たしかに磨輪はあるのですが、最大分布の23㎜から最大径の23.3㎜まではわずか0.3㎜しかなく、急勾配の傾きで減少しています。これはこの銭の鋳造時に最大径の基準があったに他ならないと思われるのです。つまり基準より大きいと再磨輪されたと思われます。その基準遵守が比較的厳しかったと思われます。外径平均値は11月26日から全く変動してません。

【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.47g (累計425枚の平均値)
外径23.30㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
密鋳?末炉?
外径22.3㎜ 内径18.3㎜ 重量2.0g
雰囲気的には密鋳っぽいのですがこの手のものの断定は難しいですね。外輪のやすりが判別できるとよいのですが・・・。広穿なので写しだと思うのですが・・・。
 
12月13日
7日に計測した記録とあわせ50枚の記録を記載します。ようやく仕事が明日で一段落します。宿題の山は膨大なのですが、出張外出が終わると言うことです。それにしてもずいぶん出歩いてしまいました。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.46g (累計475枚の平均値)
外径23.30㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月15日
25枚計測。あと200枚くらいになりました。平均計測値にほとんど変化が見られなくなっています。

【本日の結果:通算平均】
外径22.85㎜ 重量2.46g (累計500枚の平均値)
外径23.30㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月17日
朝6時から25枚計測。妻は何やってんだか・・・と、うさんくさそう。お前も計測したろか?
磁性があるものが2枚。これで通算8枚。8÷525×100≒1.52% まぁ、こんなものでしょう。隠れた珍品ながら評価はまったくできません。密鋳銭らしいものも1枚。これは内径が小さいからほぼ間違いないと思います。(みずぼらしい焼銭風)

夜間に25枚を追加計測。磁性ありがさらに2枚あった。ただし1枚は鉄錆の影響か?

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.46g (累計550枚の平均値)
外径23.30㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月18~19日
25枚計測。途中で日付が変わりました。磁性があるものがまた2枚。これで通算12枚になりました。ここのところ出現率がアップしてます。平均値は今後ほとんど変化はないと思われます。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.46g (累計575枚の平均値)
外径23.30㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月20日
25枚計測。ようやく600枚に到達。残りはあと100枚足らずです。さて、新種発見も無くほぼ平均値も固定化しつつありますのですが、ここまでのところで異常値と思われるものの扱いをどうするべきか再考の必要があると思います。
まずは重量ですが最重量の
4.3g(2枚出現)が傑出して異常です。この次に重いものは3.6g(2枚出現)しかありませんのでその異常振りが目立ちます。ただ、いずれも内径が大きい(18.7と18.9㎜)ので本炉ではないかと思われます。これは珍銭と言ってよいかもしれません。一方で最小値の1.3gは1枚だけの出現で1.5gも1枚だけの出現。いずれも極端な磨輪と磨耗が認められるためこれは後天的なものの可能性が高いと思います。本炉の最軽量はおそらく1.6gくらいが限界だと思います。
外径については23㎜を境にグラフの右側が急激に落ち込んでいるところを見る限り、銭座における厳格な規格調整があったと思われます。一方、左側はなだらかな曲線を描いていますので、後天的な磨輪を含めた加工品が多数分布していると思われます。
ここにおいても最小値の
21.85㎜はやはり異常値であるいは密鋳なのかもしれません。グラフの傾斜を見る限りは最小値は22.2㎜あたりが違和感のない最小限界値で、それ以外は密鋳銭か後天的な磨輪と考えたほうが良いかもしれません。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.45g (累計600枚の平均値)
外径23.30㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月20日(その2)
大掃除・年賀状書き・・・を今日はするぞ!と考えていたのですがつい、また計測を・・・。心がけに神様がプレゼント。もう絶対に出ないと思っていた最大径がひょっこり出現しました。2番目に軽い1.5gも出現。ただし、大ス穴が開いていたからかもしれませんのでこれは参考値です。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.45g (累計625枚の平均値)
外径23.40㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
大様銭
外径23.4㎜ 内径18.6㎜ 重量2.9g
ノギスの爪のひっかかりが悪く内径計測値には自信なしです。大様銭としましたが明らかに輪幅が広く濶縁の名前を冠したいと思いますが、昨今の濶縁定義に風潮で名づけに自信がありません。
このようなものが終盤まで残っていたなんて奇跡です。
 
12月21日
年賀状がまだ手付かずです。残り100枚を切ってます。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.45g (累計650枚の平均値)
外径23.40㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月22日
出勤前に25枚計測。ラストスパートです。計測値は動きません。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.45g (累計675枚の平均値)
外径23.40㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値)
 
12月22日(その2)
帰宅後に16枚計測して終了。

【本日の結果:通算平均】
外径22.84㎜ 重量2.44g (累計691枚の平均値)
外径23.40㎜ 重量4.30g (過去の最大値)
外径21.85㎜ 重量1.30g (過去の最小値) 磁性があるもの12枚(出現率1.74%)
 
四ツ寶跳永のまとめ
外径:平均22.84㎜ 大きさは安定していて23.2㎜以上のものは少ない。小さいほうは後天的磨輪が考えられるが22㎜以下は稀。
重量:平均2.44g こちらも比較的ばらつきは少ない。3.5g以上は稀だが4g超過が2枚も出現したのには驚いた。軽量は1.3gも出現したが後天的な磨耗だと思われる。軽量の限界値は1.5~1.6gあたりだと思う。
色調:赤茶~黒褐色が多く、赤茶のものは比較的製作が良いように思われる。
その他:偏輪になっているものが多く、向かって左下の輪が細くなる傾向が強い。これは座の職人の癖なのかもしれない。質の悪い悪銭には違いないが、思ったより製作は安定していた。磁性のあるものは少ないが見た目ではわからない。
内径の小さいもの・・・たぶん次鋳に該当するものも存在するが、内径計測に苦労する製作であり、具体的な存在比率は不明だが、かなり少ないと思われる。
 
 
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