貨幣クローズアップは書信出版(株)の収集に2003年11月号から巻頭掲載されているシリーズで、富夲銭に始まり2004年3月号からは寛永通寶の美しいグラビア写真を中心に据えて連載されています。
穴銭の収集には昔から拓本という技法が中心で、これはこれでなかなか優れた技法なのですが、銅色や肌の感じを正確に伝えることはできません。その点写真は拓本で表現できなかったことを見事に再現して見せてくれます。
もちろんここまで出来るようになったのも、画像処理技術の進展があったことに他なりません。いずれこのようなものが製本され世に出るかもしれませんが、製本コスト面の問題などもあって果たしていつになるのでしょうか・・・。印刷はいつかは色あせ、またこのような名シリーズの存在も時間の経過とともに忘れ去られてしまうかもしれません。ここにそのシリーズを保存したのも、寛永通寶の名品画像の数々を後世にお伝えしたい・・・という私の勝手な想いからです。そのため余計なコメントなどをつけずにそのまま保存してあります。もちろん、このシリーズをはじめ古銭に関する最新情報を得るには、月刊収集を購読するのが最善の手段であることを付記させて頂きます。(転載をお許し戴いた書信館出版様、どうもありがとうございます。) |