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秘 宝 館 (永遠の女神たち)
 
たとえ目の前にあっても所詮は高嶺の花、指をくわえて見送るだけのものたちもたくさんいました。それどころか未だに見ることもかなわないもの、存在の噂を聞くだけのものもあります。いつかは自分のものにしたい・・・そのために一生懸命働いて、宝くじを買って当たることを祈り・・・、と夢想して止まないあこがれの女神たちの世界にご案内します。
(見る機会のないものばかりで引用資料ばかりです。問題あればすぐに記事削除をしますのでご容赦下さい。)


→ 島屋文
島屋文細縁(広文細縁) 
寛永銭コレクターの垂涎の的。拓図からもその美しさが伝わってきます。絶対的な珍品中の珍品とあって滅多に目にふれることもありませんでした。最近、ちらほら市場に出てくるようになりましたがとにかく高嶺の花で、左図のような完品はまだ目にしていません。私が実見した限り島屋文細縁は細縁になるだけでなく文字も大きく、材質や仕上げも異なるようです。母銭を磨輪加工したものあるいは稟議銭などの特殊なもののように思えました。
背広文にならない通常の島屋文の細縁タイプ(狭文細縁)が新寛永通寶図会で紹介されており、さらに少ないようです。
(穴銭入門 寛永通宝 新寛永銭の部から借拓)
島屋文広文
島屋文で背文の横引きの長いもの。この存在について私は新寛永通寶図会が世に出るまで知りませんでした。この細縁銭が従来の島屋文細縁です。(細縁銭は背狭文になるものがより希少で、細縁ではない島屋文銭は背広文が希少になります。)

(衆仙嗣輯から借拓したものをさらに借拓)
島屋文無背細縁
島屋文無背の細縁銭です。これも何度か市場で見かける機会はありましたが、手を出すこともできませんでした。出るのはため息ばかりです。
(穴銭入門 寛永通宝 新寛永銭の部から借拓)

文銭の大型銭
私の所有品の記録は外径25.7oですが内径は通常サイズです。内径の大きな大型銭は非常に少ないと思われます。26o超は九州方面で見つかったとの噂を聞きました。あるいは原母銭クラスかもしれません。
(左:収集2003年1月号から 右:珍銭レポートNo.3から 借拓)

→ 細縁銭と濶縁銭

→ 退点文の超大型銭(廃棄母銭)
白銅色の中字背文、退点文(拓図省略)
中字、退点文の純白に近いものは見たことがありません。完璧に近いものを見てみたいなぁと思います。存在しないかもしれませんが・・・。
細字背大文
これは超有名な現存一品もの。現在は日銀の所蔵です。当然あきらめるべき存在なのですが、類似品の勇文の選り出し例もあることから、いつかは私も・・・と、夢想する毎日です。

(穴銭入門 寛永通宝 新寛永の部から借拓)


→ 細字背勇文
細字背勇文
名古屋の矢川氏が雑銭から撰り出したという伝説の勇文です。ネット上では本邦初公開なのではないでしょうか?とにかく背文が巨大です。また、永字が端整で直柱永気味なことなど細かい違いがあります。内径も大きいそうですのでごく初期に試作的に流通したものなのかもしれません。
現存一品なのですが、一種確定としても良いと思いますね。投稿者の方、そして所有者の矢川様、ありがとうございます。
寛文期亀戸銭中字大様銭
外径25.7〜8o 内径20.6o 重量4.6g
(九州のK氏の蔵品)
直径、重量、背郭や銅質から見ても特別製の風格が漂います。仕上げられていませんが母銭以上のもので、手本銭というべき存在。文銭の錫母の存在は議論が分かれるところでしょうが、案外このようなものが錫母代わりになっていたなんてこともありえそうです。錫成分は高そうですが、雰囲気的にはかなり硬そうですね。耐磨耗という点では良さそうですが・・・。
四ツ寶御用銭の類
これは稟議銭の類であると思われます。私は姿のかけらも見た事がありません。収集の対象外としてあきらめるべき存在なのでしょう・・・。
掲示の彫母銭のほかに幻足寛大字、幻足寛大小字、幻足寛短寶などがあります。
余談になりますが、これらの貴重品を見たいがために北海道の方泉處まで訪ねたことがあります。ところが方泉處は10日ほど前に廃館が決まり、閉鎖されたとの報。職員にも直前まで知らされていなかったようでした。わざわざ旅行のコースまで変えて行ったのに・・・。思えばそれがラストチャンスだったのでしょうかね。
(穴銭入門 寛永通宝 新寛永銭の部から借拓)
→ 幻足寛
享保期御用銭
大きくていかにも特別なお金といった風情です。このお金が最近オークション市場にときおり現れています。でも手に入りません、買えません。大きさから見て、特別なお金という印象ですが、特別な仕上げがされている訳ではなく、普通銭の特大サイズといった印象です。銅色も黄色っぽくて何か異質の感じがします。
(平成16年オークションネットWカタログより)
→ 貨幣クローズアップ
→ 享保期難波銭

仙台御用銭
素晴らしいのひとこと、カラーで見られるとは思いませんでした。収集誌の表紙を飾った名品です。同誌を定期購読していて本当に良かったと思います。仙台御用銭という名称は、正式なものではないそうですが、立派な容貌からいつのまにか広まった名前のようです。
(収集誌2004年4月号から)
正徳御用銭の大様(写真左)
俗称、日光御用銭。中様はときおり市場で見かけることはありますが、大様はまず出てきません。一説によると原母銭であるといいます。なお、正徳御用銭には銅色が違うものもあるとの記述を見ますが、実態が判りません。
(収集誌2004年3月号から)

正徳御用銭の小様(写真右)
俗称、日光御用銭の子銭式(通用銭式)。普通は母銭のほうが通用銭より貴重なのですが御用銭類は逆です。おそらく試作品なのでしょう。背郭はたしかに通用銭ですが、面側の仕上がり・・・とくに郭の出来は素晴らしいと思います。
(収集誌2004年3月号から)
→ 正徳期御用銭
正徳大字背佐母銭(稟議銭)
平成25年のオークションネットに突如出現した大珍品。正徳佐の通常母銭として出品されていました。
これに気づいたのは2名だけ。私は当然のように見逃していました。書体の微妙な違いを感じて下さい。(寛冠・寛目・寶冠・寶後足が大きい)
しかし、このようなものがあるということは通用銭がひょっこり出てきたりして・・・。
参考)天明期佐渡銭 稟議銭背佐
稟議銭です。鉄銭が当たり前の時代に銅銭を鋳造する計画があったのでしょうか?
(平成17年銀座コインオークションカタログより)
正徳期佐渡銭の稟議銭類
大字背佐(拓左)、小字背佐(拓右)、小字背佐刮去の存在が伝えられますが、見ることもできない珍品です。
(穴銭入門 寛永通宝 新寛永銭の部から借拓)


元文期佐渡銭の無背(拓図省略)
新寛永拓影集に通用銭が4位として掲載され、新寛永通寶図会には母銭が掲載されていますが通用銭の存在は否定されています。私もそれらしきものは持っておりますが、確定できません。はたして存在するのかしないのか・・・。
正徳期佐渡稟議銭 小字無背(あるいは刮去)
U氏からの投稿画像です。廃棄銭ですから銭全体に歪みがありますが、書体は上掲小字銭とほぼ同じです。濶縁ぶりが個性を主張しています。旧譜には刮去とありましたが、画像では分かりませんのでとりあえず見たまま無背と標記しました。このような品物が画像として公開されるのはおそらくはじめてでしょう。ご投稿有り難うございます。
正徳期佐渡銭の白銅質
新寛永拓影集では撰銭で拾えることも・・・などといううれしい記述がありますが、新寛永通寶図会では未掲載です。いつか発見したい、私にとって憧れの一品です。
写真は平成9年の江戸コインオークションから。これは母銭だそうですが、通用銭の色合いも想像できます。(トリミング技術の関係で銭形がいびつになっています。)
元文期伏見手破寛
ありそうでないものの筆頭格かもしれません。小さな変化なのですが
出会えません。かつて入札誌に一度だけ現れたことがありました。ヒビ入りでしたが落手はなりませんでした。
(穴銭入門 寛永通宝 新寛永銭の部から借拓)

コインの散歩道の作者(しらかわ)さんから
伏見手破寛の写真が送付されてきました。しかも貴重なものとは知らずに手に入れ、本体はまだ持っていないだと〜!うらやましすぎるぞ。

         → コインの散歩道 へのリンク
         → 元文期伏見手
猿江銭 俯頭通(母銭)
沼津市の兼子氏が発見し、収集誌の表紙を飾った現存一品もの。雑銭界の王者ですね。よくぞ気づいたものと感心しました。また、猿江銭には濶縁背広郭の珍品もあると随所に記述がありますが、いったいどんなものなのでしょうか?(収集97年3月号表紙より)
→ 元禄期猿江銭
元文期十万坪銭含二水永の純白銅銭(拓図省略)
これもなんとかなりそうな品なのですが、未だに出会えません。はたして佐渡含二水永の白銅銭とどう違うのか興味津々です。
小梅手俯永縮字
板井哲也氏が発見、発表された新種で、現存2品とか・・・。小梅手の俯永の亜種とはブランド的にも申し分なくこれは寛永通寶収集家にとって夢のようなお話です。
(新寛永通寶図会から借拓)
→ 元文期小梅手俯永
小梅手
本体銭とされながら、存在が稀という希少銭種です。現存数は島屋文以下です。存在の少なさに対してその風貌は非常に地味です。ここ数年の入札やオークションにも姿を現したことがない・・・と思います。(平成17年の銀座コインオークションに出ました!)鉄銭がメインであって、銅銭はごく少数試作されたのではないでしょうか?
(穴銭入門 寛永通宝 新寛永銭の部から借拓)
白目大字(拓は母銭)
まさに幻の寛永通寶です。文字も大きく、材質ともども独特で究極の逸品でしょう。この大珍品が江戸コインオークションに出品されました。古拓の方が刔輪気味に見えます。
白目には中字の輪玉刻印もありこれも珍銭です。
(左:穴銭入門 寛永通宝 新寛永銭の部から 下:平成16年江戸コインオークションカタログから)
→ 元文期平野新田(白目)銭

虎の尾寛小字赤銅銭(拓図省略)
このコラムに書くべきのものなのか迷うところですが、私は未だに気に入ったものが見つけられないのです。新寛永通寶図会では1000円の評価なのにです。(密鋳銭の可能性がある出来の悪いものは2枚ほどあります。)
小名木川銭背川
稟議銭とされています。本来の通用銭は鉄銭なのですから、私の収集範囲の外・・・ということになるのですが、昔から気になっています。機会あれば購入・・・と、行きたいのですが非常に高額で手が出ません。それにほとんど市場に出てきません。
(平成15年銀座コインオークションカタログより)
長尾寛肥字(母銭)
こちらは背21波の絶対的な珍品です。しかも写真は母銭だそうです。すごいなぁ。
(収集99年新年号表紙より)

→ 明和期21波
短尾寛方冠寛(母銭) 
大きい!これはすごい珍品です。出品価格も半端ではありませんでしたが・・・。誰も落札しなかったようですが原品はいずこでしょうか。
(平成12年銀座コインオークションの出品)
短尾寛方冠寛(通用銭) 
2006年10月に投稿された写真です。現段階ではまだ評価は定まっていませんが、おそらく新発見の大珍品です。分かりやすい特徴は永点が正しい位置におさまることと、寶尓の点が正しく下開きになっていることです。発見者は I氏で、退点文の超大型銭の投稿も頂いています。

→ 短尾寛方冠寶通用銭の発見
→ 退点文の超大型銭(廃棄母銭)
明和期俯永面背刔輪(通用銭)
故大島延泉氏が貨幣誌上に昭和11年に発表したもの。背が削波でなく完全に刔輪になっています。母子とも存在するのですが後作説があり、私も一時期この欄から削除してしまいましたが、名誉復権の掲載です。
もう一枚同じものを掘り出せれば世紀の大発見間違いなし。四文銭類は案外新発見の宝庫なのかもしれません。
※下の画像と背郭の形状が一致しています。兄弟?それとも・・・?
私の藩札収集研究の渡邉氏から投稿画像
明和期俯永面背刔輪(通用銭)
渡邉氏が入手しそこなった・・・という明和期俯永面背刔輪の撮影画像です。制作日記に記事掲載をしたらすぐにご投稿下さいました。画像より原品のほうがきれいだそうです。
サイズは寛永方向で以下の通りだそうです。
27.92o 21.34o 22.29o 1.06o、4.0g
(外径 面内径 背内径 厚さ 重量)

※仙台のH氏から原品を見せて頂きました。真正品間違いなしです。
明和期離用通面刔輪背削波(母銭)
これも渡邉氏からの投稿画像です。
ほれぼれするほどのシャープな文字の切れ。小市民の私にとってはたとえ入手の機会があっても絶対手の出ない雲の上の存在でしょう。北海道のあるコレクターの収蔵品だそうです。
→ 幻の寛永通寶
※北海道で原品を見せて頂きました。すごいの一言です。
明和期大字(母銭)
文政大字の獲得に一喜一憂してしまう小市民にとって、雲の上の存在です。通用銭は現存一品もの。
(貨幣 第42巻第5号別冊 日本貨幣協会例会500回記念愛泉譜 より借拓)
明和期離用通面刔輪背削波
オークションに出るまで、こんな銭貨の存在は忘れていました。よくぞ発見されたものと感心しています。
(平成15年オークションネットU出品)
明和期離用通面刔輪背削波
九州在住のH氏が手持ち品の中から発見したという逸品です。生拓本を頂戴しました。
→ 幻の寛永通寶
文政小字の白銅色銭?
断定はできませんが、明和でも安政でもありません。銭径は明和期なみに大きく銅色は良く見る文政ではありません。それでも制作の特徴は文政なのです。
白銅色の文政期小字の次鋳銭の存在は新寛永通寶図会に説明が少しあるだけですが、もしかしてこれが該当品なのかもしれません。

※おそらく画像では本邦初公開でしょう。鳳凰山さん、ありがとうございました。
安政期大字・正字・離用通
これも存在のみ、銭譜で知るだけです。銭譜にはありませんが大頭通もあるのでしょう。正字小頭通など種類も多いのですが手が出ませんし、見ることも難しい・・・。
(穴銭入門 寛永通宝 新寛永の部から借拓)

安政小字背一直波刔輪
目下、この選り出しを狙っています。できれば真鍮銭を拾いたいのですが贅沢な夢でしょうか?
(拓図省略)

文久様 大頭通手
最近また姿を見かけましたがすっかり値段が高くなっていました。
(平成8年江戸コインオークション出品)

→ 文久様
文久様 縮字手
こちらは姿を見たことすらありません。こんなもの本当にあるのでしょうか?
(穴銭入門 寛永通宝 新寛永の部から借拓)
文久様 離用通手鋳浚原母銭
これもすごい!こんなものがこの世に存在するとははじめて聞きました。はたして私が会場にたどり着くまで残っているのでしょうか?お買い得です。絶対に買えない金額ではありません。でも絶対に買えません。
(平成16年8月CCF下町古泉会出品)
※見てきました!特別なもの・・・といった存在です。鋳浚痕が生々しかった。
万延期巨字背小郭
万延期とされていますが謎の多い銭貨です。鉄銭や母銭に興味があまりわかない私でもとても魅力を感じる名品です。
※贋作説あり・・・鷲田寶泉舎
(平成15年銀座コインオークションカタログより)
安南寛永の珍背文
たかが安南寛永・・・なのですが、このくらい愉快な背文はありません。ルールはないに等しい状態ですので、新発見のオンパレード。当然ながら分類名、分類法とも一定せしていません。価格的にはもしかすると私でも手の届くところにあるのでしょうが、おそらく一生に一度会えるかどうかの存在だと思います。
(92年収集3月号 穴銭入門より)

→ 外国摸鋳銭の類
→ 島銭 寛永通寶背左文横書
古寛永の初期不知銭(私鋳銭)類など
おそらく銭譜の拓本以外一生会えないものと思っていましたが、ここのところオークションでぽつぽつと見かけるようになりました。もちろん競りに参加なんかできませんが、下見だけはさせて頂いています。いったいどなたにお嫁入りしたのでしょうか・・・。
初期不知銭(私鋳銭) 永楽手
永楽通寶の改造鐚といった方が良いかもしれません。
(平成9年江戸コインオークションの出品)
初期不知銭(私鋳銭) 太平手
手にとって見せてもらいましたが、ぽってりとしていて手擦れ感があるのが、伝世品を物語っていました。
(平成14年銀座コインオークションの出品)

→ 古寛永初期不知銭
初期不知銭(私鋳銭) 二水大寶
書体が島銭みたいです。うすっぺらで状態もあまりよくないようなんですが、もう会えないと思うと・・・
(平成16年5月 オークションネットの出品)
初期不知銭 魚尾寶
大きいです。立派です。お嫁に行ってもきっとかわいがられていると思います。
(平成16年5月 オークションネットの出品)
初期不知銭 狭穿大字
妹分の狭穿は私のところにもいるのですが、ちょっと違うだけで手の届かない存在になってしまいます。
(平成16年5月 オークションネットの出品)
元和手銀銭
全番号揃いが売りに出されたこともありました。値段も書いてなかったように記憶しています。(覚えられない金額だったのかもしれません。)お金があれば絶対買いでしたよね、あればね・・・。
(写真は平成9年江戸コインオークションの出品)
初期不知銭(私鋳銭) 開元手 現存一品、国立博物館収蔵のみではなかったのか???)
平成16年銀座コインオークションにこれが出品された。絶対下見するぞ!さわるぞ!匂いもかぐぞ!!
それにしてもよく出てきたものだと思います。どこに嫁入りしてしまうのでしょうか?
※無事お嫁入りしました。もう会えないのでしょう・・・。
初期不知銭 志津磨大字
平永はときおり見かけますが本体は珍品です。ある意味で古寛永の王様と言っても良いと思います。それだけ堂々とした書体です。
(平成12年銀座コインオークション出品)
初期不知銭 異寛小永
こちらは初期不知銭の中では市場出現頻度がやや高いと思われます。それにしても奇抜な書体で、人気は絶大です。
(平成12年銀座コインオークション出品)
坂本銭 大濶縁の類
跳永の大濶縁は有名ですが高頭通の大濶縁もかなりの珍品です。
左:収集誌 穴銭入門から
右:下町古泉会第20号入札出品から


→ 古寛永基礎分類譜 坂本銭
→ 特別展示室(2)
純白の岡山小字
文献上での記載を見ました。欲しい!見たい! → 岡山小字白銅質

絵銭寛永通宝の類
二字寛永仙台左駒 寛永仙台右駒 澤潟寛永 寛永背双馬 蓑笠寛永 寛永背遊行念仏
本当は収集の脇役でしかなかったのですが、打印銭や紋切銭など種類も多彩で楽しく味のある顔のものが多くて最近はつい触手が伸びてしまいます。ところがこれがなかなか市場に出てこない。しかも高いときたもんだ!たかが絵銭・・・のはずなのに。蓑笠寛永や寛永背双馬、澤潟寛永などは母銭なのでしょうがほれぼれするような容姿です。
(日本の絵銭より転載)
不知銭の天保銭類
広穿大字 ,奇天 濶天保 細字反郭
天保銭収集をはじめて俯頭通を入手したとき、天保泉譜に並ぶこのオリジナル書体の天保銭群に強い憧れを持ったものでした。それから十数年後に偶然張点保を掘り出してその熱は頂点に達しました。現在は天保銭収集については半休止状態ですが、これらの天保銭に対しては依然憧れています。
(天保泉譜より)
→ 掘り出し物の記憶
→ 天保銭の小部屋 不知銭
→ 奇品館へのリンク 
  
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